漫画家アシスタント物語 諦めま章〈14〉 死神が私と共に便器をのぞく!
《上の写真: 日の丸の国旗ではありません。大変にお見苦しい写真で申し訳ないのですが‥‥ 2013年2月某日の私のトイレの写真です。最初の血尿から3、4日経って、少し出血が薄くなってきた頃のものです。『あかい、あかい、あさひがあかい‥‥』などという冗談を言っている場合ではなく‥‥ 》
< この諦めま章〈14〉は、文庫本約10ページ分 >
「諦めま章」は、独立した「章」ですので、「第9章」の続きではありません。 ほとんどは、雑多な回想ですが、一部連続していますので、やはり、この「諦めま章〈1〉」からお読みになる事をお勧めいたします。
それから‥‥
はじめての方は、「マガジン:第1章、第2章」(無料)がお薦めです!
その27
《 漫画家アシスタントが・・・血の小便に驚く!? 》
2013年、2月16日の土曜日の夜‥‥‥‥
『 血の教訓 』なんて馬鹿な事を書いていた「 たたり 」なのか‥‥‥‥ ついに血の小便が便器を染める結果になりましたのです
以前、拙ブログでタイ旅行をした時に、ストレス性の血尿の話をちょっと書いた事があるのですが‥‥‥‥ 今回の血尿は、チンチンの先から、黒い棒が飛び出していく様な感じの血尿で、背筋が寒くなる様な‥‥‥‥ 思わずチビってしまいそうな! ‥‥‥‥不気味な血流が便器へ落下したわけです!
血の混じった尿というよりも、どす黒い血液そのものといった感じです。
『 こいつは‥‥‥‥ 終わりかもしれんな‥‥‥‥ 』
「 血の気が引く 」というよりも「 血の気が出ていく 」感じですが、まったく痛みがない、ただ、少し‥‥‥‥ ショックのせいもあるのか、気分が悪くなって吐き気が少々‥‥‥‥
リビングに戻るとカミさんがテレビを見ている‥‥‥‥
こうした事は、カミさんに話すと騒がれるので、黙っている事にして何事もなかった様に過ごすのですが、内心は‥‥‥‥穏やかではありません。
カミさんは、どうもテレビのバラエティ番組( お笑いタレントの珍道中もの )か何かを見て笑っている様だ‥‥‥‥
「 これ、これ‥‥‥‥! アハハハハッ! 」
私も、その笑いに合わせるように顔だけ笑って、すぐに自分の個室のデスクへ‥‥‥‥
背後に死神がいるような‥‥‥‥ 自分の運命や命が誰かに支配されているような‥‥‥‥ ムカムカする気分でパソコンに向かいます‥‥‥‥
さっそく‥‥‥‥ 「 血尿 」「 原因 」などのキーワードで検索してみると‥‥‥‥ どうも、穏やかではない‥‥‥‥‥‥ すぐに医者に行かなくてはならないような事が書かれています。
「すぐに」と言っても、土曜日の夜ですから救急病院しか開いてない。痛みや、何か苦しみがあれば、すぐに行きたいところですが‥‥‥‥ 血尿以外の自覚症状がないので、明日の日曜日も、取り敢えず我慢して、月曜日の朝、近くの泌尿器科へ行ってみる事にしました。
ハッキリとした血尿は、膀胱、前立腺、腎臓、結石、など、どこかの器官に異常があり、最悪の場合、膀胱ガンか前立腺ガンの可能性が20%近くある‥‥‥‥と、イヤな事がネット情報に出ている。
『 俺は、宝くじや福引には絶対に当たらないが、こうした事には当たってしまうタイプなんだよ‥‥チッ‥‥クショ~~ッ! 』
‥‥‥‥などと、ぶち壊れた潜水艦のように気分がズブズブと沈み込んでいくわけです‥‥‥‥‥‥
この「 ガン確率20% 」というのがどういう事か、経験がないと理解しにくいと思いますが‥‥‥‥
例えて言えば‥‥
銃を撃ったことのない人が、10mほど離れた的( 直径30㎝の円 )に命中させる確率が20%位ではないかと思われますが( たぶん )‥‥‥‥
仮に‥‥‥‥
皆さんが、その銃をもった人物から銃口を向けられている‥‥‥‥ と想像して下さい。 そして、逃げる間もなく撃たれる!
