#26 AIで考えるTRIZの矛盾マトリクス、チャレンジ AI×100業務(製造業)
矛盾マトリクス
前回まで、TRIZ(発明的問題解決理論)の発明原理に注目していました。
今日は、改善したい技術的特性(改善パラメータ)と悪化する可能性のある技術的特性(悪化パラメータ)の組み合わせに基づいて、推奨される発明原理を示します(矛盾マトリクス)。生成AIに課題を問いかけ、40の発明原理をピックアップしてもらいます。
*それでは、スタートです。
*執筆者は以下を参照してください。
使ったツール・準備したこと
Gem-TRIZ(*生成した専用チャットボットです; #23で生成)
*改善する/悪化するパラメーターを指定せずに以下の困りごとを記載しました。
携帯電話を落下の衝撃にも耐えるものにしたいが、重くなってしまう

やってみたこと|コード・ステップ紹介
実行した内容の簡単な流れ
専用チャットボットに上記のプロンプトを入力。発明原理が提案されます。
複合材料(原理40):
現状:携帯電話の筐体は単一の材料で構成されており、衝撃吸収性と軽量性の両立が難しい。
アイデア:筐体に、衝撃吸収性に優れたゴムやゲルと、軽量で剛性の高いカーボンファイバーやアルミニウム合金を組み合わせた複合材料を使用する。
多孔質材料(原理31):
現状:衝撃エネルギーが一点に集中し、筐体や内部部品が破損しやすい。
アイデア:筐体の一部に、衝撃エネルギーを分散・吸収する多孔質金属や多孔質セラミックスなどの多孔質材料を使用する。
局所的品質(原理3):
現状:筐体全体を均一な材質で製造しているため、重量が増加しやすい。
アイデア:衝撃を受けやすい角や側面など、必要な部分のみに衝撃吸収性の高い材料を使用し、他の部分は軽量な材料を使用する。
上記のように発明原理が表示されます。
このケースでの矛盾マトリクスの適用例は以下になります。
改善したい特性パラメータ:36.強度
悪化させたくない特性パラメータ:1.重量
矛盾マトリクスの再考
通常、39の特性パラメーターが使用されています。
*下記の『トリーズ(TRIZ)の発明原理40 あらゆる問題解決に使える[科学的]思考支援ツール』でも利用されています。
下の書籍では、マトリクスが再考されています。
今後の展開・アイデア
次回取り組みたいこと;
・物質-場分析
参考
・TRIZに関しては、絶版等も含めると以下が参考になります。
・ダレル・マン (著), 中川徹 (著)『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』, 創造開発イニシアチブ, 2004.
・『超発明術TRIZシリーズ 6 理論編 クラシカルTRIZの技法』, 日経BP, 2000.
*このシリーズは他にも役立ち書籍があります。
・TRIZの総本山「TRIZホームページ」、他
最近では・・・
・GPTs自体のことは下のサイトが詳しい
