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【学習グッズ】息子が線を引きすぎても、母が冷静でいられた理由

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小5になってから、自力でやることに急激に目覚め始めた息子。
それはそれで、日々の学習にも様々な影響を与えた。
テキストを読んでマーカーで線を引く作業もその一つだった。
小4までは、理社のテキストは私が大事なポイントに線を引いてから息子が読み込んでいた。
毎授業後、慌ただしく線を引きながら、「そろそろ自分でやってほしい…」などと私が思っていた矢先、息子が言った。
「俺、自分で線を引くから」
渡りに船とばかりに一瞬喜んだ私だったが、ふと不安になった。
「どこに引くのか一緒に確認しながらやらない?」
そう声をかけると、息子は首を大きく横に振った。
「俺一人でやりたいんだよ」
息子の挑戦を応援したい気持ちと、「やれるのか?」という不安がない混ぜになった。
しかし、ここは息子に手綱を渡す時だ。
私は意を決して、息子に蛍光ペンを差し出した。
「いつもお母さんが使ってる物よ。今日は特別に使っていいからね」
息子は筆圧が強く、これまでに貸した水性ペンや油性ペンは、ペン先というペン先すべてをダメにされた過去がある。
「やさしく書いてもしっかり線は引けるからね」
私は息子に念を押して、蛍光ペンを渡した。
息子は嬉しそうに頷いて、テキストを開くと勢いよく線を引き始めた。

マーカーを引く作業は順調に進んでいるように見えた。
「お母さん、できたよ!」
得意げに息子が差し出したテキストを覗き込んで、私は絶句した。
ほぼすべての行に線が引かれていた。
「これには」「そのような」のワードにも線が引かれているのが、よく見なくてもわかった。
普段の私なら、間違いなく発狂するだろう。
しかし、今回は違った。
息子がそう来る可能性が高いと踏んで、始めからフリクションライト(消せる蛍光ペン)を渡していたのだ。
私は思わず安堵した。フリクションにしておいて、本当に良かった。
しかし、その場はいったん息子に「一人でたくさん引いたね」と伝え、穏便に収めた。
夜に息子が寝静まってから、私は息子が引きすぎた線の間引き作業に取りかかった。
元から筆圧の濃い息子が引いたラインは、やすやすとは消えなかったが、フリクションのおかげで致命傷は免れた。
後日、息子自身の口から「引きすぎちゃったけど、どうしたらいいかわからなかった」と告白された。
後ろのラバーで消せることを教えると、そのハイテクぶりに感動しきりの息子であった。

以来、我が家ではテキストへの線引きはこのフリクションライトを使っている。
従来の蛍光ペンに比べて、インクの減りはやや早く感じる。
しかし、子どもが思い切って挑戦できて、親もあとからフォローできる。
その安心感は、想像以上だった。

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