銃口から飛び出す弾丸‥‥‥‥
その弾丸が自分に命中する確率が20%‥‥‥‥ その瞬間、その状態が、延々と‥‥‥‥ 医師の診察を受けるまで続く‥‥‥‥ そんな感じ‥‥‥‥ 今も、この瞬間も、ずっと弾丸が自分に向かって飛んでいる!
刻々と弾丸は近づいてくる‥‥‥‥ 被弾確率20%!
この土曜の夜から、診察を受ける月曜日まで、考える事は病気の事や自分の死についての事ばかり‥‥‥‥
ただ、そのたびに‥‥‥‥
『 まだ、ガンだと決まったわけでも‥‥ いわんや、死ぬと決まったわけでもない! 』
そう、自分に言い聞かせて、思考の転回を図ろうとする自分が健気で物悲しくも見える。
トイレに入って、放尿する時に、その尿が真っ黒に見える時のおぞましさは、例えようもないものです。
便器には、葡萄酒をばらまいた様に赤黒い尿が飛び散るわけです。
二度目の排尿も、翌朝の排尿も、同じ様に赤黒く‥‥‥‥ かつ、血のかたまりの様な黒いツブ( 米粒ほどの大きさ )が出てきた時には、さすがに、気分はブルーに‥‥‥‥( 血を見てブルーってなんか矛盾してるなぁ )
『 お前は、もうすぐ死ぬんだよ 』
‥‥と、突きつけられている様な‥‥‥‥ そんな緊迫感さえ出てきます。
それにしても、排尿のたびに、これほど出血しているのに‥‥‥‥ 貧血にならないのが不思議です。 結構、人間って大丈夫なものです。( でも、血液だけが小便の様にドバドバ出たら、イチコロなんでしょうね )
‥‥‥‥ちなみに、こうした病気の話や、血尿の写真などをアップするのは‥‥‥‥ どうなのかなぁ‥‥‥‥ とも思いましたが‥‥‥‥
誰だって一度は死ぬんだし‥‥‥‥ 何でもやってみる方が面白そうだ‥‥‥‥ などと考えたわけです。( 単純にネタ切れという事もありますが )
しかし‥‥
このブログを読む人や、関係者の中には、すでに、かなり心配されている方も多く‥‥‥‥
その事の方が私にとっては気がかりでもあるのです‥‥‥‥。( 迷惑かけてゴメンネ )
私は、実際にこうして元気で生きておりますし( 入院もしてないし )、また相変わらず呑気にやっておりますのですから、まったく、ご心配には及ばないのであります。
仕事関係の方々、そして、友人知人、ご心配いただき、誠に申し訳ない‥‥‥‥
女性たちの中には‥‥‥‥
「 小池さんが死んだら、私は火の中に飛び込んで後を追います! 」
なんて言ってくれる女性もいるやに聞いております‥‥‥‥( いるわけね~だろ! )

その28
《 漫画家アシスタントが・・・スーパーで覚醒する!? 》
血尿の写真だの、死を意識する話なんぞを書く事に、いくらかは躊躇する気持ちもあるのですが‥‥‥‥ どのみち誰だって死ぬんだし、男なら年を取れば( 60歳位から )前立腺だの膀胱だのがサビついて( 腎臓病も含む )、かなり高い確度で血尿の経験をするものですし‥‥‥‥
ちょっと、今回の記事に関しては、お許しいただきたいと‥‥‥‥。
‥‥と書いても‥‥‥‥ 読者の方々にご心配をかけてしまって申し訳ないと‥‥‥‥ お詫びしつつ‥‥‥‥ 今しばらくのご辛抱を!
