世界最初の絵文字はハート型であり、日本のNTTドコモがポケベルに採用した
ハートマーク(❤️)は、世界共通のピクトグラムです。
一体誰が、これを作ったのか、Geminiに聞いてみました。
ハートマーク(❤️)の由来には、実は複数の興味深い説があります。
現在のような「心臓」や「愛情」の象徴として定着するまでには、長い歴史の変遷がありました。
主要な説をいくつかご紹介します。
1. 植物の種や実の形説
最も有力な説の一つが、古代ギリシャやローマで薬草として珍重されたシルフィウム(Silphium)という植物の種です。
この植物の種がきれいなハート型をしており、避妊や催淫の効果があると信じられていたため、性や愛のシンボルとして定着したという考え方です。
また、ツタ(アイビー)の葉の形が由来という説もあります。ツタは枯れずに絡みつくことから「永遠の愛」や「誠実」の象徴とされていました。
2. 解剖学的な誤解説
中世の医学的な知見が不足していた時代の名残という説です。
古代のアリストテレスなどは、心臓を「3つの部屋がある形」と記述していました。
その後、中世の画家たちがその記述をもとに心臓を描こうとした際、現在のような上部が凹んだ形として表現されるようになり、それが「心」のシンボルとして定着したと言われています。
3. 女性の身体の曲線説
美の象徴として、女性の臀部や胸、あるいは腰のラインを簡略化して図案化したものが、後に愛情を示すマークになったという説も根強く支持されています。
歴史的な変化
14世紀〜15世紀: ヨーロッパのカードゲーム(トランプ)のマークとして「聖杯」を簡略化した形が登場し、それが現在の「ハート」の形になったという説もあります。
1970年代: 「I ❤️ NY(アイ・ラブ・ニューヨーク)」のロゴが世界的に大ヒットしたことで、現代的な「LOVE」の代名詞としての地位が不動のものとなりました。
現代では医学的な心臓の形とは全く異なりますが、「情熱を象徴する赤」と「柔らかな曲線」の組み合わせが、世界共通で愛を伝える形として愛され続けています。
なるほど!

心臓にハマってしまったので、心臓について書かれた本を調べてみたら、心臓とこころ 文化と科学が明かす「ハート」の歴史(化学同人社)という本に到達しました。
作者はヴィンセント・M・フィゲレド。アメリカ人で、30年にわたって循環器内科医およびフィジシャン・サイエンチストとして活躍していた医師です。
訳者は坪子里美さん。noteのクリエーターです。
私は、坪子さんのnoteの記事でこの本を知りました。
さっそくアマゾンで注文して読んでみました。
ヴィンセント・M・フィゲレイド先生は、究極の心臓オタクだと感じました。褒めております。
私は「心血を注いで」この本を書き上げた、とおっしゃっております。
「序章」の文章は感動的です。
私は過去に目を向け、祖先たちがこの不思議な器官のことをどう考えていたのかを調べてみた。
心臓は時代を超えて崇められ、もてなされ、誤解され、そしてあらわにされてきた。
心臓は歴史を通じて、詩人や哲学者、医師にとって重要な役割を果たしてきた。
先史時代の人類たちから、古代社会や暗黒時代、ルネサンス、そして近現代に至るまで、心臓は文化によって異なるものを意味してきた。
私は、体内の器官の「王」であった心臓が、日常生活では愛と健康の象徴として中心的存在であり続けながら、いかにして脳に従属する単なる機械仕掛けの血液ポンプとして軽視されるようになったかを時系列的に検討する。
しかも、フィゲレド先生は、人類史における心臓の年表を3ページにわたって掲載しています。これはオタクしかできない行為です。
紀元前20000年のマンモスの洞窟壁画に、心臓が位置するであろう箇所に赤い印があることから始まり、1984年にベイリーが初の異種心臓移植を行い、ヒヒの心臓を12歳の女児に移植したことで締めています。

訳者の坪子さんは、フィゲレド先生は、「十数年かけて集めた素材をまとめ、5年の歳月を費やして書き上げた」と紹介しています。
原作者フィゲレド氏が「心血を注いで」[原文では”poured my heart and soul:私の心と魂を注いで)”]書き上げた本書。
翻訳者としても関連資料の調査に心を砕き、訳語を選ぶ上では「心」にまつわる言葉や漢字を多く使うことを心かけた。
とありました。心意気が半端ないです。
こ、これはまるで、赤塚不二夫の漫画「もーれつア太郎」に登場するココロのボスか、B’zのultra Soulです。違うか。
フィゲレド先生は、日本のNTTの功績について言及されています。
日本の通信事業者、NTTドコモは、1995年に当時の人気商品だったポケットベル(ポケベル)用に初めて絵文字サービスを開始した。
この最初の絵文字がハート型だった。
ハートのしるしはアートとソーシャルメディアに今も浸透している。
魂と愛の座としての心臓という幻想は廃れたにもかかわらず、ハート型は今も恋愛、家族愛、神の愛の象徴として生き残っている。
❤最初の絵文字はハート型だったのですね❤
勉強になりました。
「心臓とこころ」の本は、ネタの宝庫だと感じました。
さすが心臓オタクの本。←褒めています!
これからもハベレオ通信で紹介したいと思います。
