平成最新の力技対戦環境 (アーマード・コア)
おいどん"超"がつくほどロボゲーが大好きなんですよ。
まぁロボゲー縛りがなくとも3Dの仮想空間上で自由に相手と立ち会えるゲームを長年夢見てきた記憶があります。
そんな夢がしかも待望のロボゲーで現実となったのは1996年に出会った電脳戦機バーチャロンが私の中では先陣でした。
いや、それ迄にもいくつか近い作品もありましたよ。ただ当時最新ゲームが導入される立ち位置であったアーケードゲームでさえハードの制約その他諸々、求める高みに届かないもどかしさがあったわけです。実際に手の届く範囲で気軽に遊べるかという視点も重要でしたね。
それだけに一定数普及し、突き抜けた完成度という点で電脳戦機バーチャロンの登場は衝撃であり、革新でした。
バーチャロンについては改めて語りたいと思いますし、同時にロボゲー問わずバーチャロン登場までの高みへと挑んだ愛すべき作品達も後々触れたいなと思っています。
バーチャロンのことに触れたのなら、後述のネット対戦も家庭用ゲーム機セガサターンでのXBAND対応版を語れよと怒られるかも知れません。 個人の体験談ベースなので許してつかぁさいm(_ _)m
さて、アーケード(業務用)とくればコンシューマー(家庭用)はどうだったのか?
こちらでもバーチャロン同様の革命が起きたのですよ・・・フロム・ソフトウェア開発のアーマード・コア(1997)の誕生です。

初めて遊んだ時はもう歓喜しましたよ。
ストレスのない3D空間上のバトルに自分で組み上げた理想の機体で飛び込むことができる。
これって現在では珍しくない(但し一部の熱烈な需要の割に供給は少ない)要素ですが、当時はハードの制限やらなんやらでとても希少な存在だったのですね。冒頭で述べた通り最新のアーケード筐体(基板)でも持て余していたジャンルですから。
そんな初代アーマード・コアの特筆すべき点は・・・なんと通信対戦が出来たことです!
通信対戦なんて当たり前じゃない?
と今時の方は思われるかも知れませんが1996〜8年当時はインターネットが一般に普及しだした初期の頃であり、その接続形態もダイヤルアップ接続というパソコン通信時代とそれ程変わらない低速環境でした。
そんな時代にハイスピードロボットバトルが!?
はい、出来ました。但し現代的なネットワーク越しではありません。
私の狭い視野での体験談の為。事実関係が偏っているとは思います。
話の都合上、メタルジャケット(1995)の存在も闇に葬ってますし(゚д゚)
なので冒頭にXBAND版バーチャロンに触れた様に既に様々なネットワーク対戦ゲームが存在したことは補足しておきますね。
あと今回扱ったアーマード・コアは画面分割対戦もありました!
ん、2P補正?・・・知らない子ですね( ˘ω˘) ウッ アタマガ
海外文化に詳しい方ですとニヤリとして頂けるLANパーティー形式的な通信対戦です。
LAN・・・はLocal Area Network(ローカルエリアネットワーク)、狭い範囲での通信環境です。
この狭い範囲というのは部屋の中と考えて頂ければ良いですね。
要は機材を持ち寄ってちっちゃな高速通信環境を作ってハイスピードロボットバトルを楽しもうぜという形式。まぁ今回のPS通信対戦がLANパーティーの定義に当てはまるかは目を逸らしますが(;´Д`)
概念的な話になってきたので実例を挙げますと、初代プレイステーションにはローカル通信用のネットワーク端子が搭載されていました。あ、ネットワーク用といっても定義が怪しいと話した通り、RJ-45とかのいわゆるイマドキのLANではないやつです。
具体的には2台のプレイステーションを用意して、それぞれの端子に対戦ケーブルSCPH-1040を差し込んでやり取りできるようにします。
なんだ、思ったより簡単じゃない?
いやいや、ここからが本番です。
ゲームを遊ぶには画面がないといけません。そして当時の画面といえばまだまだ現役ブラウン管テレビ。14型でも8kg前後はある重量感溢れる頼もしさです。

後述の画像だと生成の
都合で液晶になってます
最低でも29型で遊びたい?
ハハハハハ(乾いた笑い)
えー、当時でも液晶あったじゃんって!?
ありますよ。今の液晶から想像が付かないほど重くてお値段バカ高いやつが。なのでお大臣様専用です!

