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愛と追憶の未公開シネマ#0:それは“激安ジゴロ”から始まった? 

今日の記事は、ブログをやってた頃に「愛と追憶の未公開シネマ」シリーズを始めるきっかけになった記事です。
今読み返すと、当時、どれだけコメディばかり観てたんだと呆れる部分もあるけど、そんな中から何本かピックアップしています。


▪️「デュース・ビガロウ 激安ジゴロ!?」(99・未公開)

第78回のアカデミー賞が決まりました。
今年はどうだったんでしょう、ほとんどが下馬評通りの結果という感じもしますが。
作品賞を逃した「ブロークバック・マウンテン」は未見だけど、やっぱりキリスト教団体の圧力の影響もあったんでしょかねぇ。

一方でゴールデン・ラズベリー賞(通称ラジー賞)もすでに26回と回を重ねてます。
主演男優賞はトム・クルーズ(「宇宙戦争」)、ウィル・フェレル(「奥さまは魔女」)などを抑え、見事(?)ロブ・シュナイダー(「Deuce Bigalow: European Gigolo」)が受賞したよーです。

ロブ・シュナイダーは割と下品な笑いを取ろうするから、ノミネートされやすいってとこもあるけど、この受賞作って「デュース・ビガロウ 激安ジゴロ!?」(99・未公開)の続編ですよねぇ。

日本じゃ劇場未公開だったけど、続編が作られるくらいだからアメリカではそこそこヒットしたみたいです。
実際、未公開ってのが勿体ないくらい面白かったし。

この映画、以前、会社の後輩女性社員さんに「スッゴイ変なタイトルのビデオをレンタル屋で見つけて、借りて観たらスッゴイ面白かった。」的なこと言われて、なになにとレンタルした次第です。

ストーリーもあまり覚えてない。
まったくイケテないシュナイダー君が本物のジゴロになりすまして客を取っていくって話だったかなってくらいで。

いつもの下品お下劣ぶりが割とセーブされてて、いかにも安易につけられたビデオ・タイトル(激安ジゴロって、ちょっとスゴイよね)で損をしてるんじゃないかと思ったので、出来は良い映画でした。

シュナイダー君は最近ではお仲間のアダム・サンドラー主演の「50回目のファースト・キス」で友人役で相変わらずのイケテなさっぷりを発揮してます。
たまにはこんな掘り出し物にぶつかることもあるって話です。

で、それがまた嬉しいもんでたいして面白くもないだろなあって思いながらDVD買っちゃったりしてます。
最近の当たりとハズレはこんな感じです。


▪️脇で活きるウィル・フェレル

「俺たちニュースキャスター」(04・未公開)
ハズレです。
ウィル・フェレル出演作は期待していたのでショックが大きい。

フェレルは「奥さまは魔女」(05)の二枚目半の路線は昔のチェビー・チェイスに近い部分もあったりして、嫌いじゃないけどね。

ジャック・ブラック、ベン・スティラー、ティム・ロビンス、ヴィンス・ボーンといった豪華な特別出演も観るべきところなかったし…。  
なので「エルフ」(03)と「ペナルティ・パパ」(05)はどーしよーかと思案中です。

「俺たちニュースキャスター」DVD

▪️ベン・スティラーの「ポリー my love」(04・未公開)

やっぱりウィル・フェレルは脇で好き勝手やってもらってる方が面白いなあ。
「プロデューサーズ」(05)はバカやっていい役柄だから期待してます。

「ズーランダー」(01)
「ドッジボール」(04)
「ポリー my love」(04・未公開)

ベン・スティラーの作品をまとめて3本。
どれもそれなりに楽しめるというぐらい。
「ポリー…」がジェニファー・アニストンの魅力とスティラーが「メリーに首ったけ」以来のトイレでパニックになる可笑しさがある分良いって感じです。

スティラーの親友役で今日オスカー主演男優賞を穫ったフィリップ・シーモア・ホフマンが出てます。

「ポリー my love」DVD

スティラーが監督もやってる「ズーランダー」は先のウィル・フェレルが割と好き放題やってて面白かったけど、内容はちょっと欲張りすぎてまとまりきらなかったとゆーところか。

「ドッジボール」はもうちょっと盛り上げられたのにと残念っす。
敵役のスティラーは主演と違ってノビノビしてます。

スティラーは好きな役者だけど、やっぱり彼の持ち味は「ポリー…」の役に近い、自信のない内気なタイプを演じたときでしょ。

最近はロマンティック・コメディとおバカ系(あまり好きな言い方じゃないんだけど)を交互に出演してる感じです。

個人的には「ミステリー・メン」(99・未公開)と「僕たちのアンナ・バナナ」(00)が好きですけど。

「恋のおかたづけしましョ!」(02・未公開)はエリザベス・ハーレイ、デニス・リアリー主演のロマンティック・コメディ。
邦題はこれも安直にハーレイ出演作の「悪いことしましョ!」(00)のパクリです。

女たらしのデニス・リアリーがお婆さんの遺産を相続することになるんだけど、過去に関係を持った女性たちに謝罪をしてまわらなければならないという条件を果たすため、弁護士のハーレイの監督の下に旅をするって話。

ストーリーに粗がありすぎで、エンディングもあまり後味が良くなかったなあ。
リアリーは好きな役者で良かったし、ハーレイも美しかったので残念。
ハーレイは「エドTV」(98)でほぼ本人に近い(モロ本人役だったっけかな?)セレブ役をやってたけど、多分、自分が世間にどう思われてるか自覚して出演作を選んでるんだと思って感心した。
最近は製作もしてるようだし、美貌だけじゃない才女のよーです。

「恋のお片づけしましョ!」DVD

▪️「クランク家のちょっと素敵なクリスマス」(04・未公開)

最後くらいは掘り出し物を。
タイトル通りのクリスマス・ホーム・コメディです。
主演のティム・アレン以外がみんな頑張ってます。

ジェイミー・リー・カーティス、ダン・エイクロイド、M・エメット・ウォルシュ、チーチ・マリン、そして御贔屓のオースティン・ペンドルトンという、コメディを作るにはこれ以上ないと言ってもいい、最高のキャストです。

カーティスのその体型で脱ぐかッ!?とゆー役者根性(とゆーよりコメディエンヌ根性)にびっくりしたけど、案の定、共演者のアンサンブルが良く、傑作とは言わないけど安心して楽しめる1本です。

原作が「ザ・ファーム/法律事務所」(93)、「評決のとき」(96)のジョン・グリシャム。
脚本は「ホーム・アローン」(90)「ハリー・ポッターと賢者の石」(01)のクリス・コロンバスです。

「クランク家のちょっと素敵なクリスマス」DVD

それにしてもコメディってのは予想がつきにくい。
だから面白いコメディに出会った時の喜びも大きいんですけどね。

でも、どんなに面白いのが出てきても、アカデミー賞とは無関係だろうなって予想は十分出来ちゃいますよね。


※この記事はブログ「5011 cinema note」の2006年3月の記事を基に一部、加筆・再構成しています。


こんな記事も書いてます。
「パラドールにかかる月」(1988/日本未公開)愛と追憶の未公開シネマ#1
「テキサス1の赤いバラ」(1982/未公開) 愛と追憶の未公開シネマ#4
西部のオフビート・サスペンス 「ビューティフル・バディ」 (2010/未公開)


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