夏休み初日に親子で決めたい3つの約束

この約束を決めてから、初日の空気が変わりました

夏休み初日って、なんだか独特の緊張感がありませんか?
子どもたちは開放感でテンションが上がっている一方、親は「今日からどう回そう」とドキドキしている。うちも毎年、初日から予定が崩れて「もうすでに疲れた…」となっていました。

わが家にはASDの娘と、ADHD傾向のある息子がいます。夫は在宅ワークですが家事育児にはほぼノータッチなので、平日は基本ワンオペです。そんな我が家が、去年から夏休み初日に必ず親子で確認するようにした「3つの約束」があります。これを決めてから、初日の空気が少し変わったので紹介します。

元・特別支援学校の教員として働いていた頃、夏休み明けに崩れてしまう子をたくさん見てきました。でも自分が親になってみると、「初日」もまた見落とせない山場なんだと痛感しています。だからこそ、初日にどう約束を交わすかを、毎年少しずつ見直すようにしています。

約束その1「起きる時間はゆるく決める」

学校がある日と同じ時間に起きなさい、とは言わないようにしています。特に娘は不登校で生活リズムが不安定になりがちなので、「絶対○時」と決めると、それがプレッシャーになって余計に崩れてしまうことがわかってきました。

代わりに「午前中のうちに起きられればOK」くらいのゆるい約束にしています。息子は放っておいても朝5時ごろには自然に起きてくるタイプなので、この約束はもっぱら娘向け。厳密さより、続けられる緩さを優先するようになってから、朝の親子バトルがかなり減りました。

以前は「せっかくの夏休みなんだから、生活リズムを崩したくない」という気持ちが強くて、つい厳しく声をかけてしまっていました。でも結果的に、娘の不安を増やしてしまうだけだったんですよね。ゆるい約束に変えてからの方が、むしろリズムが安定してきたように感じています。

約束その2「今日やることは1つだけ決める」

夏休み初日から「宿題も、片付けも、習い事も」と欲張ると、だいたい破綻します。なので、その日にやることは大きなものを1つだけ、と決めるようにしています。

たとえば初日なら「宿題プリントを1枚だけやる」というふうに。1つで十分だと思えると、子どもも親も気持ちがラクになります。特別支援学校で働いていた頃、「スモールステップ」の大切さはよく伝えていましたが、自分の子育てでも同じことが言えるんだと、あらためて実感しています。

約束その3「困ったら言葉で伝える」

これは主に娘との約束です。彼女は不安や不満を言葉にするのが苦手で、以前は癇癪という形で表に出ることが多くありました。なので「イライラしたら、まず一言だけでも言葉にしてみよう」という約束を、夏休み初日に必ず確認するようにしています。

うまく言えなくても大丈夫、「無理」の一言でもいい、というルールにしてから、娘も少しずつ言葉で伝えられる場面が増えてきました。息子には別の角度で「困ったときは近くにいる大人に声をかける」という約束にしています。姉弟でも特性が違うので、同じ言葉かけでは響かないんですよね。

この約束を決めた初日は、正直こちらも半信半疑でした。でも実際にやってみると、娘が「今日ちょっとしんどい」とぽつりと言えた瞬間があって、それだけで「約束にしてよかった」と思えました。完璧に守れる日ばかりではありませんが、約束があること自体が、親子どちらにとっても安心材料になっている気がします。

おわりに

夏休み初日に完璧な計画を立てる必要はなくて、むしろ「ゆるく、シンプルに」決めた約束の方が長続きするというのが、我が家の実感です。

今日からできる一歩として、まずは「今日やることを1つだけ決める」から試してみてはいかがでしょうか😊約束は3つとも欲張らず、無理なく続けられるものにしておくのが、長い夏休みを乗り切るコツだと感じています。我が家もまだまだ試行錯誤中ですが、少しずつ家族に合う形を見つけていきたいです。

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