ギフテッドと暮らす妻の記録|“整いすぎた天才”の素顔と弱点(Prologue:第2/3章)
第2章|彼の光と影(+編・−編)
📍前編(Prologue:第1/3章)はこちら↓↓↓
プラスの輝きと、その裏にある背景 ✨
彼の“整った能力”に圧倒される瞬間がある。
言葉の選び方ひとつ、沈黙の使い方、空気を読む力。
まるで、“場”そのものを計算して動いているような完成度。
だけど、それは“生きづらさ”と紙一重でもあると感じる。
たとえば・・・
食卓で何気なく職場の話をしていたとき、彼は黙ってこちらを見つめたまま、突然キーボードを叩き始めた。
3分後、私の上司宛のメールの下書きが、画面に現れた。
私は一言もお願いしていない。むしろ、愚痴を聞いてほしかっただけだった。それなのに、私の口調や言葉の端々から、彼は“私が伝えたいこと”を察して先回りしていた。
「それ、伝えたかったことでしょ?」
そうでも言いたげな顔😎で、彼はこちらを見る。
マイナス面に潜む理由 🌓
たとえば、片づけが苦手な彼。
「秩序」と「混沌」のバランスを、常に自分の中で調整しているような不安定さ。
マルチタスクが苦手なことも、感覚や集中力の“深さ”ゆえに
他が遮断されるような瞬間があるからかもしれない。
彼は、誰かの怒りや落ち込みに対して、まるで自分が責められているかのように反応する。
凡人が感じ取る以上のセンサーが働き、
人々の感情の重みをきっと彼は、からだ全体で受け取ってしまうのだろう。
察しが良いが故に、相手の考えや感情まで彼自身に襲いかかる。
そうしてセンサーで感知した情報から、
身の回りの人のために貢献しようと彼は“演者”となって振る舞う。
その後、ふと1人になった瞬間に、仮面を外した本当の素顔があらわれる。
しかしそこには、どこか暗い影が見える。
“人間らしさ”を受け入れる 🌿
完璧に見えて、意外と「ズレている」彼。
だけど私は、そこに強く惹かれた。
彼の影もまた、私にとっては“魅力”だった。
ここでいくつか、彼の『ギフテッド行動あるある』をあげていく。
もしあなたのまわりにも「この人、ちょっと違うな」と思う誰かがいたら
思い当たる節があるかもしれません。
気になることがあると…
自分が納得するまで徹底的に調べる。
食卓でご飯を食べていようが、ベッドに入っていようが、会話の途中だろうが、タイミングは関係ない。
「今、答えを知りたい」という衝動がすべてを上回る。
変化を好まない
日々、脳内センサーが常に働いている。
だからこそ刺激の多い変化は避け、同じことを繰り返すことで安定を得ている。
冒険は、彼にとって必要ではない。
人混みが苦手
外出から帰ると、とにかく寝る。
無言で、電源が落ちたように。
それが彼のエネルギーチャージのかたち。
帰宅したら即シャワー
外気に触れたその瞬間から、「何か」が身体にまとわりついている感覚になるらしい。
帰宅→風呂場へ直行。
それが彼のルーティン。
甘いものが大好き
深夜、いきなり起きてあんぱんをかじる。
そして、またすぐ寝る。
まるで冬眠前のクマのようだ。
自己解決してから~突如の告白
これに関しては、いくつか思い出深いエピソードがある。
1)ドライブ中、ウィンドウからの指令
車を走らせているとき、突然、彼が助手席の窓を下ろして「今だよっ!」と叫ぶ。
窓の外を見ると、そこには彼のお母さんが立っていた。
どうやら「書類を渡して」との合図らしい。
……でも私は、どこで、どうやって渡すかなんて何も聞いていなかった。
「渡すって言ったじゃん」
彼の中では、“伝えた=すべて伝わってる前提”で世界が進んでいる。
2)4回目のデート
付き合ってまだ2週間ほど経った頃、4回目のデート。
彼の家で過ごしていたある日。
ベッドに寝転がる彼に近づいたそのとき、彼がパチッと目を開き、こう言った。
「結婚しよう。」
私はスエット姿、彼はパンツ一丁。しかもベッドの上で。
ロマンチックの“ロ”の字もない。
思わず私はこう言った。
「私は結婚しないよ」
次回|ギフテッドにギフテッドを語らせる
その本音があらわになる瞬間を、記録していきます。
コメント💬で「こんなエピソードある?」などのご質問も受け付けております。

