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《惹かれたのに、選べなかった》...大人ギフテッドを見て見ぬフリをしていた1年間...

※今回のエッセイは恋愛要素が高めなので、興味がない方はスキップしてくださいませ🐥💦

📌前回のエピソードはこちら


夫と出会う前は「らしさ」を演じていた私

夫と付き合う前、当時の私には、10年にわたる不倫関係のパートナーという存在がいた。
あの頃の私は、彼の前で偽りの“自分らしさ”を演じ続けていた。

それが限界に近づいていた…
何かしらの変化を求めていた。

当時のパートナーのことは、確かに愛していた。
でも、本当の自分は出し切れていなかった。
彼といる自分を、どこかで演じていた。

「そろそろ、次のステップに進まなきゃ」
「この安定化された関係から抜け出さないと、
私のキャリアが崩れてしまうかもしれない。」

そんな焦りと不安を抱えていた頃、私は今の夫に出会った。


紫のオーラをまとった人

彼は、静かで気品を感じさせる人だった。
でも、そのまなざしはまっすぐで、
どこか「紫色のオーラ」を
まとっているようなそんな不思議な存在感があった。

初めて彼と話したときのことを、私は今でも思い出せる。耳元でさりげなく....

「とても素敵なお召し物でいらっしゃいますが、当館内では過去に盗難が多々ありましたので、ロッカーの施錠🔒はお忘れなく」

と囁かれたあの瞬間。
その言葉の選び方に、正直驚いた。

こんな場所に、(←施設の方、申し訳ないです🙇‍♀️)こんな教養のある人がいるなんて。
そう思ったと同時に、どこかで彼に惹かれていた。

彼は私がプライベートで通っていた会員制施設のコンシェルジュだった。
誠実に働き、目の前のことを丁寧にこなす人だった。

でもその頃の私は、

「今の彼の地位では、私の目指す場所には届かない」
「今の私には、選べない」

そんなふうに彼を見て、天秤にかけてしまっていた。
現実と理想のはざまで、私は彼を選ばなかった。


「都合のいい関係」にすがっていた私

10年間続いていたパートナーとの不倫関係は、社会的地位も、経済的安定もある相手とのものだった。

年齢は20歳以上離れていたが、共通の趣味も多く、フットワークも軽くて、私の世界を広げてくれる存在だった。

だけどそれ以上に、私にとって都合のいい存在だった。

深入りしない関係。
お互いの生活には干渉せず、距離を保てる関係。

キャリアを積むことに必死で、恋愛感情に振り回されることを避けていた当時の私にとっては、彼との関係が心地よくもあり、でも、どこか虚しかった。

そのバランスに私は甘えていた。
というより、その虚しさを、仕事で埋めようとしていたのかもしれない。


怖かった、本当の距離

一方、彼は違った。
感情が透明で、心の距離を詰めるのがとても上手い人だった。

その“近さ”が、怖かった。

「触れたら壊れてしまいそう」
「自分も、彼も」

そんな感覚が、私の心にブレーキをかけた。


隠そうとしていた、仮面の下の「臆病な女」

彼が私に好意を抱いていることには、うすうす気づいていた。
けれど私は、彼との距離を保つことに必死だった。

心では、彼との共通点を探していた。
スーパーカーやアメ車、ゴルフ談義・・・
彼との会話を続けたい気持ちを、無理やり封じ込めていた。

「あの頃の🐥は、高嶺の花みたいだった」

当時の私のことを夫が後からそう言ったとき、胸が詰まった。

私は、花なんかじゃなかった。

ただ、守るべきものを優先しただけ。
本当は、自分勝手で臆病な女だった。


惹かれても、選ばないことがある

人は、愛していても選ばないことがある。
惹かれていても、距離をとることがある。

それは矛盾でも過ちでもなく、
そのときの自分が「生き延びるために選んだこと」だった。

「守るべきものがある人ほど、選ばない強さを持つ」

夫と付き合い始めた頃、彼がふと口にした言葉。
私は、その一言に泣きそうになった。

きっとそれは、私の当時の気持ちを肯定しながら、
“選ばれなかった彼🐻”自身を守るための、優しい暗示でもあったのかもしれない。


惹き寄せられた、ふたり

年月が過ぎ、1年過ぎたころ、私は再び彼🐻と出会った。
彼と再会した瞬間、私は彼の魅力にまた惹かれてしまった。

どんな会話をしたのか全く覚えていない。
でも、2時間ノンストップで話が止まらなかったことだけは、鮮明に残っている。

そしてその3日後、私は人生で初めて、男性(彼🐻)をデートに誘った。

お酒も飲まず、コーヒーを片手に、6時間....。

私たちは、1年間の距離を埋めるように、人生観やこれまでの道のりを語り合った。


気づいたのは、彼が“ギフテッド”だったこと

その日の会話のなかで、私はひとつの確信を得た。
彼の魅力のひとつは、「ギフテッド」としての特性だったこと。

当時、彼自身はその自覚がなかったけれど、
その賢さ、感受性、感性の鋭さ、
まるで、"神から授かったようなもの"を持っていた。

だからこそ、私たちの物語は、そこから始まったのかもしれない。


あのタイミングがすべてをつなげた

振り返ると、夫との最初の会話も、
連絡先を交換することになったあの些細なやり取りも。何もなかったように見えて、全部がつながっていた気がする。

ほんの数週間違っていたら、
私たちは出会っていなかったかもしれない。

あのタイミングで出会ったからこそ、
一度すれ違い、まためぐり逢うことができた。

そう思えるほど、いくつもの偶然が私の中では“運命”に変わっている。

そして今は、「放置していた1年間」を埋めるように、夫🐻との日々を最優先にして過ごしている。


いつか、夫に伝えたいこと

私はまだ、このnoteで書き述べている当時の私が抱いていたホンネを夫に伝えられていない。

彼はいま、自分の人生を再構築するステージにいて、まっすぐ前を向いているから。

だからこそ、彼の心の準備が整ったときに、
いつかこの過去のエピソードを「物語」ではなく「感謝のきもち」として伝えたいと思っている。

彼が、私の心に光を灯してくれたこと。


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いつも夫は「クロワッサンの匂いがいちばんの癒し」と言っています。執筆をそっと応援してくださる方からのチップ💚で、今日も夫に一つ、おいしいご褒美🥐を届けられたらうれしいです。




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