【地方創生 番外編④】売上80万円が、4,000円になった日。シーサー班が向き合う、絶滅寸前の伝統野菜
◆ 8月12日まで、あと2週間余り
決戦の日まで、あと17日
多くの班が、自分たちの資源を絞り込む段階に入っています。
その中で、今、最もドラマが動いているのがエイサー班です。
7月23日、彼らは「ミーティング」において、これまで追いかけてきた候補を突き合わせ、厳しい現実と向き合っていました。

◆ 「関わらなくていい」相手と、「関わらずにいられない」相手
シーサー班が追っていた候補は、3つありました。
首里織は、設立50周年。後継者育成カリキュラムはすでに確立し、「首里染織館suikara」での情報発信も自律的に行えています。
正直に言えば、外部の支援を、あまり必要としていません。
紅型・人力車は、ヒアリングが完了していません。担当者の多忙もあり、進捗が滞ったままです。
そして、鏡水大根。
戦前から続く伝統野菜。素材としての魅力は高く、商標登録という強みもあります。
しかし。

生産者は、90代の、たった2名。
かつて80万円あった売上は、今、4,000円にまで落ち込んでいます。
◆ 美しい空論では、済まされない
私はこの数字を見て、思いました。
「面白い」と「関わり続けられる」は、まったく別の話です。
鏡水大根には、確かに物語があります。12月に食事イベントを開催するというアイデアも、悪くありません。
しかし問題は、そこではないのです。
8月12日、発表を終えたその先も、この班は鏡水大根と関わり続ける覚悟があるかです。
生産者は90歳を超えます。時間は、待ってくれません。半年の研修が終わった後、この伝統野菜がどうなっていくのか。その問いから、彼らは逃げられません。

美しい企画書を作ることは、もうゴールではありません。
長く関わり続ける覚悟があるか。
その一点が、問われています。
◆ 絞り込みへ。次なる一歩は、現場へ
シーサー班は今、状況を整理し、「鏡水大根」か「紅型」か、いずれかに資源を絞り込まなればいけません。

次の一歩は、決まっています。
メインの生産者への、直接訪問ヒアリングです。
数字やデータでは見えない何かが、現場には必ずあります。シーサー班が、その現場で何を見て、何を選び取るのか。
まだ、何も決まっていません。
90歳代の生産者の畑に、彼らが向かう日は近づいています。
その先でシーサー班が見るものを、私も一緒に見届けたいと思います。
本日もお読みいただきありがとうございます。
スキ・フォローをいただけると、励みになります。
📎合わせて読みたい
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップはクリエイターとしての学びに使わせていただきます! 