【90日休みなし月収75万バイト!? vs 0円起業の罠!】~29歳無職バンドマン、会社を立ち上げる③~怒涛のバイト編
90日間休みなし!?怒涛のバイト編~29歳無職バンドマン、会社を立ち上げる③~
どうも、29歳無職バンドマン、会社を立ち上げる。通称:にくばんです。
前回、東大卒の後輩マルから「起業は一年待とう」と言われた話をしました。※理由については前回の有料部分となります。
今回はその「待つ」期間に何をしていたかのお話です。
「0円起業」の罠
マルとの運命的な電話から数日後、興奮も冷めて冷静になった私は、ネットで起業について調べまくっていました。
そこで目にしたのが「0円で会社を立ち上げられる!」という情報。
「おお!お金もないしやるならこれだ!!」
と、マルに相談すると一刀両断。
「0円起業?んなわけないだろ!」
「え?でもネットに書いてあるで?合同会社なら資本金1円からって...」
「確かに法律上は1円でも作れるよ。でも実際にやるやつはセンスないね。よっぽどのツテがある人は別だけど」
資本金は丸見え問題
マルが続けます。
「資本金って知ってる?登記簿に載ったり、HPなどの会社情報に載せるから、誰でも見ることができるんだよ」
「え?誰でも?」
「そう。取引先、銀行、お客さん、誰でも見られるし、会社情報提出するときにも大体求められる。資本金1円の会社と資本金800万円の会社、どっちと取引したい?」
確かに...1円って完全にナメられるというか、まともにやる気ないのかなって思われますよね。
「それに、資本金は会社の体力そのもの。初期投資、運転資金、何かあった時の備え。1円じゃ何もできないよ」
株式会社か?合同会社か?
会社の形態についても相談しました。
「株式会社と合同会社、どっちがいい?」
マルの回答:
株式会社のメリット・デメリット
メリット
社会的信用が高い(みんな知ってる)
融資や投資を受けやすい
上場も可能(まあ、関係ないけど)
デメリット
設立費用が高い(約25万円)
維持費用がかかる(決算公告など年約6万円)
機関設計が複雑(取締役会とか)
※ちなみに昔は資本金1,000万円が必須で、僕はこの時まだこの法律が生きてると勘違いしてました...
合同会社のメリット・デメリット
メリット
設立費用が安い(1円~)
維持費用が安い(決算公告義務なし)
経営の自由度が高い
意思決定が早い
デメリット
知名度が低い(説明が必要)
上場できない(関係ないけど)
社員を雇うたびに登記を更新しなければならない(更新料かかる)
このころちょうど、合同会社というものの認知が進み始めていた頃でした。それこそAKB系列のMVとか制作してるのが合同会社だったり。ツテがあったり、もう認知されている会社(Amazonとかも合同会社)は株式会社にこだわるメリットはないでしょう。
我々はそんなに大きな会社と取引するための信用なんて必要ないだろ!社員増やさないだろ(合同会社は社員など増えるたびに登記を変えなければいけない)!なんか合同会社のほうがかっこいいだろ!
ということで、合同会社に決定。
資本金はいくらにするか?
「で、資本金はいくらにする?」
というマルからの問いかけ。
僕が設定したのは800万円。これは、株式会社の資本金(当時株式会社は資本金1,000万円必要と勘違いしていたため)に近い金額だけど、あえて株式会社にしてないんだぜ!?感をかもしだしたい!という理由だったのですが、マルもすんなり納得。
だがしかし!私はしがないバンドマン...設定したもののそんなお金はない...
一応、現在の貯金は200万円くらい。
腹ぁ、くくりますわ!
ハードワーク開始
ここで諦めるわけにはいきません。
「よし、1年で800万達成したる!」
私はもともといた飲食店バイトを強化することに!
※所属期間など、多少この記事のタイミングと前後したりします。
ホテルバイトの世界
まず目をつけたのが外資系ホテルへの派遣。時給は当時ならギリ良い方、そしてこれまでの飲食経験が活かせる。
面接で「とにかく稼ぎたいです!朝食、宴会、バー、全部できます」とアピールした結果、即採用。
入って早々、6:00からの朝食から夕方以降のパーティーまでの超早起き&超拘束を14日間連続でやらされる!(後にこれは嫌がらせだったと知る)
そしてその最終日には伝説の21時間勤務を経験することに...
