北海道・浜中町観光1泊2日モデルコース|霧多布岬で野生のラッコを満喫する旅
北海道・浜中町の湯沸岬(通称:霧多布岬)は、遊歩道から野生のラッコを観察できる全国でも貴重なスポットです。
今回は、ラッコ観察を旅の主役にしながら、霧多布湿原、グルメ、温泉、ルパン三世コンテンツ、絶景ドライブまで楽しめる「浜中町の1泊2日モデルコース」をご紹介します。
【注意事項】※このモデルコースは、車(レンタカー等)での移動を前提にご案内しています。また、浜中町が初めてという方を想定し、王道スポットを中心に構成しました。
▼浜中町までのアクセス方法は、こちらの記事でご紹介しております
まずは2日間の旅の全体像を確認!
【1日目】
10:00|まずは「霧多布湿原センター」へ✨
11:00|霧多布岬でラッコ観察🦦
12:30|町内でランチ🍜
13:30|食後のデザートに「ヨンゼロソフト」🍦
14:30|琵琶瀬エリアで「霧多布湿原」を満喫🌱
16:00|霧多布湿原センターで双眼鏡を返却🔭
17:30|宿チェックイン🔑
18:30|霧多布温泉ゆうゆへ♨️
【2日目】
午前|アクティビティで浜中町を「体験」🛶
お昼|町内でランチ🍜
午後|ルパン三世の世界を満喫🐒
夕方|釧路・根室方面へ移動🚗
10:00|まずは「霧多布湿原センター」へ✨

浜中町に到着したら、まず立ち寄りたいのが霧多布湿原センターです。霧多布湿原を見下ろす高台に建つビジターセンターで、観光の起点にぴったりの施設です。以下のような設備が備わっています。
湿原の成り立ちや生態系を解説する展示
湿原を一望できる展望スペース(カフェ併設)
浜中町の特産品が購入できるミュージアムショップ
レンタル用品の貸し出し

ここで最初にやってほしいことが一つ。双眼鏡のレンタル(※有料) です。
霧多布岬は標高45mほどの高さがあるため、肉眼だとラッコが「点」にしか見えず、表情や仕草まで観察することができません。双眼鏡があるかどうかで観察の満足度が大きく変わりますので、忘れずに借りておきましょう。
また、スタッフの方々は、その時期のおすすめ自然スポットを教えてくれます。ご自身の興味に合わせて、ぜひ気軽に相談してみてください。
【霧多布湿原センターについて】
📍 住所:北海道厚岸郡浜中町四番沢20
💤 休館日:5~9月無休 / 10~4月火曜日
🕐 開館時間:
・4~10月:9:00~17:00
・11~3月:9:30~16:00
☎️ 電話番号:0153-65-2779
👶 授乳室・おむつ交換台有
💻 公式サイト:https://www.kiritappu.or.jp/center/
※ 閉館時間は時期によって異なるため、事前に確認しておくと安心です
11:00|霧多布岬でラッコ観察🦦

いよいよ旅のメイン、湯沸岬(通称:霧多布岬)でのラッコ観察へ。霧多布湿原センターから岬までは車で15分程度です。
観察におすすめの季節は、春(4〜5月)と秋〜冬(9〜3月頃)。空気が澄んで視界が安定しやすく、観察の成功率も高い時期です。初夏〜夏(6〜8月頃)は海霧が海岸線を覆い、岬から海がまったく見えなくなることもあります。夏に訪れる際は、霧の発生が少ない早朝がおすすめです。
駐車場に着いたら、灯台を正面にして左側の沖合を確認してみてください。道道1039号霧多布岬線の起点、湯沸岬灯台の手前付近です。ラッコはこのあたりの海面に浮かんでいたり、岩礁で寝ていることがあります。


ラッコは約8km圏内を自由に移動しており、その日や時間帯によって居場所は変わります。岬は先端まで片道15分程度。見つからなくても、遊歩道をゆっくり歩きながら場所を変えて観察してみてください。ただし、沖合の遠い場所にいることも多く、双眼鏡があっても確認が難しい日もあることを、あらかじめご承知おきください。
また、岬自体も絶景スポットで、先端付近には野鳥も多く生息しています。天気が良い日はぜひ散策自体も楽しんでくださいね。バードウォッチングもできますよ 🦅

