【#93】正直ナメてたのに泣いた『ソング・サング・ブルー』|映画memo
スキマからこんばんは。
お待ちかね(多分ねw)、映画memoです。
私は、本当は『ハムネット』が観たかった。
眼鏡をかけた小僧の名探偵アニメ(コナンファン、悪意満載でごめんね。SUIは全然興味ないの)が劇場を支配しているからか、『ハムネット』は隅に追いやられている様子でほとんどやっていない。
ぶっちゃけ、仕方なく本作を観た感も否めないけど、なかなかよかった。
クレイグ・ブリュワー監督最新作
『ソング・サング・ブルー』
※少しでも展開がわかることが嫌な方は、鑑賞後にお読みいただけるとうれしいです。
あらすじ
ヒュー・ジャックマンとケイト・ハドソンが初共演し、アメリカの国民的歌手ニール・ダイアモンドのトリビュートバンドとして活動した夫婦ミュージシャンの実話をもとに描いた音楽ドラマ。
かつて音楽の夢を追っていたマイクは、今では誰かの“歌まね”でしかステージに立つことができず、人生のどん底にいた。そんなある日、マイクは同じ情熱を胸に秘めた女性クレアと出会い、敬愛するニール・ダイアモンドのトリビュートバンドを結成する。小さなガレージから始まったふたりの歌声は、やがて街の人々の心をつかんでいく。しかしそんな矢先、突然の悲劇が彼らを襲う。
「スイート・キャロライン」をはじめとするニール・ダイアモンドの名曲の数々をジャックマンとハドソンが圧倒的なパフォーマンスで歌い上げ、テレビドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」のマイケル・インペリオリ、「ガラスの城の約束」のエラ・アンダーソン、シンガーソングライターのキング・プリンセスが共演。2008年の同名ドキュメンタリーをもとに、「ハッスル&フロウ」のクレイグ・ブリュワーが監督・脚本を手がけた。第98回アカデミー賞でハドソンが主演女優賞にノミネート。
ニール・ダイアモンド知らなくてもOK
SUIはアラフィフおばさんですが、ニール・ダイアモンドのことはまったく知りませんでした。だからニール・ダイアモンドのトリビュートバンドをヒュー・ジャックマンとケイト・ハドソンがやるって聞いても、感想は「わからん」のひと言。
でも聴いたことのあるメロディラインが多かったりして、思ったより楽しめました。
若かりし頃にドラムを叩いたり(4ビートは苦手。8ビートはかろうじて。いわゆる“チキチキ系の16ビート”は無理な「なんちゃってドラム」だった)、ボーカルをやったりしていたので、なんかバンドがやりたくなるような映画。まぁ楽しいけど疲れるからもうやらないんだけどw
中年のラブシーンは万死に値
ここからはこの映画の欠点を少し。
夫婦が時にすれ違ったりしながらも共に生きていく描写はかなりいい感じ。ケイト・ハドソン演じる妻のクレアが事故で足を失い、鬱気味になりながら夫と支え合ってリハビリに励むシーンなどはよき。
なんだけど、中年の二人が盛り上がって、やたらキスするのには辟易。いや、二人ともご存じの通り、美男美女なんだけど、それでも絵面的にはきつい。
特に洗面台でがっつく二人のラブシーンはかなり不要でした。SUIはおばさんですが、中身オッサンなので、若い女の子の下着姿がいいです。「ケイトの下着姿はナシで大丈夫です」と思っていたら、監督も空気を読んだようで、さすがにベッドシーンまでは用意していませんでした。
ゆったりしすぎる演出にやや疲れる
あと、似た曲調の歌が続いて、編集も秀逸とは言い難い。ちょっとだけ疲れます。「テンポ」というものはあまり存在しない作品かもしれませんw
妻クレアの事故や、夫マイクの心臓疾患のくだりは幾分テンポアップしてくれるけど、その他のシーンはわりと長回しのものが続く。短いカットが連続するスピーディーな現代の演出に慣れた身には、ダルく感じてしまいました。
これって曲やトリビュートバンドのことを知らないせいもあったのかなぁ? なんかダラダラ長く感じてしまった。うちのおじさんも同様に感じたみたいです。観た方、どう感じたかぜひ教えてほしい。
お芝居と細かい演出がナイス
ここから褒めに戻ります(戻るんかい)。ヒュー・ジャックマンは相変わらず歌が上手すぎるし、お芝居もいい。癇癪を起こしたりして、役自体には共感できない部分も多々あるんだけど、やっぱりいい役者だなと思わされる。
妻クレアを演じるケイト・ハドソンもものすごくいい。マイクと出会ってから女性として、歌手として輝く様。事故に遭ってから失意の日々を送る、ダウナーモードの様子。そして、復帰してから再び輝きを得る様――。
その変化を丁寧に演じている。
クレアの息子役もいい。いつも寝ぐせがついていたり、ママのクレアに懐いいて可愛いんですよね。コーヒー嫌いだったのに、パパが亡くなった後は大事そうに飲んでいる。
「監督は子どもが好きなんだろうな」という感じで、子どもが親のことを想っている描写が細かくてよかった。マイクが車の整備をしているのをずっと見てきた娘が、車のメンテナンスを自力でできるようになっていたり。この辺の細かい描写はナイスです。
油断すると普通に泣かされる
何が言いたいかって、不意打ちで泣かされます。マイクが義理の息子を我が子のように可愛がっているんだけど、マイクが亡くなってから息子がマイクのホームビデオのような動画を観ているわけ。苦手だったはずのコーヒーを飲みながら。
自分が死ぬとも思っていない様子のマイクは、朗らかに画面の向こうの観客に呼び掛けている。この辺りは涙腺を刺激してくるのでヤバいですw
よく知らないお話だし大丈夫だろと思って油断すると(SUIのこと)危ないので要注意。
そんなわけで、若干の古臭さはありつつも、テキトーに観たわりには佳作でした。
「♪スースーレイモン スレッスレ スーレイモン」っていう謎の歌が観終わった後にぐるぐる脳内を巡る可能性がありますが、SUIは責任取れませんからよろしくw
あ、邦題はイマイチよね。原題は曲名だから仕方ないにせよ、邦題は売る気があれば、もう少しどうにかできたはず。プロモーションなんてほとんどしてないし、実際、客入りも寂しかった。
ギャガとユニバーサルよ、ヒュー・ジャックマン人気だけに甘えすぎ。せっかくいい映画なんだから、もっとがんばってください。
音楽好きやホームドラマ好きにはおすすめ!
結局サボって感想を書いてないけど、先日観た『人はなぜラブレターを書くのか』も本作とちょっと似た部分があるかも。「家族の愛情」を描いているという意味において。
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あ、もう少し読者を増やしたいとチャッピーに相談したら、「まずタイトルを変えろや」ってしばかれたので、今回から映画memoのタイトルを変えてみました。
いつも映画memo+映画のタイトルにしていたんですが、それじゃつまんないんだって。新規の人に読まれないんだって。
えーん(泣)!
ということで今回からタイトル前にひと手間加えることにするYO。
5人ぐらいは読んでくれる方が増えるといいなw
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