3年使ってもTOUR PRO 3に乗り換える気がない、デザインで選んだJBL TOUR PRO 2の話
私はIT営業歴7年、いま育休中。副業で数千人規模のYouTubeチャンネルを運営している。
先に書いた
で、自宅デスクに残った6つのガジェットを紹介した。これはそのうちの1つ、JBL TOUR PRO 2を3年使った話だ。

2023年の発売直後にAmazonで買った。価格は¥33,000。ブラック。当時のJBLワイヤレスイヤホンのフラッグシップで、ケースに小さなタッチスクリーンが付いた珍しい1台だった。
3年経った今でも使い続けていて、後継のTOUR PRO 3が出てから1年以上、このnoteを書くまで知りもしなかった。
ちなみに今、Amazonで¥24,500、楽天で¥21,980まで下がっている。¥33,000で買った私から見ると、うらやましい価格だ。
選んだ理由:スペック<デザイン
私はこれを音質で選んでいない。
決め手は完全にデザインだった。ケースのマット質感、本体の主張のなさ、タッチスクリーンの新しさ。私の琴線に触れるなんかかっこいいが全て詰まっていた。
音質は、ネットの口コミを一通り見て「ハズレじゃなさそう」と確認した程度。ほぼノールック決定だった。
Lenovo Legion 5i Gen 10も、MagSafeモバイルバッテリーC10も、最後の決め手は「自分の美意識に合うか」だった。スペックは判断基準の一部で、最終的にはデザインで切る。
長年使った今、その判断は間違っていなかったと思う。
音質
音質の評価は、私の苦手な領域だ。
音にこだわるタイプじゃないし、低音がどうとか高音がどうとか、プロみたいなことを言える耳は持っていない。
ただ、過去使ってきたイヤホン(おそらくBoseだった気がする)で「ノイズが入る」「音がこもる」「特定の曲だけ妙にバランスが悪い」みたいな違和感を感じることはあった。
このTOUR PRO 2を使って、そういう違和感を感じたことが一度もない。
私がよく聴くのは、ワンオク、アニソン、たまに洋楽。ジャンルで言うとロック寄りだ。一番気持ちいいと感じるのは、ピアノの音と、声の響き方。歌声がはっきり聞こえる。長時間聴いても疲れない。
スペック表に書かれた「Dual Driver」「JBL Pro Sound」みたいな技術名は、私には判別できない。でも、ピアノと声を3年間気持ちよく聴き続けてきた、という事実は確かだ。
ノイキャン
このイヤホンを買って一番よかったのは、ノイキャンだ。
営業時代、電車移動が多かった。電車内でノイキャンを入れると、走行音だけが微かに聞こえて、ドアの開閉音も少しは耳に届く。でも、それ以外は気にならなくなる。座って寝たいときは、目を閉じて音楽を流せば、一人の空間が完成する。
強く覚えているのは、苦手なクライアント先に商談に向かう朝。満員電車。最悪の気分。そんなときに耳に入れて、ワンオクを流す。それでテンションを引き上げる。ノイキャンがあるから、満員の人混みの中でも自分の世界を確保できる。
家庭内でも同じ役割を果たしている。育休中の今、家族が起きてくる前の早朝、ノイキャンを入れて作業すると、一人の時間に没頭できる。
ただし、子の泣き声や、子が転んだような大きな音は、ノイキャンを入れていてもある程度聞こえる。完全に遮断しないことのメリットも最近は感じている。
動画編集モニター
Premiere Proで動画編集をするとき、私はJBL TOUR PRO 2を信用している。
別のモニターヘッドフォンを併用していない。BGMの低音、SEのキレ、ゲーム音の聞こえ方、すべてこのイヤホン1台で判断している。
これが正しいのかは、よくわからない。プロの編集者はモニターヘッドフォンを使い分けると聞く。でも私は数千人規模のYouTubeチャンネルを、このイヤホンの音だけで仕上げてきて、視聴者から音についての苦情はゼロだ。
それで十分やれてる。
スマートスクリーン
JBL TOUR PRO 2 の目玉は、ケースに付いた1.45インチのタッチスクリーンだ。
買った最初の数日、これが珍しくて色々触った。曲のスキップ、ノイキャン切替、画面デザインの変更。

3年経った今、ほとんど触らない。
ノイキャン切替は、左イヤホンを1回タッチすれば済む。曲のスキップ・音量・再生停止は全部、スマホやPC側で操作している。
唯一使い続けているのは、スクリーンのデザインを気分転換に変えるくらい。実用機能としては、ほぼ飾りだ。
ケースのスクリーンに魅力を感じて買う場合、その新鮮さは数日で消える。
外音取り込み
外音取り込みモードは、電話中は自動で切り替わる。コンビニで店員さんと話すときに使えば、外さなくても会話できる。
ただ、イヤホンを外すことが多かった。
外音取り込みで会話するより、サクッと耳から外したほうが心理的に楽だ。「相手と向き合っている感」も外したほうが出る。
まめな人なら使いこなせるかもしれない。私はそういうタイプじゃないので、この機能はあまり使っていない。
マイク
ここは弱点だ。
外出先でWeb会議に使うと、マイクが外の音を拾ってしまう。営業時代、外出先での会議は仕方なく有線のコードイヤホンに切り替えていた。
屋内なら問題ない。自宅の作業部屋でのWeb会議や、動画への声入れには十分使える。ただ、外出先のWeb会議メインで使いたい人には向かない。
装着感
装着感は私の耳には合っている。
過去、ランニング中に使っていた時期もあった。あれだけ動いても外れる気配は一切なかった。耳に対するフィット感は、3年経った今でも初日と変わらない。イヤーピース(シリコン部分)は購入してから一度も交換していない。劣化や合わなくなった感覚はゼロだ。
重さは特に感じない。長時間装着していて「重くて疲れる」と感じたことはない。

