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大空に舞うスウェーデン国防の竜剣 (映画 ドラケン)

義務教育に終わりが見えつつある学ラン小僧の頃にとても素晴らしい映画に出会ったのですよ。その映画の名はドラケン(1990)。サーブ 37 ビゲン(SAAB 37 Viggen)への世代交代によってスウェーデン空軍から放出されたサーブ 35 ドラケンの辿る過酷な運命を描いた作品です。

主役戦闘機であるドラケンは退役後に母国スウェーデンから流れに流れて南米某国へと辿り着きます。その後あろうことか国ではなく、とある組織が運営する私設軍隊に配備され不本意な形ながらも最後の戦いへと挑んでゆくのです。タイトル詐欺ですみません

「本機が守るのはもはや国ではない。 
 それでも人を幸せにする花を奴らに奪わせはしない。」

(劇中無言のパイロットの心の声を執筆者が推測)

その相手とはまさかの超大国アメリカ。横暴な超大国の侵略に翼を蝕む錆をふるい落とし、再び大空を舞うドラケンの姿を描くハリウッドアクションの超大作なのです。


少し昔話になるのですが・・・私はお子様の頃に飛行機少年(ミリオタ予備軍)だった時期があり、その時にドラケン(SAAB 35 Draken)の美しいフォルムとバックストーリーに魅入られました。新谷かおるさんの漫画エリア88でも主役機として描写されていたことからご存知の方も多いのではないでしょうか。

試作機のロールアウトが1955年であるドラケンは数々の先進的な機構を採用しつつもその要求性能は浮世離れしたものではありませんでした。北欧の小国が自らの力で国を守る為に生み出した現実的な回答とでも言うのでしょうか。その運用思想は他の西側諸国の機体と比較しても泥臭いというかどんな苦境にあろうと国を守らんとする生々しい闘争心すら感じさせます。

そんなドラケンについて語りだすと早口でまくし立ててしまいそうなので映画の話に戻るとしましょう。先ほど述べた本筋以外の細かな描写はよく覚えていないのですが、超大国アメリカの視点で物語は始まり南米某国に侵攻するまでが丁寧に描かれていました。

本当におまえちゃんと観たのかよ!と突っ込まれそうなくらいにその丁寧な描写自体を覚えていないのですが、劇場の大画面でドラケンが出てきた瞬間に記憶が全て吹き飛んでしまったのですから仕方がありません。

その後もビデオテープが擦り切れるほど映画を見返しましたが毎度「ドラケンかっこいい!」しか学習できていません。

そういえばアメリカ側の訓練シーンがあったことだけは思い出しました。 たしか女物のパンツを被ってジープを運転するいろんな意味で過酷な訓練です・・・さすが揺るぎまくる正義の国アメリカ!

映画の見どころはドラケンが登場する後半の約30分からなのですよ。それ以外はサプライズ的なドラケン登場を盛り上げる舞台装置でしか無いのです。あ、ロシア語で考えろのファイアーフォックスも主役機は最後の最後で大活躍しましたよね。

主役登場!


そういえば子供の頃に見た超人機メタルダーという特撮ヒーロー番組で、今も伝説的と語られる第11話 勇者の追撃!天空にそそりたつ巨人!!とも似た構図であることに気が付きました。

この第11話では悪役となるネロス帝国側の視点で物語が語られ、正義のヒーローであるメタルダーは愛おしい弟子を助けるため立ち向かってくる戦闘ロボット軍団元豪将ビッグウェインに対するラスボスとしての役回りとなっています。そう、最後の戦いの場までメタルダーは全く出てこないのですよ。

瞬転(変身)した状態で出てくるので変身前のの剣流星含めて人間が誰一人登場しない完全な仮面劇となっています。メタルダーに関してはストック箱で数本記事が眠っていますが、その中の1本はこの勇者の追撃!天空にそそりたつ巨人!!についての妄想語りなんですよね(゚∀゚) クビガ マワラネェ

ネタバレになってしまいますが映画ドラケンではメタルダーとは真逆の展開となっていきます。超大国アメリカの圧倒的な軍事力(AH-64A)を前にして2機のドラケンは大空に散ってしまうのです。

ハイドラ70 ロケット弾の誘導型は当時まだ存在していない(と思われる)ので、まさかの無誘導弾頭でオシャカにされてしまう悲しみの結末が(;´Д`) デモ ロックオン! トカイッテタゾ

どうして・・・(どうして)


これは1983年公開のブルーサンダーでテロリストの排除を試みたF-16 ファイティング・ファルコンが機関砲で返り討ちにされた無念案件と同じ衝撃でした。ロサンゼルス上空を我が物顔で暴れ回る武装ヘリコプターにしてやられたのです。


両作品ともに「戦闘機の立場がなくなるやん、もっと空気読めよ回転翼機め! おまえらアフターバーナーなんてないだろ? 悔しかったら・・・え、ついてる? マッハ超える? シコルスキーのS-72、生きとったんかワレェ!!(違います)」的なよくわからない叫びを呟いてしまう程にヘリコプターが優遇されていたわけです。


ちょっとチートヘリコプターへの怨嗟の声が染み出てしまい大きく脱線してしまいましたが、そんな悲しみに包まれながらも元々の出自を隠すかのようなダークグレーに塗られた大空を駆けるドラケンの勇姿は学ラン小僧の深層意識に強く焼き付いたのです。

作中随所で「かっこいいだろ?」
と噴射炎を見せびらかす様は
明らかにファンサービス(゚∀゚)ノシ


ああ、ドラケンかっこよかったなぁ( ˘ω˘) オチハナイヨ…タブン

そういえば有名どころでは敵役のアメリカ陸軍パイロットとして実は宇宙人であるトミー・リー・ジョーンズやニコラス・ケイジが覗き用の潜望鏡がついた女物のパンツを被るシーンの為に出演していましたね。その辺で嘘を書かないようにファクトチェックをしていたら・・・ウィキペディア先生で映画名が「アパッチ」と書いてました。あれ? 主役は「ドラケン」じゃなかったの?(;´Д`) キオクガ ネツゾウ サレテイル


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サブカルチャー的なものを中心に緩く語っています(゚∀゚)


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