ぐるぐる製作所|iPhoneはなぜ高くなったのか
製造業から見ると、世界中の会社が見えてくる
昔は、
「スマホに10万円!?」
と言っていた気がします。
でも今は20万円近いモデルも珍しくありません。
気づけばスマホは、家電レベルの価格になっています。
毎日使うものとはいえ、正直高い。
では、なぜiPhoneはここまで高くなったのでしょうか。
円安。
物価高。
もちろんそれもあります。
でも製造業目線で見ると、少し違う景色が見えてきます。
実はiPhoneって、ただのスマホではありません。
世界中の技術と会社を詰め込んだ、小さな製造業の集合体みたいな存在なんです。
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iPhoneは、もはや電話じゃない
昔の携帯電話を思い出してみます。
電話。
メール。
カメラ。
だいたいそれくらいでした。
でも今のiPhoneは違います。
写真。
動画編集。
ゲーム。
決済。
地図。
SNS。
AI。
仕事。
もはや小さなパソコンです。
そして機能が増えるほど、中身も複雑になります。
外から見ると薄い板ですが、中にはたくさんの技術が詰まっています。
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カメラだけで1つの製品になっている
昔の携帯電話のカメラは、
「写ればOK」
でした。
でも今は違います。
広角。
超広角。
望遠。
手ぶれ補正。
夜景撮影。
画像処理。
裏を見るとカメラが3つ並んでいるモデルもあります。
もはやスマホというより、小さなカメラです。
そして、このカメラには日本企業の技術も入っています。
例えばソニー。
iPhoneのカメラに使われるイメージセンサーでは、長年重要な存在として知られています。
私たちは毎日カメラを使っています。
でもその裏では、工場や技術者の仕事につながっているかもしれません。
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見えない部品が、ものすごく多い
iPhoneを使っていて見えるのは、
画面。
カメラ。
ケース。
これくらいです。
でも中を見ると別世界です。
基板。
メモリ。
アンテナ。
コネクタ。
バッテリー。
センサー。
ネジ。
樹脂部品。
金属部品。
フィルム。
接着材。
さらに、指先より小さい電子部品も大量に入っています。
その代表例が村田製作所です。
村田製作所は電子部品メーカーで、スマホ内部の小さな部品を手掛けています。
普段名前を見ることはありません。
でも世界中の電子機器を支える存在です。
面白いのは、
こういう会社は一般の人にはほとんど見えないこと。
でも、なくなるとiPhoneは作れません。
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頭脳は台湾、組立は中国
iPhoneはApple製。
確かにそうです。
でも実際には世界中の会社が関わっています。
例えば頭脳となる半導体。
これを製造する代表企業がTSMCです。
世界最大級の半導体メーカーで、多くの最先端チップを支えています。
そして最終組立で有名なのがFoxconn。
一般の人が「iPhone工場」と聞いて思い浮かべる世界に近いかもしれません。
つまりiPhone1台の裏には、
日本。
台湾。
韓国。
アメリカ。
中国。
たくさんの企業があります。
1社ではありません。
世界中の会社がつながって、ようやく完成します。
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高いのは部品代だけじゃない
値段が上がる理由は、部品だけではありません。
研究。
開発。
設備投資。
品質管理。
物流。
ソフトウェア。
昔の携帯電話より、圧倒的に複雑になっています。
つまり値段が上がっているというより、
中身が別物になっている、
そう見ることもできます。
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ポケットの中の製造業
私たちは毎日、何気なくiPhoneを触っています。
でも少し見方を変えると面白い。
私たちはiPhoneを見ています。
でも製造業から見ると違います。
ソニーがいて
村田製作所がいて
半導体メーカーがいて
組立工場がいる。
世界中の会社がつながっている。
そう考えると、
iPhoneはスマホじゃなく、
世界中の製造業をポケットに入れてるようなものかもしれません。
今日もどこかで、案件がぐるぐるしている。
— ぐるぐる製作所