地味に気に入っているのは、装着したときに耳から横に出っ張らないこと。一部のイヤホンは耳の外に大きく主張するデザインで、横から見ると目立つ。あれが苦手だ。TOUR PRO 2は装着時の収まりがコンパクトで、主張しすぎないところが気に入っている。
ただ、3〜4時間連続で装着していると蒸れる。耳が痛くなったりはしないけど、汗ばむ季節は気になる。長時間ぶっ通しで使う人は、ここは気になるかもしれない。
マット質感
これは買う時には知らなかった発見だ。
ケースのマット塗装に、3年経っても指紋がほぼ付かない。スクリーン部分には指紋が付くけど、本体のマット部分は付かない。汚れも目立ちにくい。色も黒なので、傷が付いていても見えにくい。
イヤホン本体にも少し傷がついているけど、黒×マットの組み合わせのおかげで、経年劣化感はほぼない。
開閉のヒンジも、初日から何も変わっていない。ガタつき・緩み・引っかかり、どれもない。
ケースは片手でも開けられるけど、私は両手。マットな手触りが気持ちよくて、つい両手で扱いたくなる。
バッテリー
バッテリーは、3年使って一度も切れて困ったことがない。
自宅で2〜3時間つけ続けても余裕で持つ。外で使っていた営業時代も、ケースの充電がされていれば、移動・商談・移動で切れることは一度もなかった。
1泊の出張に持っていったときも、充電せずに最後まで持った。新幹線・商談・夜の移動・翌朝の商談・帰りの新幹線、全部このイヤホン1個でいけた。
充電
最後まで残った6つのガジェット紹介記事とLegion個別記事でも触れたけど、私は3-in-1充電ボードのBelkin WIZ009で、JBL TOUR PRO 2のケースを置き充電している。

WIZ009は本来、AirPods想定の充電位置(真ん中のQiスポット)があって、私のJBLケースはそこに置いている。本来とは違う使い方だけど、Qi対応のケースなら問題なく充電できる。
これに違和感はない。不便も感じない。基本ケースはそこに置きっぱなしなので、充電速度を気にしたこともない。常に満充電に近い状態で待機している。
気になる点
3年使って、気になる点はほぼない。
唯一あるとすれば、Bluetooth接続だ。私はスマホとPCの2台にこのイヤホンを繋いでいる。これに3台目を繋ごうとすると、既存のどれか1台の接続登録を切る必要がある。
ただ、これはほとんど発生しない。3年で数えるほどしか起きていない。マルチポイントは2台までだから仕方ない、と受け入れている。
TOUR PRO 3
JBL TOUR PRO 3が発表されたのを、このnoteを書くまで知らもしなかった。
今のTOUR PRO 2で何の不満もないからだ。新型を追う動機がない。
次にイヤホンを買い替えるとしたら、TOUR PRO 2が壊れたタイミングだろう。そのときは、また徹底的に調べる。ブランドにこだわりはない。そのときに自分の美意識に合うものを、デザインで決める。
向く人と、向かない人
JBL TOUR PRO 2 を
勧めたいのは、黒系のデザインとマット質感が好きな人。Apple純正のツルツル感が苦手で、もう少し主張の少ない佇まいを求める人。スペック数字より、毎日触る道具の質感を大事にする人。
それと、人混みや満員電車を耐えるために、自分の世界を作るイヤホンが欲しい人。子供が生まれて静かな環境を失った人で、家事や育児の合間に集中時間を作りたい人。
勧めないのは、とにかく最新モデルが欲しい人や、最新世代のスペックを大事にする人。今買うならTOUR PRO 3でいい。私のTOUR PRO 2は3年前のフラッグシップなので、最新スペックを求める人にとっては中途半端な選択肢になる。
それと、外出先のWeb会議で頻繁に使いたい人にも勧めない。マイクが外音を拾うので、そこは向かない。
今買うなら
2026年5月現在、Amazonで¥24,500、楽天で¥21,980。発売時の¥33,000から、楽天では1万円以上下がっている。
私が¥33,000で買ったときと比べると、今買う人のほうがお得だ。3年半使っても満足できているイヤホンが、楽天なら¥20,000と少し。
3年、買い替えていない
私は2023年の発売直後にこのイヤホンを買い、今でも使っている。
電車、自宅、編集、家族が寝ている朝。色々な場面で、これを使ってきた。満員電車で消耗しそうな時に世界を遮断してくれて、子が生まれて失った静かな環境を、耳の中だけで作ってくれた。
3年、買い替えていない。
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