リセノ ワークチェア WIRY レビュー。4年使ったへたり
この記事は広告や一部AI活用が含まれます。
リセノのオフィスチェア「WIRY(ワイリー)」を4年使いました。見た目で選ぶなら買っていいです。座り心地で選ぶなら、やめといたほうがいいです。
座面は、へたります。 僕の場合は3年目から。ただし椅子ごと買い替えにはなりません(ウレタンシートだけ交換できます)。そこも書きます。
89,800円。2022年5月に、試座もせずにポチってます。今考えると無謀です。
で、4年経って分かったことは、ひとことで言うと2つでした。
見た目、全然古びない
背もたれ、低い
この2つ、実は同じ話です。背が低いから部屋で浮かない。背が低いから背中がしんどい。見た目を取った代金を、僕は背中で払ってます。
ちなみに僕のスペックはこんな感じです。身長168cm。体重57kg。今は家にいる時間が長くて、1日平均5時間はこの椅子に座ってます。
この2つを、誰が買うべきかに翻訳するとこうなります。
買っていい人
- 部屋の見た目を諦めたくない在宅ワーカー
- 木の家具・ナチュラル系の部屋に、椅子だけ浮かせたくない人
- リビングの一角で仕事している人
- へたっても椅子ごと買い替えたくない人(ウレタンシートだけ交換できます)
やめといたほうがいい人
- 背もたれに体を預けて休みたい人(84cmしかありません。工夫では埋まりません)
- 夏の蒸れを絶対に避けたい人(メッシュではありません)
- 座り心地の性能を最優先する人(あと4〜5万出すと、選択肢がガラッと変わります)
- 昇降デスクの天板下に厚みのあるものを付けている人(アームが当たります)
現在の価格と在庫は楽天で確認できます。

その前は、ソファで仕事してました

4年前、大阪から東京に転勤になりました。家が変わって、同じタイミングで仕事量も増えます。定時で終わらないぶんを、出勤前と帰ってから、家でやるようになりました。
で、問題はやる場所でした。
当時の僕、ワークチェアを持ってません。だからニトリのソファでやってました。
ソファ、仕事するようにできてないです。当たり前ですけど。
沈む座面に腰を落として、前かがみでノートPCを覗き込む。1時間で腰が痛くなります。目線が下がりっぱなしなので首と肩もきつい。
それでも最初は椅子を買うって発想がなかったんですよね。家で仕事するのは一時的なことだと思ってたので。
そう思ってるうちに、一時的じゃなくなりました。
オフィスチェアが部屋に合わない問題

椅子を買おう。そう決めて「オフィスチェア」で検索しました。
そこで手が止まります。
黒い椅子が、ずらーっと並んでる。
メッシュの背もたれ。何本ものレバー。ヘッドレスト。道具としてはたぶん正しいです。座り心地を突き詰めた結果があの形なんだと思います。
でも、あれを家に置く想像ができませんでした。
家って職場じゃないんですよ。リビングの延長にあの黒い塊がひとつ置かれる。そこだけ空気が変わる気がして、無理でした。
そんなときに見つけたのが、リセノのWIRYです。

オーク無垢材のアーム。太い畝のコーデュロイ。オフィスチェアなのに家具の顔してます。
一目惚れでした。
そして僕は、そのままネットで注文しました。89,800円の椅子を、一度も座らずに。

正直、届くまでは不安でした。9万払って「思ってたのと違う」だったらどうするつもりだったのか。われながらどうかしてます。
なのでこの記事は、当時の僕が読みたかった記事です。試座せずに買った人間の、4年後の答え合わせ。
なぜオフィスチェアは黒くて生活感が出るのか

ここでちょっと、椅子そのものの話をさせてください。
僕が検索して固まった「黒い椅子ばっかり並ぶ」現象、ちゃんと理由があります。リセノが商品ページで自分たちの言葉で書いてました。
オフィスというのは、たくさんのデスクとチェアがざーっと並ぶ関係上、シンプルな方が美しいからでしょうか。もしくは、無機質でメカニカルな方が、仕事に集中できる場所と認識しやすいから、かもしれません。
言われてみればそのとおりで。
オフィスチェアって、同じものが何十脚も並ぶ前提で作られてるんですよね。1脚ずつ味があったらオフィス全体は散らかって見える。だから引き算されて、あの形に収束していく。
ハーマンミラーもヴィトラも、デザインで名を上げたメーカーですらメカニカルな方向を選んでます。センスの問題じゃなくて、置かれる場所の問題だったわけです。

