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アメリカの公園には「全て」がある

前回の記事はこちら↑から


アメリカに入国したのが奇しくも9月11日、
至る所で星条旗が半旗で掲げられていた。
小学校にも入学していなかった2001年当時、あまりにも非現実的なシーンが連日テレビで報道されている中、それがまさか実際に地球のどこかで起きてしまった出来事だとは認識できていなかったことを覚えている。

ということで次に向かうはニューヨークシティ
テレビでもなくネットの情報でもなく、実際にそれが起こってしまった現地に行って、感じ取れるものを全て受け止めて来たいと思う。


アメリカすぎるだだっ広い畑

ナイアガラからニューヨークまでの道のりは基本的にこんな感じのただただ広い田舎道を進んで、その後にアパラチア山脈という凶悪すぎる山々を越えた。

写真には撮れないけど、リスだとかシカだとかヤマアラシだとかタヌキだとかの多種多様な動物の轢死体があまりにも多く道端に転がっている。車に轢かれてしまうのが日常茶飯事なのか、誇張抜きで1週間で100回以上遭遇した。こればっかりは何回経験しても慣れない…

野菜の無人販売
ラインナップがカラフルで良い
デカすぎるトレーラー
「キャンピングトレーラー無料で譲ります」
嘘だろ?

野菜の無人販売みたいな日本の農村部でも見られる光景もあれば、考えられないくらいデカい規格外サイズのトラックだったりとか、道端に放置されているキャンピングトレーラーに"FREE(無料)"の看板が立て掛けられていたりとか、日本じゃ馴染みのない環境の中を漕ぐのはすごく楽しい。


コンビニのビール棚

基本的にコンビニはガソリンスタンドに併設されていることが多くて、たまにセブンイレブンとかサークルK(懐かしっ!)とか個人商店のようなコンビニが単体でもロードサイドにあったりする。ただ見かける頻度は日本よりも圧倒的に少ない。次のコンビニが数十km先みたいなこともザラにあるので、補給のタイミングを間違えるとちょっと痛い目を見たりもする。

スーパーのパスタ棚

ロチェスターという大きめの都市を通った時には物価調査も兼ねてスーパーに寄ってみた。
やっぱり物価の高さがえげつない。
けどパスタの値段のありがたさはグローバルであるということが確認できたのは良かった。

これまで1週間くらい過ごしてみての物価感はこんな感じ↓
・パスタ 500gで$1(¥150)前後
・コーラ 500ml前後で$1.5〜$3(¥225〜¥450)
・ビール 700ml缶で$2.5〜$4(¥375〜¥600)
・カップ麺 $1.5〜$3(¥225〜¥450)
・ピザ 一切れ$3〜$4(¥450〜¥600)
・キットカット $3(¥450)
・朝マック $5(¥750)
※ソーセージエッグマフィンのセット

アメリカのピザの一切れはだいぶデカい
ありがたいパスタ



テントは出すのも仕舞うのもめんどくさい
そこで辿り着いた答えが「傘+蚊帳」

公園には本当にお世話になっている。
カナダから数えて連続で6日間、全部公園野宿。
もう「北米大陸公園巡りツアー」みたいになってきてる。

アメリカの公園の何が良いって、少し大きめの公園ならBBQグリルが標準装備されているし(使ってないけど)、トイレもあるし、水も汲めるし(普通にガブガブ飲んでるけど今のところお腹は壊していない)、何なら電源が付いているところもある。
睡眠のみならず、洗濯、炊事、充電等のあらゆる事が公園で賄えてしまう。

宿を探してみても基本的には最安でも1万円以上してしまうので、ゆっくり観光したりする場所でない限りは全部公園野宿でいこうという結論に至った。

野宿の準備をしてる時にこれまで2回警察が来て声を掛けられたことがあったけど、「何してんの?」「どこから来たの?」「自転車で旅してんの、COOLだね」みたいなやり取りをして、いずれもそのあとは「そんじゃ、Have a good night!」って立ち去っていったので、公園野宿に関してはもう事実上アメリカ政府公認ということである。

電源は本当にありがたい
コンビニで買ったハンドソープ($3.69)で
身体、頭、服、その他あらゆるものを洗っている。
折りたたみバケツはマストアイテム。
洗濯物を乾かしながら進めるのが
自転車旅のメリットのひとつ
入浴

カユーガ湖という湖に面した公園で野宿した時は、もうそのまま湖で洗濯と入浴を済ませた。
9月上旬現在のアメリカ北東部、朝晩は10℃近くまで冷え込むけど日中はまだ25℃近くまで気温が上がるので、水温はちょっと冷たいかなくらいで、ちょっと歯を食いしばれば入れないことはなかった。

公園野宿を通して"健康で文化的な最低限度の生活"をだいぶ下回るくらいのラインの生活をしているわけだけども、意外とこういう原始に還るような生活も悪くないなと思う。
洗った後の衣類を一枚ずつ手で絞ってるから「洗濯機の脱水機能ってマジですげえな」って痛感できるし、「ハンドソープで頭を洗うと髪がゴワゴワになってやばい」というシャンプーの有り難みに気付けたのも、他でも無くこの生活のおかげだ。

些細でしょうもない"気付き"かもしれないけど、普段の暮らしでは感じることのできない日常の有り難みみたいなものをビシビシ感じられるという意味で、少し言い換えると、感動に対する自分のセンサーの感度を赤ちゃんレベルまで高めることができるという意味で、こういう生活もわりかし有意義なものだな〜と思っている。

とはいえ、「日本に帰って普通にベッドで寝てえ」とは常に思っている。

公園でもビールはできるだけ飲むようにしている

ニューヨークシティ突入編までもうちょっと続く
(もう少しウダウダと色々なこと書きたいので)

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