キングダムの将軍なら、とっくに全滅してる判断を、会社では平気でやる
最近、キングダムを読み返していて、改めて思ったことがあります。
戦場だったら、
その判断、もう全滅してるな、と。
でも不思議なことに、
会社という場所では、その判断が普通に通ってしまう。
戦略の話は多い。でも「撤退」の話は驚くほど少ない
世の中には戦略の本や記事が溢れています。
どう攻めるか、どう勝つか、どう拡大するか。
一方で、
どう引くか、どこで止めるか、撤退をどう決めるか
この話をしている人は、あまり多くありません。
多くの戦略は、
「うまくいくこと」が前提です。
でも現実は、
そんなに都合よくはいきません。
なぜ、企業では撤退ができないのか
おそらく、どの会社でも似たようなことが起きています。
戦略を立てるために、時間をかける
お金をかける
人をアサインする
ここまでやると、
「止める」という選択肢が一気に取りづらくなる。
理由は単純で、
撤退=負け
今やめたら、今までが無駄になる
そう感じてしまうからです。
結果どうなるか。
「もう少しだけやってみよう」
「次の一手で変わるはず」
気づいたら、
引き返せない泥沼に入っていく。
キングダムの戦場なら、どうなるか
ここでキングダムの話です。
キングダムの将軍たちは、
「一度進んだら引かない」なんてことは、ほとんどしません。
むしろ逆です。
勝てないと判断したら引く
地形が悪ければ下がる
無理な戦はしない
これができない将から、
部隊ごと消えていく。
特に印象的なのが、王翦です。
王翦は「勝てる戦しかしない」
王翦は作中で、はっきり言っています。
勝てる戦しかしない
これ、めちゃくちゃ冷たく見えます。
仲間思いでもないし、熱血でもない。
でも、戦場ではこれが正解です。
勝てない戦に突っ込まない
無理なら引く
生き残って、次に勝つ
感情ではなく、条件で判断する。
企業戦略に置き換えると、
本来はこれが「戦略」なはずです。
私も一度だけ、撤退したことがあります
私の実体験の話をします。
ある程度大きなプロジェクトで、
人も、お金も、時間も、かなりかけていました。
正直、簡単には引けない状況でした。
でも当時の私は、
人の扱いもうまくなく、
最終的には上からの一声で、プロジェクトは凍結されました。
あの時は、本当に悔しかった。
「ここまでやったのに」
「もう少しだったのに」
そう思っていました。
今なら分かること
時間が経って、今なら分かります。
あのまま進んでいても、
おそらく結果は出ていなかった。
むしろ、
さらに傷を深くしていた可能性の方が高い。
当時は「撤退=負け」だと思っていましたが、
今は違います。
あれは、
致命傷を避けるための判断
だったのだと思っています。
撤退は、負けではない
物事は、必ずしもうまくいきません。
だからこそ、
ここまではやる
ここを超えたら止める
という線引きが必要です。
私はギャンブルをやりませんが、
線引きができていないと、
借金がどんどん増えていくのと同じですよね(笑)
戦略とは、進むことより「止めること」を決めること
キングダムの戦場なら、
引き際を誤った将は、部隊ごと消えます。
会社では、
それが数字や人の疲弊として、
ゆっくり表に出てくるだけです。
だからこそ思います。
撤退条件を書けない戦略は、戦略ではない。
王翦なら、
このプロジェクト、たぶん最初からやっていないか、
途中で迷わず引いていると思います。
それが、
生き残るための戦略だからです。
