ベストプレイス論(理想の居場所なんて……ないのかも?)
その人にとってのベストプレイス(居心地のよい場所)とは? ベストプレイスを探すことはなぜそんなにも難しいのか?
シャーマンキングというマンガに、不良だが、面倒見のいい「竜さん」というキャラがいる。はみ出し者で、他人から忌み嫌われてきた彼は、常にベストプレイスを探し求めている。

居場所のない人間にはとても優しい。彼は、孤独に震える人間にそっと手を差し伸べる。「俺は、居場所のないやつの味方だ」。弱っているときにこんなことを言われたら、泣き崩れそうだ。
仲間たちから慕われている竜さんだったが、シャーマンキングの主人公、葉くんと同じパターンの悲劇が待ち受ける。
ベストプレイスを探すための旅に出て、
死ぬほどの苦労をする。
シャーマンキングは、楽をしたいだけの主人公が死ぬほどの苦労をするという、いっけん矛盾したお話
なぜそんなにベストプレイスを見つけることが難しいのか?
家庭や学校がベストプレイス足り得ない理由として、よく価値観が限定されているからという理由付けがされる。
家庭は多くの場合、両親の、つまりふたつの価値観しかないために息苦しい。学校は、無理やりクラス決めがなされ、好きでもない人たち、つまり価値観が合わない人たちと強制的に一緒にいなければならないからツラい……。
こんな場所は間違いなく居心地が悪い。だが、価値観の問題だけではベストプレイスにたどり着けない。重要な視点が抜けているからだ。

わたしは過去、ベストプレイスにかなり近いと思うものを見つけたことがある。
それは、共通の趣味でつながったオフ会のコミュニティだ。
その場にいる限り、価値観が合わない問題が完全に解消される。利害関係がないので、何かを強制されることもないし、自分の多くの事柄が許容される。過去、こんなに心地よいコミュニティはなかった。
他の参加者も同様に感じていたようで、オフ会から一歩進み、特に親和性の高い人たちで集まるサブコミュニティが形成されていった。
いっけん、各自にとって理想の居場所に思えた。
ところが問題が起きる。
関係性が、長くもたない。強制しない・されない薄い関係がゆえに、幻のように儚く消えてしまう。ここで結婚したカップルにいたっては、ばんばん離婚してしまった。

利害関係は、よくも悪くも接着剤だ。利害がまったくない関係は接着力が弱く、ベストプレイスと呼ぶには脆弱すぎた。
話を戻して、家庭と学校。
ここがしんどいのは、利害関係がありすぎるからと言うこともできる。家庭は、家事などをはじめ、各自が家庭を維持するための役割を担わなければならない。学校も、つまらない時間をなんとかやりくりするための役割が生じる。
義務と制約は、ときに困難を呼び込む。
人間は追い込まれたときにこそ、本性を発揮する。そのひとの嫌な一面となって現れる。だからコミュニティがつらいものとなる(先ほどのオフ会離婚の原因は、ゆるい関係が急に厳しい関係に変わったからだね)。
利害関係は、ありすぎるとしんどいし、なければないで関係が長続きしない。

やはりベストプレイスは難しい……。
ベストプレイスなんてものは、ごく短い時間の、幻の中にしか存在しないのか?
希望があるとするなら、表の「?」の部分だ。
ベストプレイスには、秘伝のスパイスがいる。
それはきっと、微妙な匙加減での利害関係なのだろう。

この問題の現実解は、ひとつの場所に依存しないことだろうね⬇️
▼ロック氏はこんな人だよ▼
▼こんなところがロックスター▼
楽器が病的に弾けないので筆のミュージシャンに
引っ越しを14回してベストプレイス探し
8回転職したがすべて失敗 ⇒ FIREの精霊に進化!
【わたしのライフハック・ロックンロール】
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