中級者の家アンプ事情という現実
中級者が家で練習するアンプは何がいいのか。
これはなかなか難しい問題です。
初心者向けの記事はたくさんあります。
「最初のアンプはこれ!」という記事ですね。
YAMAHAのTHRとか、BOSSのKatanaとか。
それはそれでとても良いと思います。
でも中級者以上になると、少し事情が変わってきます。
ギターにも慣れてきて、音にもこだわりが出てくる。
「もう少し良い音で弾きたいな」と思い始める。
ただし現実は家です。
大音量は出せません。
ここで悩み始めるわけです。
真空管アンプは小さくても普通にうるさいですし。
ちなみに僕の周りのギター界隈は、少しバグっています。
僕の友人のしのちゃんはコンボアンプを集めています。
しかもこだわりがあって、
「12インチ一発」
という感じなんです。
FenderのHot Rod Deluxe。
VoxのAC15。
MarshallのJTM312。
さらにMesaやHughes & Kettnerまであります。
しかも全部コンボアンプです。
冷静に考えると、全部真空管アンプです。
家で鳴らすにはなかなかのサイズです。
でも本人は普通の顔をしています。
だんだん僕まで感覚がおかしくなりそうになります。
ハードオフのジャンクコーナーで
Jensenスピーカーの入ったアンプを2万円くらいで買ってきたりもします。
店員さんも大変だと思います。
重いし、動作確認も面倒だし、真空管は保証もできない。
だからジャンクで出てくる。
そしてそれをしのちゃんが持って帰る。
そんな流れです。
一方で、別のタイプのギタリストもいます。
あるギタリストは、宅録でも真空管アンプを使うそうです。
ただしキャビネットを鳴らすわけではありません。
ロードボックスという機材を通して録音する方法です。
本物のクランチが欲しいときはそうするらしい。
でも普段の制作は、アンプシミュレーターのプラグインで
ほとんど事足りるとも言っていました。
最近のパソコンは性能が上がっていて、
昔の専用アンプシミュレーター機材のDSPよりも
圧倒的に計算能力が高かったりします。
なのでソフトウェアのアンプシミュレーターも、
かなりリアルな音になっています。
そうなってくると家でギターを弾く場合、結局ヘッドホンで音を聴くことも多くなります。
僕がちょっと調べたミュージシャンの方々も、BeyerdynamicのDT770のようなモニターヘッドホンを使っている人が多い印象です。
ちなみに僕自身はと言うと、
最近ほとんどプラグインでギターを録音しています。
Neural DSPのアンプシミュレーターなどですね。
これが思っていたよりもかなり良い。
正直なところ、
「これで十分かもしれない」
と思うこともあります。
こうして見てみると、
中級者の家アンプ事情は意外とバラバラです。
真空管アンプを何台も持っている人もいれば、
ロードボックスを使う人もいる。
プラグインだけで済ませる人もいます。
結局のところ、
どれが正解というわけでもないのかもしれません。
家でギターを弾く環境は、人それぞれです。
ただ一つ言えるのは、
一番ギターを弾きたくなる環境が、その人にとっての正解
なのかもしれません。