そのうえでリセノはこう続けます。
オフィスの在り方は、昔と比べると効率性を求めるものよりも、あたたかみや居心地の良さを高めて、それにより仕事のパフォーマンスが最大化するという流れが主流になってきています。
WIRYはこの考えから生まれてます。しかも面白いのが、もともと商品として企画されたものじゃなくて、リセノが自社オフィス用にデザインしたものだそうです。自分たちが毎日座る椅子として作って、それを売ってる。
で、「メカニカルなオフィスチェアより、ファブリックや木を使った『椅子』に近い意匠のほうが合う」という結論に至ってます。
ここ、大事なところです。
WIRYはオフィスチェアを可愛くした椅子じゃないです。「椅子」の形から始めて、オフィスチェアに必要な機能を足していった椅子です。 出発点が逆。
じゃあ椅子とオフィスチェアの違いって何なのか。リセノは3つ挙げてます。高さ調節、座り心地、耐久性。この3つがあれば「椅子」でもオフィスチェアとして成立する、という理屈です。

で、僕がこの記事で一番言いたいのはここから先です。
出発点が「椅子」ってことは、背もたれが低いってことでもあります。
これが4年でめちゃくちゃ効いてきました。いい意味でも、悪い意味でも。
見た目は古びない。4年経っても

まずいいほうから。
4年使って、見た目が悪くなったと感じたこと、一度もないです。飽きてもない。ここは正直、想定超えてました。
コーデュロイについて、リセノはこう予告してます。
何回も触れているうちに畝の凹凸が平らになり、色合いも少しずつ落ち着いて、周りの家具とも馴染みがよくなってきます。
4年経った僕の椅子、まさにこうなってます。
買った当時は畝の凹凸がはっきりしてました。今は触る場所を中心にちょっと平らになってます。色も新品より落ち着いた。
ただこれ、劣化って呼ぶ気にはならないです。部屋になじんだ、のほうが近い。


もうひとつ白状すると、手入れらしい手入れを一度もしてません。
専用クリーナーもコンパウンドも売ってるんですが、この記事を書くために公式サイト見るまで存在を知りませんでした。4年間ノーメンテです。
それでも座面以外の生地はわりとそのままです。

そして木のアーム。ここが一番びっくりしたところ。

椅子の中で一番手が触れる場所なのに、4年経ってもすべすべしてます。僕が自分でつけた傷を除けば、買ったときと変わらないです。
これにも理由がありました。
オフィスチェアの手の部分はもっとも擦り切れてしまう箇所で、また、手で触りますので、自然と汚れが目立つところでもあります。このアームにオーク無垢材を配することで、擦り切れてしまうこともなく、また、同時に意匠性も高めています。
見た目のために木を使ったんだと思ってました。実際は一番傷むところだから木にしたらしいです。デザインが先じゃなくて、耐久性が先だった。
4年触り続けた実物が、その説明を裏づけてます。

先の方が少し黒くなってるのは息子にかじられたお陰なので、
みなさんはかじらなければ大丈夫です。
WIRYのアームは削れます。僕のせいだけど

さんざん褒めておいて何ですが、僕のアームには傷があります。そこそこ増えました。
手で擦り切れたんじゃないです。自分の環境で削りました。
原因はデスクまわりの構成です。
僕はFLEXISPOTの昇降デスクを使ってて、天板の下にマウスとキーボードを隠せる引き出し式の収納を付けてます。使ってないとき手元を片づけられるので、これ自体はめちゃくちゃ気に入ってます。
問題はデスクを下げすぎたときで。
アームの上端が、そのデスク下収納にぶつかります。
その状態で椅子を回すと、アームが収納の底面をこすりながら回る。1回で目立つ傷になるわけじゃないので気づかないんですよね。それを繰り返してるうちに削れた跡が増えていきました。