地獄の21時間勤務スケジュール
6:00-10:00 朝食会場(4時間)
10:00-11:00 準備・休憩(1時間)
11:00-17:00 昼の宴会(6時間)
17:00-19:00 準備・夕食(2時間)
19:00-24:00 夜の宴会(5時間)
24:00-3:00 バー営業(3時間)
3:00-6:00 翌日朝食の準備(3時間、泊まり込み)
「人間こんなに働けるんや...」と自分でも驚きました。
労働基準法違反じゃ!?とか言われても、この派遣でそんなの言われたことないから、うまいこと何かしらの処置がとられていたと思われる。
そして、このホテルでの出会いが後に事業の一つに発展することになるんです。
飲食店での店長ポジション獲得
もう一つのバイト先は、深夜営業している銀座にある接待向けの飲食店。(これも最初は派遣で行って、後に引き抜き)
こちらの時は、
昼:10:00-16:00(6時間)別の派遣で飲食店のランチタイム営業
夜:17:00-29:00(深夜込み12時間)接待向けの飲食店
これを、派遣元の事務所からストップがかかるまで90日連続でこなしてました。
※あくまで基準で日によって時間は前後します。
休憩?何それ?美味しいの?😋
その結果、1カ月の給料が最高で75万円となり、派遣元の事務所がザワつき、全くうれしくない「鉄人」の称号を得ることになりました...
知り合いの個人事業主からは、バイト辞めて金借りて会社立ち上げろ!とずっと言われていたのですが「今月のバイト代75万」と言ったら「それは...考えものだねぇ...」って絶句してました。
バイト成功の秘訣
そんな派遣なのに店長ポジで深夜営業を一人で任されるようになった私。ここで一つ、「バイトのコツ」を。
めっちゃ基本のただ3つのこと
挨拶をきちんとする(出勤、退勤、休憩時など全員に)
同じことを2度言わせない
とにかく笑顔(もちろん状況による)
僕がバイトを雇うときもこれだけ守れるようにしてね、って言います。これ以外何も求めないから、と。
しなくてもいいけど、これだけでバイト先での待遇、めちゃ変わると思うのでこれからバイトを始める人も要チェック。
そして、次にバイトで楽をするためのコツ
最初は時給以上に頑張る
言われる前に動く
言われた以上の仕事をする
信用を得てから楽になる
店長に「この人なら任せられる」と思わせる
一人で深夜営業を任されるポジションを獲得
そこからは無難に回しながら適度に
「仕事ができる」というのが前提のやり方とはなりますが、この結果、2ヶ月目には完全に一人で深夜営業を任されるように。
23時〜5時まで、派遣なのに実質的に店長状態、ホールは一人で任されている状況でした。
深夜の隙間時間が起業準備タイム
銀座クラブのアフターのお客様狙いの深夜営業。とはいっても、結構お客さんがいない時間多くて、深夜の時間が起業に向けてのゴールデンタイム(給料もらいながら起業準備をできる黄金時間)でした!
先のやり方で深夜を一人任される権利を獲得した私がバイト先にPCを持ち込んでしていたのは!
起業準備活動
会社のホームページ制作
営業メール
起業に使える補助金や助成金の調査
会計や税務の基礎勉強
経理の勉強
機材の購入
これらがあったおかげで1年間の待機期間後のスタートがスムーズに行えたと思います。
バイトの休憩中に同僚からは「あいつ休憩中も寝たりせずにずっとPCいじってて会社作るとか言ってるwww」などバカにされもしましたが、本当にこの期間が何よりも今の生活の基盤になっていると思います。
そして無事に?(なんか抜け毛増えた気がするし、昼夜逆転はマジでよっぽどのことがない限り二度と習慣にしないと誓ったが)翌年の3月末には800万の資本金を達成するのです。
誰かの成功体験談なんて意味ない
ここで一つ言わせてください。
成功者の成功体験ほど意味のない自慢話はないと思います。
「私はこうやって成功した!」という話、ほとんどが再現性ゼロですよね。
その人だけの特殊な環境
たまたまのタイミング
運の要素
後付けの理屈
起業に「成功の秘訣」なんてないと思います。
でも、この起業準備のために実際に使った時間は「少なくとも(実働として)人の2倍は働いているのだから、人の2倍稼ぐ権利がある!」と今でも胸を張って誇れるので、このハードワークにはとても重要な意味があったと思っています。
そして、この経験はたまたま自分がバイタリティで乗り切れたもので、絶対に自社のスタッフには絶対に同じ労力を要求することはしないようにしよう、と思えるようになりました。
ただ、やはり自分だけで解決できる範囲であれば、7割くらいの会社が5年以内に消滅する中で、ハードワークをする覚悟だけはないと生き残れないのかもしれません...
まとめ
「0円起業」は現実的じゃない
資本金は信用そのもの
合同会社でも十分な資本金があれば信用される
起業を考えている皆さん、資本金を軽視してはダメです。
そして、その資本金を貯める過程こそが、実は一番重要な起業準備なのかもしれません。
次回は、いよいよ起業かな...ちょっと本筋の記事を作るのはかなり労力を使うことが判明したので軽めのサイド的なやつにするかもしれません...
ホントは有料記事を量産したいのですが、それにはやはり本筋も必要だなと思うので...折り合いつけていきます!
29歳無職バンドマンの起業奮闘記、まだまだ続きます!
