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🦌【イギリス小学校】ルール守った方が損?

「ヨガ禁止令、発令中。」
あの話に続いて、今回はもう一つのモンスターペアレンツの話。

1ヶ月ほど前のこと。
またしても、学校で大問題が起きた。

その日は水曜日。
私の休みの日やった。

木曜日に出勤するなり、
「昨日の話、聞いたー?」
と、スタッフルームは完全にゴシップ状態。

毎年、低学年はクリスマス劇をやる。
いわゆるナティビティ
キリストの誕生を、歌と劇で楽しく表現するやつ。

一番下のレセプションクラスなんて、
正直ストーリー云々より
衣装着て歌ってるだけで、反則級に可愛い。

親の顔は自然とゆるむ。
私も自分の子どもがその学年やった年、
必死で我が子を探して写真撮ってたから、その気持ちはよく分かる。

でも今年から、学校の方針が変わった。
写真・動画の撮影は禁止

理由は、安全面

最近、
別れたパートナーが、
SNSに上がった子どもの写真から学校を特定し
ストーカー行為に及ぶという事件が実際に起きている。

うちの学校にも、
「父親は子どもに接近禁止」
という命令が出ている家庭があり、
お迎えに来ても子どもを引き渡したらあかんケースがある。

そんな背景もあり、
校長は劇の前にこう伝えた。

写真・動画の撮影は禁止

代わりに、
学校側が動画を撮影し
クラス共有のプラットフォームで配信
衣装写真も担任が撮って保護者に送る

という配慮はちゃんと用意されていた。

にもかかわらず、
母親2人が、堂々と撮影を続行。

低学年の先生たちが気づき、
2度ほど注意したらしい。

が、完全無視。

そこで校長、ついに動く。

舞台の前に立ち、
大きく手を振って
劇を止めた。

「前もってお願いしていましたが、
写真や動画を撮っている方がいるため、
一度中断します。」

すると、今度は
他の保護者たちがブチ切れ。

そらそうや。
数時間だけ仕事を抜けて来てる人もいる。
せっかくのクリスマス劇。

しばらくして、劇は再開された。

が、問題はここから。

お迎えの時間、
その母親2人は、冷たい視線を向けられ
無視されるようになったらしい。

すると今度は、
その母親2人が校長に抗議。

「他の保護者が冷たい」
「このままでは子どもの送迎ができない」

……いやいやいや。

自分で問題作って、
今度は“周りのせい”って何なん?

正直、職員側は
「はぁ?」
という空気やった。

ただ、
子どもたちが可哀想
という一点だけで、学校は折れた。

結果

・この2人の子どもは
職員用入口から登下校
・学校の敷地内まで車で入ってOK
・他の保護者と顔を合わせなくていい

……えぇぇぇ?

それ、
特別待遇ちゃうん?
雨の日も校門前で待たんでええし!

モンスターペアレンツが得して、
ルール守ってる側が我慢する。

なんか、
おかしくない?

子どもたちが可哀想なのは分かる。
それはほんまにそう。

でもな。

「声が大きい人が得をする」
そんな前例を作ってええんかな。

こうしてまた一つ、モンスターペアレンツ問題が心に積み上がったクリスマス劇やった。

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