で、これ調べてて分かったんですが、リセノは「アームが低いからデスク下に収まる」ことをむしろ売りにしてます。
一般的なオフィスチェアは肘掛の位置が高く、肘掛が天板に当たってしまい、デスク下にチェアが収まりません。その点、WIRYオフィスチェアは、肘掛の位置が一般的なチェアより低く、デスク下に収まるようにサイズ設計しています。
そのとおりです。普通のデスクなら、ちゃんと収まります。
僕はその「収まるはずの空間」に収納を付けました。だから当たった。悪いのは椅子じゃなくて僕です。
ただ、同じことやる人はいると思うので書いておきます。
昇降デスクと組み合わせるなら、天板の下に何か付ける前にアームの高さを測ってください。
WIRYのアームは座面高に連動して上下します。座面高は47〜54cmで変わるので、アームの位置も変わる。デスクを一番下まで下げる使い方をするなら、天板下に付けるものの厚みがそのまま干渉リスクになります。
木が丈夫なのは本当です。ただ丈夫なのは「手でこすること」に対してであって、家具の角には勝てません。
ちなみにリセノ、傷消し用の専用コンパウンド(2,530円・2026年7月時点)を別売してます。僕は使ってないので効果は書けません。存在だけ置いときます。
WIRYの背もたれは低い。ここが代償です

はい、ここからが弱点です。そしてこの記事で一番書きたかったところ。
WIRYの背もたれ、低いです。
どれくらい低いか、リセノが自分で数字を出してます。
一般的なオフィスチェアの高さが100cm前後に対して、WIRYは84cm
16cm低いです。 今使ってる椅子の高さを測ってみると、たぶん想像より差がデカいと思います。
ハイバックのオフィスチェアみたいに肩まで支えてくれません。ヘッドレストもなし。
僕の場合、体を預けたまま1時間もすると背中がきつくなります。なので普段は腰だけつけて、背中は預けきらない座り方をしてます。

じゃあなんで低いのか。
答え、もうこの記事に書いてあります。WIRYが「椅子」から出発してるからです。
ダイニングチェアとかカフェの椅子を思い浮かべてください。背もたれ、だいたい肩より下で終わってますよね。あの高さだから部屋に置いても圧迫感が出ない。視線が抜ける。家具として成立する。
WIRYが4年経っても部屋で浮かないのは、まさにこの低さのおかげです。黒いハイバックチェアが部屋で目立つのって、色だけじゃなくて単純にデカいからでもあるんですよ。
つまり、僕が「見た目が古びない」と喜んでる理由と、「背中がきつい」と文句言ってる理由、まったく同じところから来てます。
見た目を取った。その代金を背中で払ってる。
これがWIRYの正体だと、4年かけて理解しました。
対処法は2つ
とはいえ僕は今も使い続けてます。工夫でなんとかなる範囲なので。
ひとつめは腰にU字のビーズクッションを置くこと。背もたれと腰の間に挟んで支えを足してます。これで長時間の作業がだいぶ楽になりました。

ふたつめはこまめに立つこと。
そもそもこの椅子、「体を預けて休む椅子」じゃないので、休みたいなら椅子から離れたほうが早いです。結果的にこの習慣、体にも作業のリズムにもよかったと思ってます。
ロックのほうをよく使います
WIRYは背もたれを後ろに倒せます。座面下の回転体で倒れる硬さを調整できて、倒れないようにロックもできる。
僕がよく使うのはロックのほうです。
背中をきっちり背もたれにつけて作業したいときがあるんですよ。そのとき固定されてないと、体重かけた分だけ背もたれが逃げちゃう。なのでロックして倒れない状態にして使ってます。

