「予定を書かないカレンダー」毎日使うアプリを自分専用に作る
毎日使うアプリほど、「これでいいのかな」と思いながら、なんとなく使い続けている気がします。
英語学習アプリは機能が多すぎるし、カレンダーは情報でぎっしり。ToDoリストは終わらないタスクを無機質に突きつけてくる。
どれも便利です。
でも、どこか落ち着かない。
今回紹介するのは、新しいことを始めるためのアプリではなく、いつもの行動を、少しだけ自分寄りにするために作った3つのツールです。
PocketEnglish|機内でも途切れない英語学習
「PocketEnglish」は、完全にオフラインで動く英語学習アプリです。
きっかけは、飛行機の中でした。
私はDuolingoユーザーで、無課金ながら約1,500日連続で続けています。
あるフライト中、いつものようにアプリを開こうとして、通信がないことに気づきました。

出来ることが限られる時こそ、学習のタイミングだと思っていたので、そのとき「これ、自分用に作ってみよう」と思いました。
ランキングも、通知も、キャラクターの応援もありません。
短い会話文と例文と単語帳。それを静かに眺めたり、声に出したりするだけです。

収録した内容は、旅行英語よりも少し現実寄りにしました。
会議、調整、依頼、断り、そして雑談。
仕事や日常で「使いそうだけど、とっさには出てこない表現」を中心にしています。
やりたかったのは、英語力をスコア化することではなく、
「今日は一文だけ見ておくか」と思える場所をつくることでした。
場所を選ばず、静かに触れられる英語。
それだけで十分です。
DioramaCalendar|スマホの中の小さな部屋
「DioramaCalendar」は、予定管理を一切しないカレンダーです。
Googleカレンダーとも同期せず、タップしても予定は書き込めません。ただ、「今日が何日か」を知るためだけのアプリです。
きっかけは、海外旅行で立ち寄ったお土産屋さんにありました。
そこで見かけたメッセージカードが、紙を何枚も重ねた構造になっていて、とても立体的な奥行きを感じました。

この質感をスマホの中で再現できないだろうか。
そこから始まりました。
部屋のイラストをいくつかの層に分けて配置しています。
端末を少し傾けると、手前と奥がほんの少しずれて立体感を感じることができます。
予定は表示しません。
未来も押しつけません。
ふと日付を確認するその一瞬だけ、
スマホの中の小さな部屋を覗き込むような感覚があれば、それで十分です。

ToDoList|事実と感情を分ける場所
「ToDoList」も同じ発想から生まれました。
このアプリでは、よくあるリスト管理に加え、タスクの内容と、「自分がどう思っているか」を分けて書きます。
何が起きているのか。
自分はどう感じているのか。
それを文字にして分けるだけで、少し落ち着きます。
今日やること。
今週中にやりたいこと。
そのうちやるかもしれないこと。
全部を同じ重さにしなくていい。
ただ並べておける場所があればいい。
終わらなかったタスクを、必要以上に責めてこない。
そんな道具になればと思って作りました。


効率より、続くこと
この3つのアプリに共通しているのは、生産性を上げることを最優先にしていない点です。
たくさん学ばなくてもいい日がある
予定を管理しなくてもいい日もある
ToDoが残ったままでも、まあいいかと思える日もある
それでも、毎日少しだけ触りたくなる。
便利さよりも、感覚として無理がないこと。
派手な機能はありませんが、日常の中で長く使える、手になじむ道具になったと思っています。
これは、誰かに見せるためでも、リリースするためでもなく、ただ自分のために作った、私のiPhoneの中だけにある秘密のアプリたちの記録です。
頭を整理したい時はこちら▼
ただ気持ち良さを磨きたい時はこちら▼
