【ピアノ】回想 息子とピアノのはじまり
私自身は、ピアノを習った経験はない。
しかし、中学時代に音楽に関する部活動に入り、クラシック音楽、特にピアノが大好きになった。
それ以来、独学で細々と練習している。
息子にはピアノをやってほしい。
音楽に触れてほしい。
私にとって、それは当然の願いだった。
息子が1歳を過ぎてからリトミック教室に通った。
その息子が4歳になった時、ピアノを習わせたいと本格的に思い始めた。
私にとって、環境はベストとはいかなかった
我が家にあるのは電子ピアノだ。
住宅環境の事情で、アコースティックピアノは置けない。そのためだけの引っ越しもできない。
当初から、電子ピアノとアコースティックピアノは違うこともわかっていたつもりだ。
それでも、まずは息子にピアノを弾く経験をしてほしいと思った。
プロになってほしいわけではなく、ただただピアノや音楽に触れてほしかった。
だから、環境を理由にピアノを諦めるつもりはなかった。
場所は少し遠かったが、練習環境が電子ピアノでもOK、マンツーマンでお手頃なレッスン料のお教室があった。
体験に行くと、30分のレッスンを楽しんだ息子。
「やってみたい?」と聞くと「やりたい!」と息子も乗り気になって、始めることとなった。
そうは言ってもまだ4歳
最初の数回、レッスンの途中に飽きてダラダラする瞬間があった。
先生は小さな子供に慣れていて、とても優しく教えてくれた。
しかし、帰宅の道で私は「ピアノ以前に、師匠から習うのだからビシッとしなさい」といった話を、数か月ほど息子に繰り返した。
ピアノを習わせたい反面、これを乗り越えられないようなら、息子はピアノを習わなくていいとも思った。
ウルトラマンの師弟関係が好きだった息子には「師匠」というワードが響いた。
数か月経つと、息子は先生とのレッスンに集中できるようになってきた。
この頃、家での練習は鍵盤の位置を覚えたり、片手のみの練習が多く、そこまで負担ではなかった。
息子が練習したがらない時は、私が先に練習を始めた。すると、元来負けず嫌いの息子は、必ず電子ピアノと私の間に割り込んできて鍵盤を独り占めした。
息子の未来に夢が膨らむ
何をやっても平和にいかない我が家だが、とりあえず、息子は毎日ピアノの前に座ることはできていたと思う。
私は、息子がピアノの前に座っている姿を見るだけで嬉しかった。
この先、息子がどんな曲を弾いていくのかを想像しただけで、心からワクワクしていた。
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