倒す機能より、倒れないようにする機能をよく使ってる。買う前は想像してなかった使い方でした。
WIRYのへたりは「3年」じゃなくて「座った時間」で決まります

座り心地の話です。ここ、書いておきたいことがあります。
リセノは公式に「固めのウレタン」と書いてます。公式サイトのレビューを読んでも「若干固め」「かなりしっかりしていて固いかも」って感想が複数ある。
でも4年使った僕の実感、ちょっと違います。
硬くはない。かといって柔らかくもない。少しおしりが沈むくらいには吸収してくれる。
この食い違い、たぶんへたりのぶんです。新品時は「固め」で正しくて、僕が今座ってるのは4年ぶんへたった座面。だから中間の感触になってる。
その前提で読んでください。
最初の3年、へたりに気づきませんでした
へたりを意識したこと、最初の3年は一度もなかったです。
気になり始めたのは1年くらい前。育休に入って、座る時間が増えてからでした。
それまでは1日3〜4時間。今は5時間です。
で、ここが大事なところなんですが。
3年目にへたったんじゃなくて、座った時間が積み上がって、僕が気づく側に回っただけだと思ってます。
なので「WIRYは3年でへたる」と書くのは、たぶん正確じゃないです。僕が言えるのはここまで。
1日3〜4時間で3年。そこを超えたあたりから、座面の沈みが分かるようになった。
週末しか座らない人なら、もっともちます。1日8時間座る人なら、もっと早いはずです。年数じゃなくて、自分が1日何時間座るかで換算してください。

今どれくらいかというと
ここ、ややこしいので分けて書きます。
さっきの「1日3〜4時間」は1日の合計の話です。今きついのは続けて座る時間のほうで、休憩なしで3時間を超えると、おしりが痛くなります。
僕は1日5時間座りますが、こまめに立つので連続で3時間を超えることはあまりないです。だから普段は気になりません。
逆に言うと、座りっぱなしで作業する人には、けっこう早く来ると思います。
へたっても椅子ごと買い替えにはなりません
ここ、この椅子を選ぶときの安心材料だと思います。
WIRYの座面と背もたれのウレタンシートは取り外し式で、シートだけ買い替えられます。しかもリセノ、それを前提に設計してると明言してます。
すぐにへたれることはないですが、ウレタンの性質上ずーっと同じ場所に座っていると、だんだんと痛んできます。なので、数年に1度くらいで買い替えていただければより長くお使いいただけるかなと思います。
メーカー自身が「数年で痛みます」って先に言ってる。隠してない。ここは好感持てます。
そのうえで僕の実際を書くと、ウレタンシートは4年間、買ったときのままです。 続けて3時間座ると痛くなる程度なら、まだ替えるほどじゃないと判断してます。
なので「数年に1度替えましょう」を僕の口からは勧められないです。自分がやってないので。ただ替える道があるっていう事実は、9万円の椅子を選ぶうえでデカいと思います。へたったら終わり、じゃない。
カバーはつけっぱなしです

カバーはチャックで脱着できて、ドライクリーニングもできます。
こっちも4年間つけっぱなしです。なので洗ったらどうなるかは書けません。外せる構造になってる、という事実だけ置いときます。
へたりの話は以上です。ウレタンシートの価格も、椅子本体と同じページから確認できます。
夏は暑いです。ドンマイ

生地は綿100%のコーデュロイです。
秋冬にはこれ以上ない質感だと思います。手ざわりも見た目もあったかい。
その質感が夏には裏目に出ます。座面に熱がこもる。

僕の対策は原始的で、保冷剤をタオルに巻いて太ももに挟んでます。これで4回の夏を越して、いま5回目の真っ最中です。
メッシュチェアみたいな通気性はないです。木と布で作られた椅子を選ぶ以上、ここは最初から割り切るところですね。
4年使って壊れたもの → ゼロ

機構まわりの4年報告です。9万円出すなら、何年もつのかは気になりますよね。
壊れたもの、ひとつもないです。
高さが勝手に下がる(ガス圧抜け):なし
キャスターの不調:なし
ぐらつき:なし
アームのゆるみ:なし
高さ調節は47〜54cmの7cm幅。僕はFLEXISPOTの昇降デスクと組み合わせてるので、デスクと椅子の両方で高さを合わせられます。1日5時間座る人間にはここが一番効く機能です。
(ただし前述のとおり、下げすぎるとアームが干渉します。そこだけ注意)

