UI/UXのスタートライン🚩使いやすさの基準「ユーザビリティ10原則と5要素」とは?| vol.10
お疲れ様です。花冷です🌸
UI/UXのいろは第10弾!
全12回の連載も、いよいよ終盤戦です!
今回は新しいお話に入る前に、
少しだけこれまでの道のりを振り返ってみましょう!
🗺️ ここまでの振り返り:UI/UXの「3つの柱」
第1回で、UI/UXの世界は「3つの柱」でできている
とお話ししたのを覚えていますか?
① 良い体験を作るための「プロセス(構造)」
第2回では、いきなり画面を描くのではなく、
ビジネスの目的(戦略)から画面の骨格へと
順番に積み上げる「UXの5階層モデル」を学びました。
② 迷わせない設計の根拠となる「人間の心理(UX心理学)」
第3回から第9回までは、
人間の脳や心の仕組みを学んできました。
🌸バラバラの情報を勝手にまとめる「ゲシュタルト原則」や
ユーザーの無意識の常識に合わせる「メンタルモデル」(視覚と認知)
🌸脳の狭いメモリを助ける「再認記憶」(記憶のサポート)
🌸多すぎる選択肢がユーザーを不幸にする
「機能疲労」や「ヒックの法則」(選択と行動経済学)
🌸終わり良ければすべて良し!な「ピークエンドの法則」や、損を嫌う「プロスペクト理論」(感情とモチベーション)
正しいプロセス(柱①)で、
人間の心理という根拠(柱②)
を持ってデザインを作ったら、それで完成!……
と言いたいところですが、まだ足りません。
出来上がったものが
「本当に使いやすく、心理学の法則通りに機能しているか」
を客観的に測る「モノサシ」が必要なんです。
それが3つ目の柱、
使いやすさの絶対基準「ユーザビリティ」です!
📏 ユーザビリティを測る「5つの要素」
ユーザビリティの第一人者であるヤコブ・ニールセン博士が、
使いやすさを構成する要素を5つ定義しています。
これがシステムを評価する絶対的な基本軸になります!
学習しやすさ(Learnability):初めてシステムに触れたユーザーが、すぐに操作方法を理解して目的を達成できるか。
効率(Efficiency):一度操作を学習したユーザーが、いかに素早く、少ない手間で作業を完了できるか。
記憶容易性(Memorability):しばらくシステムを使わなかったユーザーが、再び戻ってきたときに操作を簡単に思い出せるか。
エラー(Errors):ユーザーが操作ミスを起こしにくく、もしミスが起きても簡単に回復(元に戻すなど)できる設計になっているか。
満足度(Satisfaction):ユーザーが使っていてストレスや苛立ちを感じず、心地よく満足感を得られるか。
📏 心理学と繋がる「ユーザビリティ10原則」
同じくニールセン博士が提唱した、
UI設計の代表的なチェックリスト(ヒューリスティクス)です。
これまで学んだ心理学の法則と結びつけて紹介します✨
1. システムの状態を可視化する:
データの読み込み中なら「くるくる回るアイコン」を出して、
「今は処理中だよ」と現在の状態を教えてあげる。
見えない不安を取り除き、モチベーションを維持します。
2. 現実世界とシステムとを一致させる:
ボタンは現実のように立体感を持たせたり、
専門用語を避けて分かりやすい言葉を使ったりして、
ユーザーの常識に合わせます。
「知覚アフォーダンス」や「メンタルモデル(第4回)」
そのものですね!
3. ユーザーに操作の主導権と自由度を与える:
間違えても「元に戻す(Undo)」やキャンセルができるようにする。
人間は損失ややり直しを極端に嫌うという
「プロスペクト理論(第9回)」への最強の対策です。
4. 一貫性と標準化を保持する:
同じ機能を持つボタンは、アプリ内のどこでも同じデザイン・同じ色にして、ユーザーの脳に余計な処理をさせない
(認知負荷を下げる)ようにします。
5. エラーを予防する:
ユーザーがミスをする前に、入力フォームに記入例を
示したりして誤操作を未然に防ぎます。
6. 記憶しなくても、見て理解できるデザインにする:
ゼロから思い出させる(再生記憶)のではなく、
リストや履歴などの選択肢を提示する。
これは第5回で学んだ「再認記憶(思い出すより選ばせる)」の原則が適用されています。
7. 柔軟性と効率性を持たせる:
初心者には丁寧なガイドを用意する一方で、
上級者にはショートカット機能などを用意し、
異なるスキルレベルのユーザーが効率よく使えるようにします。
8. 最小限で美しいデザインを施す:
ユーザーインターフェースに不要な情報を削ぎ落とし、
目的に集中できるシンプルなデザインにします。
これは「美的ユーザビリティ効果(第9回)」にも繋がります。
9. ユーザーによるエラー認識、診断、回復をサポートする:
万が一エラーが発生した場合、
その原因と具体的な解決策(どうすれば直るのか)を
明確に伝えます。
10. システムのヘルプとマニュアルを用意する:
ユーザーが自分で解決策を見つけられるよう、
FAQやチュートリアルなどを充実させておき、
必要な情報に簡単にアクセスできるようにします。
📝 まとめ
いかがでしたか??
「心理学の法則」という根拠(土台)があるからこそ、
この「ユーザビリティの評価基準」を満たすことができると、
評価基準を見て感じました!
だからここまで心理学から攻めた勉強なんです👏
これまでバラバラに学んできた知識が、
見事に1つの線に繋がって感じしてくれたら意図した結果!
この「5要素」と「10原則」は、デザイナーだけでなく、
システムを作るエンジニアも絶対に知っておきたい基準です!
次回は、ユーザーの本当の心を読み解き、
さらに改善していくための「UXリサーチ」について
お話しする予定です✍
引き続きお楽しみに✨
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