突然、いつもの小便が真っ赤っかになっている事の衝撃は、ホントに薄気味の悪い打撃なわけです。( 本当の血尿は、赤い小便ではなく黒い棒が出てきた様に見えます )
私は、子供の頃から体が弱く、小児肺炎から小児喘息、小児胃炎、帯状疱疹‥‥‥‥など、ちょくちょく病院に入院していた事があり、小児科病棟では腎臓病の子供たちとベッドを並べていました。
それは、まるで‥‥ 病院というものが自分の第二の故郷の様な親しみさえ感じるほどでした。
ですから、多少の事では驚かないつもりでしたが‥‥‥‥ この最初の血尿( 赤というより黒に近い )はショックでした。
翌日の日曜日には‥‥‥‥
『 もし、ガンだったら‥‥‥‥ もし、膀胱ガンや陰茎ガンだったら‥‥‥‥ ナニを切るか、切らずに死ぬか‥‥‥‥ 』
‥‥‥‥ってな事を、ついつい考えてしまうのです。
まだ、検査も何もしていないわけですから‥‥‥‥
『 馬鹿だなぁ‥‥ まだ、何も分からないんだから‥‥ 悩んだって意味ないじゃないか! 』
‥‥と、自分に言い聞かせても、しばらくすると‥‥‥‥
『 俺が死んだら、カミさんはどうなるんだろう‥‥‥‥ たいした保険金もないのに、どうやって暮らしていくんだ‥‥‥‥ 』
翌日の月曜日には、近くの泌尿器科に行くのですが、それまでの時間は‥‥‥‥ ホンの少しですが‥‥‥‥ 死に近づいた( 死を意識せざる得ない )一日だったと言えるかも知れません。
よく言われる事ですが、末期ガンを宣告された人や、大きな手術を前にした人などが体験するという‥‥‥‥
「 世界が瑞々しく輝いて見える‥‥ 」
‥‥とか
「 他人に優しい気持ちが沸き起こる‥‥ 」
‥‥とかいった経験を私もする事になります。
最初の血尿があった翌日の朝日は、いつもの朝日と違ってホントに美しかったのです‥‥‥‥
「 ああ‥‥ これが‥‥ そうなのかぁ‥‥! 」
などと思ったりしましたが‥‥‥‥ それは、ほんの一瞬に過ぎません。
午後、スーパーで雑貨品や駄菓子などを買っている時に、レジ係の65歳位のおばちゃんが、とても親しく感じ‥‥‥‥
『 この人とは、もう二度と会う事はないのかも知れない‥‥‥‥ この瞬間だけしか時間はないんだ‥‥‥‥ それなのに、ただ黙ってすれ違うだけでいいのだろうか? 』
なんて考えがフッと浮かぶと、ものすごく優しい気持ちで、この見ず知らずの高齢のレジのおばちゃんを抱きしめたくなる衝動にかられます。( それをすれば犯罪者です )
『 せめて一言でもしゃべりたい‥‥ もっとお互いをわかり合いたい! 』
‥‥‥‥そんな優しい気持ち‥‥‥‥ 心の熱くなる思いに突然襲われた瞬間( 仏心か? )物書きの習性なのか‥‥‥‥
『 おお‥‥ これがアレか‥‥‥‥ この気持ちなのか! 』
‥‥などと、多くの先人が残した言葉の意味をかみ締めるのですが‥‥‥‥ 次の瞬間には‥‥‥‥
『 ‥‥ブログに書いとこ~~とっ! 』
‥‥‥‥‥‥で、この奇跡的(?)な心理状態も一瞬だけの絵空事。
月曜日の朝、さっそく近くの泌尿器科クリニックへ‥‥‥‥
とにかく、心配だった「 膀胱ガン 」「 前立腺ガン 」といった病気なのかどうか‥‥‥‥
受けた検査は、血液検査、尿検査、エコー検査( 超音波診断 )の三つ‥‥‥‥
いつものパターンなら、ここで‥‥‥‥
「 次回につづく‥‥! 」
‥‥と、なるのですが‥‥‥‥ 今回は、もったいぶると、一部の読者さんに心配をかけてしまいますので‥‥‥‥
簡単に結果だけを‥‥‥‥ それは、この三つの検査から「 ガン 」の兆候を発見する事はできませんでした‥‥‥‥ というわけでホッとしたわけです。
しかし、では、なぜ血尿が出たのか‥‥?
実は‥‥‥‥
腎臓( 尿を作る臓器! )がダメになっていたのです‥‥‥‥ その話は次回に書かせていただきます‥‥‥‥。
そして、血尿も‥‥‥‥
「 漫画家アシスタント物語 諦めま章〈15〉」へつづく・・・・
「諦めま章〈13〉」へもどる‥‥
「もくじ」 へ‥‥
いいなと思ったら応援しよう!
年金生活者にとって、とても嬉しいご支援! 感謝申し上げます!