ブラウン管と液晶どちらとも、破損のリスクに怯えつつ対戦を行う現地へ運ぶ必要があるわけです。しかも年齢や財力に左右される条件として、車が無ければ頼れるのは己の肉体だけです!

そう、現地といいましたが遊ぶ場所の確保も難しかったですね。コンセントが無ければ詰みですし、ワイワイやっても怒られない場所というのは希少なわけです。
そして何より一般の方から見ると「こんな馬鹿みたいに楽しいなことを一緒にやってくれる仲間達」の存在があるかどうかなんです。

ただのしかばねのようだ
(設営前の休憩中)
さて、紆余曲折はありつつもそれぞれにテレビを接続したプレイステーションは用意できました。
あ、やべ・・・ソフト持ってきてないや!(取りに帰る)

今度こそ揃いましたね? 「ぼくのかんがえたさいきょうのロボット」を見せてや・・・メモリーカード忘れてる!?(また取りに帰る)

3度目の正直ですね。どうにかプレステ同士も通信ケーブル(長さが足りずピンピンに伸びてる)で繋がってますしこれで対戦の準備が整いました。
ではヘッドホンをつけましょうか。
あぁ、何故かというと音をオープンにしていると相手側の音声や周囲の反応で必要以上の情報が手に入ってしまうわけですよ。
せっかく画面を分けたのですからやるなら徹底的にです!
・・・え、ヘッドホン持ってきたかって? 2つあるって言わなかった!?(すれ違いでまたまた取りに帰る)

対戦前に家への3往復で既にヘロヘロです。それでも俺達の対戦熱は止められねぇ!!
そんなわけで背中合わせで座ります。相手とその操作画面を覗けない様にする為ですね。
音も自分側のだけ、画面も1人用同様の自機のみの視点。
背中合わせでコントローラーを握る姿は正しくガンマンの決闘シーン!
ここから始まるのは限られた情報の中で戦うハイスピードロボットバトルなのです。

獲物を横目にニヤリ
余談としてこんなに恵まれた
環境ではなかったですね(笑)
相手がどんなアセンブリを組んだのか。得意距離は遠距離か近距離か。 何処から狙い撃ってくるのか。 それは姿を見つけるまで分かりません。
いや、後ろを覗こうと思えば覗けますけど、紳士のスポーツであるゴルフ同様にズルをすれば自分でゲームの楽しみを削るかなしみを背負うことになるのです。TRPGでのキャラメイクもそうですね。ダイスを転がして・・・今のは練習!
ゴルフでいうギャラリーというか、プレイできるのは2人だけなので余ったメンバーは左右の画面を眺めるわけですからそれぞれの狙いと状況を見てニヤニヤするのですよ。
「ちょ、おま、どこから狙ってんの!?」
みたいな一方的に撃たれる片方の断末魔をBGMとしながら(笑)気分は一端の歴戦レイヴンです。
とはいえヘッドホンをつけていても一定以上の音量は抜けてきますので、ある程度の会話は出来てしまうわけですよ。

右のヘッドセットタイプを仲間内
では「通信兵」と読んで識別(笑)
なので場所が見知らぬ人もいる公共エリアではない為に、仲間内らしい舌戦というか煽りやらの三下ムーヴも飛び交います\(^o^)/
今で言う配信ボイスチャット実況プレイを仲間内で楽しんでいる感覚でしょうか?
少し違うのはリアルでそばにいるわけですから、気配というか体温というか。とにかく声を通さずとも生の感情が伝わってくるのですよね。
モータースポーツ等でも語られる現場ならではのリアル感というやつです・・・言いすぎ?(笑)
まぁそんなこんなで悲鳴とともに楽しい時間が過ぎ去っていきます。はい、ここからはお片付けの時間です
やることは簡単ですよ。
今までやってきた前準備をそっくりそのままやり戻すだけです!(白目)