▼ラッコ観察の極意は、町民フォトグラファー・浜中太郎さんの記事でもお伝えしております。ぜひご覧ください!
なお、霧多布岬は風が強く、天候も変わりやすい場所です。6〜8月は濃霧が出やすく、夏でも体感温度が下がることがあります。ウィンドブレーカーなど防風できる上着が一枚あると安心です。また、遊歩道を歩くため、パンプスやサンダルよりもスニーカーがおすすめです。
加えて、5〜6月ごろは「ブユ(ブヨ)」と呼ばれる虫に刺されることもあるため、虫刺されが気になる方は、ハッカスプレーなどを事前にご用意くださいね。
【ラッコ鑑賞ルール】
1.船舶・カヌー等でラッコに近づかない
2.えさを与えない
3.大声や騒音を出さない
4.水面および水中での観察・撮影を行わない
5.湯沸岬・アゼチの岬周辺でドローンを飛行させない
▼こちらのnoteもぜひ併せてご覧ください
12:30|町内でランチ🍜
ラッコ観察を満喫したら、ランチの時間です。町内にもいくつか店舗がありますので、その気分に合わせて選んでみてください。お店によっては、営業時間や定休日が季節で変わることもあるため、事前に営業状況を確認しておくとスムーズです。
▼町内の飲食店はこちら(浜中町観光協会公式サイト)http://www.kiritappu.jp/gourmet/
13:30|食後のデザートに「ヨンゼロソフト」🍦
販売期間中(4月下旬〜10月下旬ごろ)であれば、コープはまなかのソフトクリームも外せません!
浜中町産の乳脂肪分4.0%以上の生乳だけを使った濃厚なソフトクリームで、2025年には過去最高となる65,000本を販売。これを目当てに立ち寄る道内の観光客も多い、大人気の一品です。
なお、土日は15時閉店なので要注意です⚠️ 最新情報はコープはまなかのSNS(@coophamanaka4700)をご確認ください。

【コープはまなか】
📍 住所:北海道厚岸郡浜中町茶内栄65
🕐 営業時間:
・平日:9:30〜18:00
・土曜:9:30〜15:00
・日祝:10:00〜15:00
💤 休業日:11月〜4月末頃まで日曜日休業
☎️ 電話番号:0153-65-4700
🔗 公式サイト:https://www.ja-hamanaka.or.jp/coop/
(※霧多布・琵琶瀬エリアから車で15分程度)
14:30|琵琶瀬エリアで「霧多布湿原」を満喫🌱
午後は、ラッコ観察とはひと味違う浜中町の魅力へ。
琵琶瀬(びわせ)展望台は、眼下に蛇行する琵琶瀬川と広大な霧多布湿原、振り返れば太平洋という360度の大パノラマを楽しめる展望スポットです。北海道らしいスケールの大きな景色をぜひ体感してください。
※令和8年6月~7月上旬まで、展望台上部の転落防止柵の改修工事を実施予定です。作業時はご利用を制限する場合がございますので、この旨どうぞご留意ください。


【琵琶瀬展望台】
📍北海道厚岸郡浜中町琵琶瀬782
(※霧多布エリアから車で10分程度)
▼霧多布湿原の詳細はこちらをご覧ください
展望台から車でわずか3分、琵琶瀬木道にも立ち寄ってみましょう。湿原のど真ん中をのんびり歩けるこの木道では、湿原に自生する旬の植物を間近に感じられます。

霧多布湿原は別名「花の湿原」とも呼ばれており、春から秋にかけて約300種類の花が咲き誇ります。6月上旬はワタスゲ、6月中旬〜7月はノハナショウブ、エゾカンゾウなどの花が見ごろです。
霧多布湿原センターでは最新の開花情報を知ることができます。また、Webサイトにて「花ごよみ」も閲覧できますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
⚠️ ここ数年は、鹿の食害でエゾカンゾウが減少傾向にあります。エゾカンゾウを見たい場合は、木道より霧多布岬周辺の方が見れる可能性が高いです。


【琵琶瀬木道】
📍北海道厚岸郡浜中町仲の浜122
(※霧多布エリアから車で7分程度)
16:00|湿原センターで双眼鏡を返却🔭
双眼鏡を借りた場合は、閉館前に霧多布湿原センターへ返却しましょう。
あわせて、センター内のミュージアムショップもお見逃しなく。オリジナルのラッコグッズや、浜中町産昆布やエゾ鹿の缶詰、トドマツの精油、「ほっき貝」のレトルトカレーなど幅広いお土産が揃っています。旅の締めくくりに、ゆっくり選んでみてください。