他のオフィスチェアと比べるとどうなのか

比較の話をします。先に断っておくと、以下の椅子、僕は持ってないです。 座ったこともないです。なので座り心地は語りません。価格とキャラクターだけ並べます(すべて2026年7月時点)。
機能で選ぶなら、こっち
アーロンチェア リマスタード(ハーマンミラー)/定価268,400円。高機能チェアの大定番。ただし見た目は完全に「仕事の道具」
コンテッサ セコンダ(オカムラ)/20万円前後〜。国産の高機能チェア。これも見た目は仕事の道具
エルゴヒューマン プロ2/13万円台〜。ランバーサポートが売り。機能で選ぶ層の入口
正直に書くと、座り心地の性能だけで比べたらWIRYは勝てないです。 ここは張り合っても仕方ないところ。
さっき「あと4〜5万出すと選択肢が変わる」と書いたのは、この一番下のエルゴヒューマンのことです。9万円のままだと、この土俵には上がれません。
で、ここからが本題です
WIRYと同じ「家具の顔をしたワークチェア」で探すと、話が変わります。
カリモク XT5840(デスクチェア・ブナ材/布張り)/267,300円
木製×布張りでちゃんとしたやつを買おうとすると、普通に20万円超えます。
つまりこういうことです。
「機能で選ぶ椅子」の中ではWIRYの9万円は高いけど、「見た目で選ぶ椅子」の中では、むしろ安いほうです。
僕がWIRYを選んだとき、この構造を分かってませんでした。ただ一目惚れしただけです。でも4年経って他を調べてみたら、あの価格帯でこの見た目が手に入るのは、わりとレアだったっぽいです。
ちなみにリセノ内で迷うなら、木部はナチュラル(NA)とブラウン(BR)、生地はキャメルとオリーブの組み合わせです。僕はキャメル×ナチュラル。4年経ってこの色にして不満はないです。
色の実物はページの写真で見られます。僕が使ってるのはこのNAです。
こんな人におすすめ/この人はやめとけ

ここまで読んでもらった前提で、もう一度だけ。
やめとけから書きます。
背もたれに体を預けたい人。 84cmです。クッションを足しても、ハイバックにはなりません
座りっぱなしで作業する人。 続けて3時間を超えると、おしりが痛くなります。休憩を挟めない働き方なら向いてないです
夏、椅子で汗をかきたくない人。 保冷剤で5回目の夏を越してますが、原始的な方法です
昇降デスクを一番下まで下げて使う人。 天板下に何か付けているなら、先にアームの高さを測ってください
おすすめはこっち。
部屋の見た目を諦めたくない在宅ワーカー。 これが最大の理由になります
9万円台を「椅子代」じゃなくて「4年間、毎日目に入るものの代金」として計算できる人
弱点を、クッションと休憩でカバーする気がある人
結局のところ、見た目にいくら払えるかで決まる椅子です。
よくある質問