勿論落としたら詰む()
力技対戦会は今振り返るととても不便であり、馬鹿じゃないの!?と思うくらいの時間と労力をかけた遊び方だと思います。
ゲーム機をスイッチオンで即オンライン対戦・・・ほんと良い時代になったものです。上手くやれば忙しい家事の隙間でも遊べますからね。
それでもこの令和の時代にあの時の様に苦行を積んで遊べたらすっごい楽しいだろうなぁと思うのはただの感傷なのでしょうか。
大画面だとン十キロもあるモニターを運んだあの地獄。普通に考えるとお金の出ない引っ越しバイトでしかないのですが、皆と呻いたその行為がとても愛おしく思えるわけです。
そんなしんみりとした追憶っぽいことを書きつつも、昔話どころか今現在もとんでもない熱量で力技対戦会をやっている方々もいます。
2023年の未来に「鉄騎体験会」のワードが電子の海に漂うとはお釈迦様でも予想はつくめぇ(゚∀゚) タイケンシテェ https://t.co/xqcoRzBcYo
— ぐらぼま (いも) (@Guraboma) May 23, 2023
そんな有志の一人でフォロワーの青髭さんが愉快な仲間達とよりにもよって鉄騎対戦会をはじめとしたゆるふわ濃い味イベントを開催されてますので、ご興味のある方は是非是非呟きを覗いてみては如何でしょうか?
きっと当時の私が熱中した現地現物リアル体験ならではの楽しみが味わえる筈です。ブラウン管も担ぐのかな?
ATM(お金を稼ぐ為だけの装置)としての使命が無ければ、おいらも飛行機に乗って合流したいでおじゃるよ(TдT)
[ちょっとしたおじさん語り]
===うざいと思う方はスキップで文末の画像だけ見てね!===
最後に少しばかり教訓めいた話をさせて頂くのですが・・・対戦ゲーマーは多かれ少なかれ相手に打ち勝つことをプレイの主軸にしていることが多々あります。
まぁ対戦ゲームと書くだけあって基本的には競い合う方向の遊びですしね。
なのでどんなプレイスタイルだろうとみんな仲良く・・・そんな甘っちょろいと笑われることを書き続けてきた私ですら身体は闘争を求めていた時期があります。
みんな仲良く・・・店舗やオンラインコミュニティを立ち上げた時はそれを御旗にしておりました。綺麗事は必要ですし、実現しようと行動する限りそれは単なる飾りではないわけなので。
それでもある日、建前ではなく心底気がつくのですよ。
当然のことですが、結局対戦ゲームは相手がいないと成り立たないのですよね。
特に学生さん向けの話だとは思いますが、今周囲で遊ぶ仲間に恵まれている方がいればそれは当たり前ではないことだけは知っておいて欲しいと思います。
就職・引越・結婚・突然の別離といった大きな転機以外にも、趣味が変わったり興味が薄れたりで自分も相手もゲームへの縁や人同士の関係性が薄まっていくことがあります。
それはそれ。前向きに生きる為にも避けられない場合もあります。それでも意気投合し共に楽しめる間は目先の勝ち負けだけに飲み込まれず、互いに目の前の仲間を大切にして欲しいのです。
ゲームを楽しむ過去と未来の自分自身の為にも。
ゲームセンターのオラオラ現役勢?
あー灰皿を投げるのだけは止めようね? (゚д゚) イマドキ オイテナイヤロ

(足が子鹿のように震えておる)
ゲームだけを楽しんでいると思っていたら、ゲーム自体にはそこまで執着がなかった。そんな事実を後々気がつく人達をゲーム歴だけは長いおじさんはよく目にしたわけです。
さて、生活環境が激変するので今後は何かに追われるように投稿するか、「へんじがない ただのしかばねのようだ」の二択になりそうな感じです。
あーおじさんも偶にはゲームが遊びたいよぉφ(゚∀゚)φ ガコガコ
<前のお話>
<電子の光に魅入られて>
先行する4マガジンに放り込めないビデオゲームへの迸る熱い妄想を放り込んでいきます(゚∀゚)