17:30|予約した宿にチェックイン🔑
浜中町の宿は、民宿、ペンション、ワークマンハウスなどがあり、霧多布エリア・琵琶瀬エリア・茶内エリアを中心に点在しています。食事付きプランの有無や送迎対応、翌朝の動きやすさなどを基準に選ぶと良いでしょう。
▼町内の宿泊施設はこちら(浜中町観光協会公式サイト)
http://www.kiritappu.jp/stay/
18:30|霧多布温泉ゆうゆで一息♨️
荷をほどいたら、霧多布温泉ゆうゆへ。太平洋や霧多布湿原を見渡す高台に建つ天然温泉で、浴室から霧多布の町並みを眺めながら、一日の疲れをゆっくりほぐせます。


(霧に覆われて何も見られない日も・・・)
浜中町は「ルパン三世」の原作者・モンキー・パンチ先生の出身地でもあり、ゆうゆは現在「ルパン三世の湯」の愛称でも親しまれています。
施設内のお土産コーナーには、ルパン三世コラボグッズをはじめ、霧多布湿原センターとはまた違ったラインナップが揃っています。こちらもあわせてチェックしてみてください。

入浴後は、名物の小松牛乳をどうぞ🥛 温泉の後に飲む冷えた瓶牛乳は格別です!
【霧多布温泉ゆうゆ】
📍 住所:北海道厚岸郡浜中町湯沸432番地
🕐 入浴受付:10:00〜21:00
♨️ 浴室利用:21:30まで
💰 料金:大人500円 / 小学生250円 / 未就学児無料
💤 休館日:年中無休(施設メンテナンスのため臨時休館の場合あり)
☎️ 電話番号:0153-62-3726
🔗 公式サイト:https://kiritappu-yuyu.com/
19:00|夕食🍽️
ゆうゆ内の「レストランきりたっぷ」でそのまま夕食をとることもできます。その際、ぜひ味わっていただきたいのが「霧多布こんぶラーメン」。麺に昆布が練り込まれ、出汁にもたっぷり昆布が使われた、浜中町らしい一杯です。

宿で夕食付きプランを選んでいる場合はそちらで、外食を希望する場合は営業時間を事前に確認してから向かうとスムーズです。
▼19時以降でも食事可能なお店はこちらの記事でご案内しています
🗓️2日目は、自然体験を楽しんで、道東ドライブへ
午前中|アクティビティで浜中町を「体験」🛶
2日目は、少し余裕を持って、浜中町の自然を「見る」だけでなく「体験する」時間に充てるのがおすすめです。
浜中町には、湿原や海、森といった多彩なフィールドを活かしたアクティビティがそろっており、楽しみ方はさまざまです。まずは、浜中町ならではのアクティビティを3つご紹介します。
それぞれ予約必須ですので、気になるアクティビティを見つけたら、早めに事業者さんに連絡してみてくださいね。
1.エコツアー|知るほど深まる、浜中町の自然

「エコツアー」とは、ただ景色を見るだけでなく、その土地の自然や生きもの、人の営みまで含めて深く知ることができる、ガイド付きの体験プログラムです。
たとえば浜中町では、湿原に咲く花や野鳥のこと、昆布漁をはじめとした地域の産業、季節ごとの見どころなどを、専門知識を持つガイドが案内してくれます。自分たちだけで歩くよりも「なぜこの景色が特別なのか」が分かるぶん、旅の印象がぐっと豊かになります。浜中町に初めて来訪したという方には、ぜひ一度体験してみてほしいツアーです。
▼エコツアーは以下4事業者で受付中です
・霧多布湿原センター(浜中ネイチャーツアー)
・樺のん(ネイチャーガイド)
・LandEdge(1dayツアー)
・withEAST(ネイチャーガイド)
2.カヌー|水の上から眺める、霧多布湿原

