スマホ編集を卒業したい人へ|育休パパが半年使った動画編集ノートPC(Lenovo Legion 5i Gen 10)
情報更新日:2026年6月21日 07:04
私はIT営業歴7年、いま育休中。副業で数千人規模のYouTubeチャンネルを運営している。
先に書いた
で、自宅デスクに残った6つのガジェットを紹介した。これはそのうちの1台、Lenovo Legion 5i Gen 10を半年使った話だ。
育休手当の中で、ジャックス手数料無料の36回払いで、税込258,610円のノートPCを買った。Lenovo Legion 5i Gen 10、15.1型 Intel。月7,184円。スマホ代より少し高いくらいで、本気の動画編集ができる1台が手に入る、と思った。
半年使った今、この選択は間違っていなかった。
ただし、私が買ったこの機種は、もう新品では買えない。Lenovo公式サイトで取り扱い停止、Amazon・楽天・Yahooにも在庫はない。だから今、読者に勧めるのは後継のLegion Pro 5i Gen 10(16型 Intel)になる。それを正直に書く。
私が選んだ構成
私のLegion 5i Gen 10のスペックはこう。
CPU:Intel Core i7-14700HX
GPU:NVIDIA GeForce RTX 5060 (VRAM 8GB)
メモリ:32GB DDR5
ストレージ:1TB SSD
ディスプレイ:15.1型 WQXGA OLED(2560×1600)/165Hz、VESA DisplayHDR 600 True Black + Dolby Vision対応
価格:258,610円(税込・1年間引き取り修理付)
支払い:ジャックス手数料無料36回払いで月7,184円
Core i7-14700HXは20コアで、ノートPCというよりミニデスクトップに近い設計だ。
このスペックに辿り着いた理由と判断基準は、別記事のクリエイター向けノートPC購入-買い方編-に詳しく書いた。動画編集ノートPCを選ぶのは初体験だったので、判断基準を全部ゼロから組み立てた話。
半年使って、何ができるようになったか
スマホで動画編集していた頃は、1本に4〜5時間。今はLegionとPremiere Proで、1本に約1ヶ月。
クオリティを上げる時間を選んでいる、と言うと聞こえはいいけど、要は「やりたい編集を全部試したい欲」が解放された結果だ。
フルHDで複数のアニメーションを重ね掛けする編集も、Legionは普通に動く。4K素材は扱っていないので4K性能は分からない。それでも、半年使って「重くて困った」場面は一度もない。
エクスポートは10分の動画でだいたい3〜4分。スマホ編集時代は20分以上待たされていたので、この差が積み重なって、生活時間そのものを生み出している感覚がある。
電源ボタンを押してから使えるまで、約5秒。たいしたことなさそうに見えて、毎日PCを開く生活だと地味に効く。「PCを開く=作業開始のスイッチ」がストレスゼロで切り替わる。
キーボードの打鍵感は良くて、長時間打っても疲れない。トラックパッドも普通に使い心地が良い、動画編集の微細な調整もやっている。ディスプレイの色味と明るさは普通にいい。WQXGAは作業画面の広さとして十分。
スピーカーとカメラ画質も普通にいい。外付けスピーカーは持っていないので、映画も音楽もLegion単体で観ているけれど、神作画と呼ばれるレベルのアニメ描写も問題なく楽しめる。Web会議で画質を指摘されたこともない。
ファン音は、編集モードに切り替えると確かにする。でも個人的には気にならないレベル。私は地声を出さない解説動画スタイルなので、ファン音が録音に混入する心配がそもそもない。これがハマって、ファン音問題は私のユースケースでは発生していない。
PC9時間こもる目を、3段構えで守っている
ディスプレイの性能を褒めても、結局PC9時間こもると目は疲れる。
私の対策は次の3つ。
Zoffで買った丸目で大きめのブルーライトカット眼鏡をかける
Windows標準の「夜間モード」で、夕方以降は自動で暖色寄りに切り替わる設定にする
1時間に1回は休憩を挟む(理想で、できる限り意識する)
この3段構えがあると、夜まで作業してもだいぶマシになる。ディスプレイの性能は買って終わりだけど、目の運用は使い手の習慣でできている。これはどのPCを買っても同じ話だ。
カフェで作業する想定は、半年で消えた
買う前、私は「カフェでも作業したい」を条件の1つに入れていた。半年経った今、私はカフェ作業を完全に諦めている。
購入後に1LDKから2LDKに引越して、自宅に作業部屋ができた。これでカフェに行く動機がそもそも消えた。育児で時間が取れない、というのもある。1歳半の息子を見ながら、わざわざ移動して作業する余裕はない。副業を本気でやり始めて家計を見直したので、カフェ代を月数千円使うことそのものが「節約対象」になった。決め手は、Legionの充電器が思いのほかデカいこと。これを毎回バッグに入れて持ち歩く気力が湧かない。

