転職に8回失敗したレジェンドが「なぜ人は転職に失敗するのか」本気で考えてみた!
自信がある。
転職に失敗してきたことに、だ。
わたしは転職に8回した人間なのだけど(現在9社目)、ふと考えてみた。
あの会社を辞めなければよかった……。
そういう会社があっただろうか。
…………。
見事になかった。
ということは、やはり「ずっと転職に失敗している」ことになる。自信をもって言える。
最新の研究結果をベースにした適職探しの本に、こう書いてあった。
「人間の脳は職業選びに向いていない。」
なるほど、わたしだけの問題ではないのかもしれない。
主な原因は「視野狭窄」だという。
転職先を選ぶとき、人は視野が狭まって、目の前のごく狭い範囲しか見えなくなってしまう。
わたしにも覚えがある。わたしは就職氷河期の人間だ。
就職氷河期の絶望的な会社員ドラマを描いた名作、パワハラ日和!
たくさん面接を受けたとしても、受かる会社が少ないというか、1社しかないというか、「この1社に行くか行かないか」という選択になってしまう。
こうなると、「視野狭窄」は起こるべくして起こる。そもそもの問題として、複数の選択肢がないのだから。

苦労して、せっかく受かった会社だ。
「ここまで来て辞退するのはもったいない」という気持ちが先に立ち、情報を都合のいいように解釈し、あるいは、不審な点には目をつむり、「わたしはその会社に入社すべきだ」のストーリーをこしらえてしまう。
わたしもこうして転職に失敗してきたのだと思う。
転職の闇歴史、すなわち転職ハードデイズ!
とはいえ、自分のことを客観的に見ることは難しい……。
だが、前職でその様子を俯瞰する機会にめぐまれた。
上司から、ある応募者と面談をしてほしいと依頼があったのだ。
すでに内定を出しているが、応募者から、入社を決断するにあたって現場の人間と話をしたいと申し出があったのだそうだ。
これは責任重大だ。
会社としては、このまま入社にもっていきたいだろう。
しかし、ここはとんでもないブラック職場!
並大抵のことではもたない。
肉食系でも草食系でもないオルタナティブ・ブラック企業だよ。
わたしが経歴に目を通した限りではアウトだった。
1年以内に辞める確率、95%!
これは難しい面談になる。
会社側の代表者として、職務を果たしながらも、
「ここはあなたの来るところではない。とんでもないブラック職場ですよ」
のメッセージを発しなければならない!
そうとは知らず修羅の国に足を踏み入れようとしている求職者、高橋君(仮称)はどうなってしまうのか? 乞うご期待

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