浜中町で体験するカヌーの魅力は、湿原を水の上から静かに味わえること。霧多布湿原を流れる川は流れが比較的穏やかな場所も多く、陸上を歩くのとはまったく違う目線で、草原の広がりや空の大きさ、風の音を感じられます。水面すれすれの高さから眺める景色は特別感があり、「観光するだけでは物足りない」と感じる方にぴったりの体験です。
3.乗馬|馬の背から眺める、北海道の絶景

「乗馬」と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、浜中町の乗馬体験は初心者でも参加できるホーストレッキングです。海岸線を馬の背から眺める景色は、徒歩とも車窓とも違う特別な感覚。北海道らしい広大な風景の中で、忘れられない思い出になるはずです。
▼乗馬は「北太平洋シーサイドライン乗馬クラブ」にて予約受付中です
💡 そのほかにも、浜中町ならではの体験いろいろ
他にも、「トドマツ蒸留&テントサウナ体験(LandEdge)」「昆布干し体験(風と土のナベタカ)」「サイクリング(霧多布湿原センター)」など、各事業者が土地の個性を活かしたオリジナルツアーを展開しています。気になるテーマがあれば、ぜひ事前に相談してみてくださいね。
午後|ルパン三世の世界を満喫🐒
町内でランチを楽しんだ後は、浜中町総合文化センターへ。
施設内の2Fにあるモンキー・パンチ・コレクションでは、モンキー・パンチ先生の仕事部屋を再現した「AGITO」や、ルパン三世の愛車として知られるFIAT500(チンクエチェント)の実車展示など、ファンはもちろん、作品に詳しくない方でも楽しめる内容が揃っています。入場無料なのもうれしいポイントです。


【浜中町総合文化センター】
📍 住所:北海道厚岸郡浜中町霧多布西3条1丁目47番地
🕐 開館:9:00~22:00
(※モンキー・パンチ・コレクションの開館時間は10〜15時)
💤 休館:月曜、祝祭日の翌日、年末年始(12月29日~翌1月3日)
夕方|釧路・根室方面へ移動🚗
道東は街灯の少ない場所も多いため、日が沈む前に早めの出発がおすすめです。浜中町から釧路・根室へはそれぞれ70分ほどで移動できます。
天気が良ければ、北太平洋シーサイドラインを走りながら、釧路・根室方面へ移動してみてください。広尾町から根室市のノサップ岬まで全長約321kmにわたる海岸ルートの総称です。その中でも、釧路町〜浜中町を通る海岸線の道路は、別名「岬と花の霧街道」とも呼ばれています。
浜中町周辺では、釧路方面へ向かうと「琵琶瀬展望台」「火散布沼」「藻散布沼」「涙岬」があり、根室方面は「幌戸沼」「羨古丹駐車公園」など変化に富んだ景色が続きます。交通量も少ないので、ゆっくり景色を楽しみながら移動できます🚗(※濃霧や野生動物の飛び出しには充分ご注意ください。)
⚠️ 2026年5月21日(木)時点で、涙岬の遊歩道付近でヒグマの目撃情報があり、閉鎖されています。最新の通行・閉鎖情報は、浜中町観光協会公式SNSをご覧ください。(※浜中町内のヒグマ目撃情報はこちらから)

天気がよくない日は、国道44号線の「道の駅」をめぐりながらの移動もおすすめです。
釧路方面|道の駅 厚岸グルメパーク コンキリエ
厚岸湾と厚岸湖を一望できる高台に建つ、牡蠣グルメの聖地。2025年には「今後利用してみたい道の駅ランキング」全国第1位に輝いた道の駅で、牡蠣料理を味わえるレストランや、新鮮な海産物を自分で選んで焼く屋内バーベキューが楽しめます🦪
根室方面|道の駅 スワン44ねむろ
風蓮湖と春国岱を一望できるよう全面ガラス張りで設計された道の駅。春・秋のオオハクチョウ、夏のタンチョウ、冬のオオワシ・オジロワシと、四季を通じて野鳥との出会いが楽しめます。根室市民のソウルフード「エスカロップ」もぜひ味わってみてください🦢
まとめ
「ラッコに会えるかどうかは運次第」という面もありますが、それも含めて自然の旅の醍醐味。のんびりとした時間が流れる浜中町で、ラッコとの偶然の出会いを楽しみにいらしてください 🦦
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また、Instagramのハイライトにある「きりたんの質問箱」は、過去に観光客の方々から頂いた質問の回答をまとめております。ぜひそちらも、旅の一助にご活用ください。

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