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指で隠れない、ゲーム機感覚のベクターツール「VectorBoy」(自作アプリ)

自作アプリをいくつか作っていると、機能だけではなく操作にもこだわりたくなってきました。

この「VectorBoy」は、他の自作アプリのボタンなどをベクター(拡大縮小しても劣化しない画像の形式)で作るときに役立っているツールです。

iPhoneでベクターイラストを描くようなアプリはすでにありますが、
自分の場合、高機能すぎる、指で画面が隠れる、細かいサイズ調整が難しいなど、どうしても微調整がうまくいかず、もどかしい感覚がありました。

そこで思ったのが、
「物理ボタンみたいに操作できたら楽なのでは?」という発想でした。

見た目はゲーム機、中身は製図ツール 

画面下部には十字キーとボタン。
一見すると携帯ゲーム機のように見えますが、これらはゲームを遊ぶためのものではありません。

  • 十字キーで、位置やサイズを一単位ずつ調整する

  • ボタンで、確定・取り消しを行う

  • L/R ボタンで、モード切り替えを行う

タッチパネルによる「直感的な操作」をあえて捨て、
確実に動かせる操作を優先しました。

カチカチと十字キーを押すたびに、座標が数値として積み上がっていく。この「物理的な操作感」が、UIデザインと相性が良いと感じています。

気づいたらどんどん増えた機能

最初は「変な操作のデザインツールがあったら面白いな」と思うくらい、完全に遊びから始まりました。

ただ、修正を重ねているうちに、
「どうせなら、これも欲しい」と、だんだんのめり込んでいきました。

結果として、

  • 色変更や角丸変更、回転、コピーなどの基本機能

  • スナップや整列

  • データをコードとしてそのまま使えるエクスポート

など、気づけば日常的に使うには十分な機能が揃っていました。

「自分専用」だからこそ成立した流れ

VectorBoy で作ったUIパーツは、以前作成したDotCleaner(ドット絵修正アプリ)のように、
別の自作アプリにもそのまま読み込んで使えるため、
「描く → 書き出す → 組み込む」という流れが、すべて自分の中で完結しています。

市販のツールやパソコンを使えば、
もっと機能的で効率的な方法はいくらでもあると思います。

それでも、
自分が一番しっくりくるコントローラーで、
ポチポチと形を組み上げていく時間は、
今のところ、他では代えがたいものです。


これは、誰かに見せるためでも、リリースするためでもなく、ただ自分のために作った、私のiPhoneの中だけにある秘密のアプリたちの記録です。


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