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発達特性があると予定変更を嫌がる本当の理由

「わがまま」だと思っていた私が、後から知ったこと

「今日は公園じゃなくて買い物に行くね」と伝えただけで、床に転がって泣き出す。そんな息子(ADHD傾向)を見て、正直「わがままなのでは」と思っていた時期がありました。特別支援学校で働いていた頃、他のお子さんに対しては「見通しが大事」と当たり前のように支援していたのに、自分の子どものこととなると、なぜか同じ視点を持てなかったんですよね⋯

娘(ASD)にも同じような場面が何度もありました。急な予定変更でパニックになり、その日1日が崩れてしまう。「もう少し柔軟に対応してくれたら…」と思っていた私が、後になって知ったことをまとめてみます。

予定変更が「わがまま」ではない理由

発達特性のある子にとって、予定というのは単なるスケジュールではなく、安心して過ごすための「地図」のような役割を果たしているという考え方があります。地図が急に書き換わったら、大人でも不安になりますよね。それが子どもにとってはもっと大きな不安として現れるようです。

うちの娘の場合、「10時に出発する」と決めていたことが「10時半になった」というだけでも、涙が止まらなくなることがありました。時間のズレそのものより、「予定通りにいかなかった」という事実が不安の引き金になっているように見えました。

息子の場合は少し違って、切り替えそのものに時間がかかるタイプです。楽しみにしていた予定が変わると、頭の中の準備が追いつかず、それが癇癪として出てしまう。同じ「予定変更を嫌がる」でも、背景にあるものは子どもによって違うのだと、日々接していて感じています。

特別支援学校で働いていた頃、生徒さんの多くが時間割表や写真カードで1日の流れを確認してから活動に取り組んでいました。当時は「支援の一環」として当たり前に行っていたことなのに、いざ自分の子どもに対しては、忙しさもあって「口で伝えれば十分」と思い込んでいたように思います。振り返ると、家庭でこそ見通しを見える形にする工夫が必要だったのかもしれません。

わが家で変えてみたこと

一番効果を感じたのは、予定を伝えるタイミングと伝え方を変えたことです。当日いきなり伝えるのではなく、前日の夜、できれば紙やホワイトボードに書いて見せるようにしました。目で見て確認できるだけで、子どもたちの反応がずいぶん違いました。

それでも予定が変わってしまうことは、生活している以上どうしても出てきます。そんなときは「変わったこと」を先に謝るのではなく、「変わったけど、こうするからね」と次の見通しをセットで伝えるようにしています。謝ることより、次の地図を渡すことのほうが、子どもにとっては安心材料になるようでした。

あとは、私自身が「今日は崩れても仕方ない日」と先に心の準備をしておくことも大事にしています。ワンオペで家事も仕事も回している身としては、崩れた日は正直しんどいです。でも「わがまま」ではなく「不安のサイン」だと思えるようになってから、こちらの受け止め方も少しずつ変わってきました。

夫は在宅ワークをしていても家事育児にはあまり関わらないので、癇癪が起きた日の対応はほぼ私一人でこなしています。そんなときは食洗機や乾燥機など、頼れる家電にはとことん頼って、自分の余力を子どもに向ける分だけでも確保するようにしています。
完璧に予定通りに進めることより、崩れた日にどれだけ自分の心を保てるかのほうが、結果的に子どもにも良い影響を与えている気がしています。

また、予定を変えなければいけないと分かった時点で、できるだけ早めに伝えることも意識しています。ギリギリになって伝えると、心の準備をする時間が足りなくなってしまうからです。
逆に少し早めに伝えておくと、子どもなりに気持ちを整理する時間ができて、当日の崩れ方が全然違うことに気づきました。

おわりに

予定変更を嫌がるのは、わがままではなく、見通しが立たないことへの不安のサインかもしれません。
前日に予定を見せる、変更後の次の見通しをセットで伝える、この2つだけでも試してみる価値はあると思います!🌈

同じように悩んでいる方がいたら、スキやフォロー、コメントで教えてもらえると嬉しいです。
発達凸凹子育てについて過去記事にも書いているので、こちらもどうぞ🍀



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