「自分で決めた、あなたはとても立派だよ」子の不登校で救われた言葉
わが家にはいま、中2娘と小2息子の2人の不登校な子がいる。
いまは通信の高校3年に籍を置く長男も、小2から中3まで、8年間不登校していた。
その長男が不登校を始めたころ、親として、パニックは相当なものだった。
昭和生まれ世代では、不登校(当時は登校拒否といった)はあってはならない雰囲気があり、いても学年にひとりふたり。
学校に行かないなんて、あり得なかった。
自分の子どもが学校に行くのを拒否し始めたとき、全身の毛が逆立ち「このままにしてはダメ」と黄色信号が灯った。
はじめのころは、だから無理に引っ張って連れて行っていた。
その頃のことを考えると、いつでもその焦る気持ちを思い出し、ぞっとする。
ちなみに夫は、無理に行かせる必要はない、という姿勢を最初から貫いていた。
子どもの自尊心、子どもが自分で考え行動することを妨げない、それが夫の教育論で、私は半分は納得し、半分は「そんな正論を言ったって、親がある程度導かないと」と反発していた。
人生長いのだから、ここで親子関係が悪くなり誰にも心を開かなくなるより、いまは、家が本人のいやすい居場所であることが重要ではないか、と夫はよく言っていた。
結果的には、夫の考え方が正しかった。こういう人がいて、子どもにはとてもよかったと思う。
反面、あわあわした私は「居場所づくり」のため、いろいろ調べ、さっそく一番近いフリースクールに連絡して、小2の子を連れて行ってみた。
すると、その代表の方がひと通り私の話を聞いたあと、こう言った。
「僕は、なんにも彼に問題を感じません。発達障害?それはね、障害だと感じるから障害なんじゃないですか。特性はあるかもしれないけど、そんなふうに型にはめたら子どもさんの気持ちが見えなくなっちゃう。
だって、(息子に向かって)学校に行かないと決めたのはあなたなんでしょう?(息子、頷く)そう!すごく立派です。小2で、自分で決めて行動した、こんなにすごいことはないんですよ。
そして、こんなに立派なお子さんに育てたお母さんお父さんも素晴らしい。自信持ってください」
立派だねえ、と、息子に向かって何度も言ってくれた。
結局、フリースクールは年齢層も高かったし、何より通学費が高いのもあり、やめることにしたのだけど、このときの、一人前扱いされた息子の誇らしげな顔と、私自身がふうっと力が抜けた気持ちは、今もはっきりと覚えている。
不登校について、子育てで思うことについて、書きたいこと、伝えたいことは山ほどあれど、それはまたいつか。
「自分で決めた、あなたは立派だよ」
の一言を、今日はnoteでただ伝えたかった。
長男についてはこちらにも。
息子への贖罪も込めて。