◆WIRYって何て読むの?
「ワイリー」です。リセノの公式サイトでも、シリーズ名は「Series Furniture『ワイリー』」と表記されています。
ちなみに、リセノで「ワイチェア」と検索するとまったく別の椅子(ハンス・J・ウェグナーの名作Yチェア/CH24)が出てきます。ここ、混ざりやすいところです。
ついでに書いておくと、WIRYはこの椅子だけの名前じゃなくてシリーズ名です。同じ木部とアイアンで、ダイニングテーブル・デスク・TVボード・ソファまで揃ってます。椅子から入った人が、あとで気づくやつです。
◆座り心地は?
硬くも柔らかくもない、中間です。ただしこれは4年ぶんへたった座面の感想なので、新品はもう少し固いはずです(メーカーは「固めのウレタン」と書いてます)。詳しくは「へたり」の章に書きました。
◆4年使って後悔してる?
してないです。ただし「見た目で選んだ」っていう自覚があるからです。
もし僕が座り心地を期待して9万円払ってたら、たぶん後悔してました。背もたれは低いし、座り続ければへたるし、夏は暑いので。
期待する場所を間違えなければ、後悔しない椅子だと思います。
逆に言うと、「9万も出すんだから座り心地もいいはず」って思ってるなら、いったん止まったほうがいいです。そこは9万円で買えてないです。
◆口コミ・評判はどう?
先に、たぶん一番気になるところから。
楽天の商品ページ、レビューが0件です。
9万円の椅子でレビューゼロは、普通に不安になると思います。僕もそうでした。
ただこれ、楽天店に投稿がないだけです。リセノの公式ストアのほうには、ちゃんと集まってます。
公式ストアのレビューは、僕と同じナチュラル(NA)で4.8(21件・2026年7月時点)。件数は多くないけど評価は高いです。
面白いのが、僕が弱点だと思ってる背もたれの低さ、評価が真っ二つに割れてます。
困ってる人。
背もたれが少し低くて、凄く快適に作業ができるとは言いにくいですが、見た目も可愛くデスクワークの気分が上がります
思ったより背もたれ低め、肘置きも低めで、最初は少し違和感ありました
歓迎してる人。
背もたれが低いので圧迫感もなく、また腰痛も気にならなくなりました
背もたれの高さが少し低いかな、と思っていましたが、実際使ってみると、いい姿勢を保てる高さで、とても楽です
同じ椅子に座って正反対です。
僕の読み方はこうです。背もたれに体を預ける癖がある人は困って、預けずに座る人は楽になる。 僕は前者でした。だから1時間できつくなる。
自分がどっちのタイプか、今座ってる椅子で確かめてから決めるといいと思います。
◆店舗で試座できる?
リセノの実店舗は5つ(青山・二子玉川・吉祥寺・京都・福岡)。展示状況は変わるので、行く前に店舗へ確認したほうがいいです。
僕は試座せずに買って4年経っても後悔してません。でも9万なので、座れるなら座ったほうがいいです。とくに背もたれの低さは写真じゃ絶対に分かりません。
◆Amazonで買える?
執筆時点で調べた範囲では、Amazonに取り扱いは見当たりませんでした。販路は公式ストア・楽天・Yahoo!ショッピング(2026年7月時点)。
◆送料は? 組み立ては必要?
本体89,800円+送料3,300円で、総額93,100円です(2026年7月時点)。公式ストアも楽天も同じ。
9万円の椅子だと思って買うと、9万3千円です。 ここ、地味に効くので先に書いておきます。楽天のページは「93,100円(価格+送料)」と総額を先に出してくれるので、そこは親切でした。
組み立ては不要です。楽天の商品名にも【開梱・設置付き】と入っていて、完成品で届いて、開梱・室内への搬入設置・梱包材の持ち帰りまでやってくれます。 17kgあるので、これ地味にありがたいです。
ちなみに楽天なら3回払いも選べます。月々31,034円+手数料(2026年7月時点)。
◆公式と楽天、どっちで買うのが得?
ここ、迷う人が多いと思うので調べました。
結論、総額は同じです。 どっちも本体89,800円+送料3,300円で、93,100円。開梱・設置・梱包材の持ち帰りも、両方やってくれます。
じゃあ何が違うかというと、ポイントだけです。
僕が見た時点の楽天のページには、4,458ポイント(7.3倍)と表示されていました。93,100円に対して、だいたい5%弱ですね。
SPUやキャンペーンで人によっても変わるので、あなたの画面に出ている数字を見てください。
楽天を普段使ってる人なら楽天。リセノで他にも家具を買う予定があるなら公式(リセノにもポイント制度があります)。それくらいの差です。
まとめ。WIRYの見た目に9万円払えるか

4年前、一度も座らないまま89,800円払いました。あれは正解だったと思ってます。
座面はへたってきました。背中は痛くなります。夏は暑い。アームは自分で削りました。
それでも、この見た目で仕事ができるオフィスチェアを、僕はまだ他に見つけてないです。
そして4年かけて分かったのは、それらが別々の話じゃないってこと。背もたれが低いから部屋で浮かない。背もたれが低いから背中がきつい。いいところと悪いところが、同じ一本の設計から出てます。
なので判断基準はひとつだけです。
毎日目に入る場所に置くものの見た目に、送料込み93,100円を払う価値を感じるかどうか。
感じるなら買っていいです。感じないなら、同じ金額でもっと体を支えてくれる椅子が他にあります。
現在の価格・在庫は楽天で確認できます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。デスク環境の参考になればうれしいです。
▼同じく愛用品の記事
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。