「カフェで動画編集する」という想定は、生活の変化と、想定外のハードウェア事情で、現実的でなくなった。
これを誤算と受け取るか、結果オーライと受け取るかは捉え方次第だ。私は結果オーライだと思っている。引越しで自宅に作業部屋ができたという、買った時には予想していなかった生活の変化が、Legionの使い方を「自宅専用機」にシフトさせた。家の中ならリビングと作業部屋を行き来する程度なので、1.9kgの重さも気にならない。むしろ家の中で動かす道具として、最適な落としどころに着地している。
半年使って、気になる点は3つ
充電器がデカい。これは何度書いても書き足りない。持ち運ぶつもりがあるなら絶対に確認したほうがいい。
もう少しだけ軽ければ、外出時の選択肢にも入った。ただし軽量モデルはスペックが落ちるトレードオフがあるので、この1.9kgは「動画編集に必要なスペックを積んだ結果」と納得している。
そしてMacへの未練。Macのデザインはやっぱり好きだ。でも、コスパ条件で同じスペックを探すと、結局Legionに戻ってくる。今回の選定でもそうだった。予算が大幅に増えるか、Macのコスパが劇的に改善されない限り、次もLegion系を選ぶ可能性が高い。
それでも、この機種はもう買えない
Legion 5i Gen 10(15.1型 Intel)はLenovo公式サイトで取り扱い停止中。Amazon・楽天・Yahooにも新品在庫はない。
「一時的に取り扱い停止中」という表記なので再開する可能性はある。でも、いつ再開するか分からない以上、今この記事を読んでくれている人にとっては、今買えるものを勧めるしかない。

今買うなら、Legion Pro 5i Gen 10(16型 Intel)
Lenovo公式サイトで、後継的位置の3モデルが類似品として推奨されている。


私が勧めるのは、Legion Pro 5i Gen 10(画像左)。私のLegion 5i Gen 10からの正常進化系で、サイズが16型に大型化、CPUが世代進化、GPU memoryがGDDR7化、Wi-Fi 7対応と、現行最新仕様が積み上がっている。
Pro 5i Gen 10で選択肢のない(固定で標準装備されている)スペックは次の通り。
GPU:NVIDIA GeForce RTX 5060 (VRAM 8GB GDDR7)
ディスプレイ:16型 WQXGA OLED(2560×1600)、HDR1000 True Black、100% DCI-P3、500nit、165Hz、ブルーライト軽減パネル
カメラ:500万画素、マイク内蔵
バッテリー:4セル充電式リチウムイオン 80Wh
ACアダプター:245W
キーボード:24-Zone RGBバックライト付(日本語)
通信:Wi-Fi 7(IEEE 802.11be対応)、Bluetooth
GDDR7は2025年のRTX 50シリーズで採用された最新メモリ規格で、私のGDDR6世代から確実に進化している。
ディスプレイは、私のLegion 5i Gen 10と同じくOLEDで、認証スペックだけ見るとPro 5i Gen 10は上位だ。16型 WQXGA有機ELディスプレイ、HDR1000 True Black、100% DCI-P3、500nit、165Hz。私のはHDR600 True Black + Dolby Vision対応という認証で、表記上は一段下にある。
ただ、私の機種のピーク輝度を実測すると約1015nitまで出ていて、全画面の維持輝度も約507nit。Pro 5i Gen 10の500nitとほぼ同じだ。認証グレードは違っても、ハードウェアの実力としては両機がほぼ同じ土俵に立っているということになる。
明確に効く差は、Pro 5i Gen 10で100% DCI-P3が明示されている点。色補正で「保証された色域」を求める人には、これは安心材料になる。あとは16型に大型化したサイズ。
私のディスプレイで「画質が物足りない」と感じたことは半年使って一度もない。だからディスプレイ単体を Pro 5i Gen 10推奨の決め手にすると、少し盛りすぎになる。決め手は次に書くCPU・GPU・通信系の世代進化のほうだ。
カスタマイズ手順:ケチる場所と、投資する場所
Pro 5i Gen 10をLenovo公式サイトで買う場合、本体カスタマイズで7項目の選択をすることになる。最初は項目の多さに少しひるんだ。でも整理してみたら、判断はシンプルだった。動画編集が目的なら、5項目は最小構成のまま、メモリとストレージの2項目だけアップグレードする。私がLegion 5i Gen 10を買ったときと完全に同じ判断軸で、半年使った今もこの選び方が正解だった。私が実際にカートに入れて確認したので、画面に沿って具体的に書いていく。なお以下は2026年5月時点の表示。
CPUは「Core Ultra 7 255HX」のまま(最小構成を選択)

選択肢は次の2つ。
Core Ultra 7 255HX(Eコア最大4.50GHz、Pコア最大5.20GHz):標準装備
Core Ultra 9 275HX(Eコア最大4.60GHz、Pコア最大5.40GHz):+¥8,800
動画編集の用途なら、Core Ultra 7 255HXのままで十分。Pコア最大5.20GHzは、私が半年使ってきたCore i7-14700HX(ベース2.10GHz)より普通に高性能で、Premiere Proで困る場面は想像できない。Ultra 9に+¥8,800する必要はない。
OSは「Windows 11 Home」のまま(最小構成を選択)

選択肢は次の2つ。
Windows 11 Home 64bit:標準装備
Windows 11 Pro 64bit:+¥11,000
Homeのままで十分。Pro版にする必要があるのは、リモートデスクトップのホスト機能やBitLockerフル機能を業務利用する人だけ。動画編集メインならHomeで何の問題もない。+¥11,000の節約。
Microsoft 365は「試用版」のまま(最小構成を選択)

選択肢は次の2つ。
Microsoft 365試用版:標準装備
Microsoft 365 Personal(24か月版)/ Office Home & Business 2024:+¥26,950
すでにOfficeを契約している人や、自分でMicrosoft 365を別途契約する人は、ここは試用版のままでOK。+¥26,950の節約。Officeを未所有で、このPCで仕事もする人だけ24か月版を検討する。
メモリは「32GB」にアップグレードする(最重要の投資)

選択肢は次の2つ。
16GB DDR5-5600MT/s(SODIMM):標準装備
32GB DDR5-5600MT/s(2×16GB):+¥42,900
ここは絶対に32GBにアップグレードすべき。私のLegion 5i Gen 10も32GBにアップグレードして買った。動画編集ノートPCを真剣に選んだ結論として、フルHDの編集なら最低16GB・推奨32GB、4K編集なら32GB必須。半年使った実感としても、32GBで「重い」と感じたことが一度もない。+¥42,900はケチらない投資。
1stストレージは「1TB SSD」にアップグレードする(最重要の投資)

1stストレージの選択肢は次の2つ。
512GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC:標準装備
1TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC:+¥25,300(おすすめ表示)
ここも絶対に1TBにアップグレードすべき。これも私のLegion 5i Gen 10で同じ判断をして1TBを選んだ。動画素材は容量が大きく、フルHD動画でも1時間あたり4.5〜9GB。素材を貯めていくと512GBはすぐに埋まる。+¥25,300はケチらない投資。
2ndストレージは「なし」のままでOK。後から追加SSDを増設できる拡張性があるので、素材が増えてきたら検討すればいい。
マウスは「なし」のまま(最小構成を選択)

選択肢は次の2つ。
なし:標準
USB RGBゲーミングマウス:+¥3,300
マウスは別途用意する前提でなしのままでOK。専用マウスは好みで選んだ方が長期的に満足度が高い。
保証期間:もともと付いている1年のまま

ここはセールなどやっている場合は4年間を推奨。
私はセールのない時に購入したため、1年間だけになっている。
ソフトウェアと周辺機器のタブは、すべてスキップ

スマートロック、スマートパフォーマンスソフトウェア、ADP(アクシデント・ダメージ・プロテクション)など、追加サービスがいくつか出てくる。動画編集メインの個人用途なら、全部不要。法人や貸出機運用ならADPは検討の余地があるが、自宅で1人で使う前提なら必要ない。
最終価格:¥338,166(クーポン込み・36回で月¥9,394)

私の構成(メモリ32GB+ストレージ1TBのアップグレード、その他は最小)で、本体¥409,860にEクーポン-¥68,779と特別割引-¥2,915が自動適用されて、合計¥338,166(送料無料)。
ジャックス手数料無料36回払いなら、月¥9,394。私が買ったときの月¥7,184より約¥2,200/月高い。CPU世代進化(14世代→Series 2)、GPU memory GDDR6→GDDR7、Wi-Fi 7対応、16型化、ディスプレイの認証スペック上位化と100% DCI-P3明記、というアップグレード分。月¥2,200で取るかどうかは、個人の優先順位次第だ。
AMDモデルについての補足
残り2モデル、Legion 5a Gen 11とLegion Pro 5 Gen 10は、CPUがAMD Ryzen搭載になる。動画編集ソフトとの互換性的には、どちらも問題ないといわれているが、個人的調べではPremire proならIntel派。
また、私はAMD CPUのノートPCを使った経験がない。スペック的には動画編集に十分使えるはずだけど、実機経験のないものを推奨する気にはならない。AMD機を検討する人は、AMD機を使った経験者のレビューも探してほしい。
向く人と、向かない人
勧めたいのは、コスパよく性能の高いPCが欲しい人、デザインに「派手すぎず地味すぎず」のバランスを求める人、動画編集や3D・画像処理など本気で重い作業をする人、そして4〜5年使う前提で長期投資視点で選ぶ人。
勧めないのは、頻繁に持ち運ぶ人、動画編集や重い作業をしない人、それからApple信者の人。重さと充電器サイズで詰みやすい。資料作成程度の用途ならここまでのスペックは絶対オーバーだ。コスパじゃなくデザイン重視ならMacにすべきだ。
半年後の答え合わせは、買って正解だった
私が買ったLegion 5i Gen 10は、半年使った今、買って正解だった。それでも今、読者に勧めるのは後継のPro 5i Gen 10。これが半年経った今の答え合わせだ。
「動画編集できるノートPCを初めて選ぶ」体験は、私もマジで大変だった。詳しい選定プロセスは別記事のクリエイター向けノートPC購入-買い方編-に書いている。同じ立場の人に、何かしらの判断材料になれば嬉しい。
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