テンプレだけで人を感動させられる?|テンプレを超える文章術
「テンプレを使えば、誰でもスラスラ書ける」
ライターやブロガーにとって、これはとても心強い味方です。
でも、心に残る文章、読んだ人を動かす文章は――
テンプレだけでは絶対に生まれません。
この文は、実はチャッピー(ChatGPT)がこの記事の冒頭におすすめしてくれた一文。
とてもよくできている。
だけど、私は、ここにジレンマを抱えています。
この記事は 「ChatGPTは“書く力”のブースター|初心者のための活用術」シリーズ第5話です。
▼前回は、こちら
実は、最近の私はここにジレンマを抱えている
文章を書くとき、テンプレや型があるのは重々承知しています。
私ももちろん使います。
実際、冒頭で紹介したリード文もチャッピー(ChatGPT)が提案してくれたもの。
とてもよくできているけれど、やっぱりテンプレに沿った形なんです。
でも。
これって多くの人が同じ書き方をしているということ。
AIがおすすめしてくれるから、みんな同じになる。
そんな文章に出会うと、直感的にこう思ってしまうのです。
「あっ!心に残らないだろうな」
テンプレはライターの強い味方
誤解のないように言っておきたいのは、私はテンプレや型を否定しているわけではありません。
むしろ、ライターにとってテンプレはとても強い味方です。
なぜなら、下記の理由があるからです。
● 誰でもスラスラ書き進められる
● 構成に迷わず、安心して文章を組み立てられる
● 「結論→理由→結論」など、読者が理解しやすい形になる
これらはテンプレがあるからこそのメリット。
私自身も仕事で文章を書くときは、王道の型をよく使っています。
とくに、売上や成果に直結するLP(ランディングページ)では、確実に結果を出すために“冒険せず、型に沿う”のが基本。
テンプレは、ライターにとってなくてはならない安心材料なのです。
でも、同じ型では埋もれてしまう
ただし。
テンプレに頼りきってしまうと、別の問題が出てきます。
みんなが同じ型を使えば、当然「同じような文章」が量産される。
AIが出してくれる提案も便利だけど、それをそのまま使うと結局は似たような文ばかりになるのです。
読者からすると、
「あ、またこの書き方だ」
「どこかで見たことある文章だな」
そんな既視感を抱いてしまう。
だから私は、テンプレを使うこと自体は肯定しつつも、
「テンプレだけに頼ると、心に残らない文章になってしまう」
と強く感じています。
私が選んだ変化球の入り方
私は仕事で文章を書くとき、テンプレは意識しつつ、「入り方」を工夫するようにしています。
とくに、ステップメールでは、冒頭の「入り方」を工夫するのが私のスタイルです。
なぜなら、冒頭の数行でそのメールが「読まれる」のか「読まれない」のかが決まってしまうから。
いわゆる、「コピーライティングの3NOT」です。
コピーライティングの3NOT
① 読まない(Not Read)
② 信じない(Not Believe)
③ 行動しない(Not Act)
この3NOTの壁を打ち破るために、あえて変化球で入ることもあるのです。
例えば、noteの記事でよくお見かけするお悩みから入るスタイル。
「あなたもこんなお悩みありませんか?」
これは入り方としては王道です。
でも。
みんなこの入り方をしていると、印象に残らないのは当たり前ですね。
では、私はどんな変化球にしているかというと、例えば下記のようなことを意識しています。
● 自分の体験や感情を素直に一文にする(かっこつけないで素直に)
● 読者が思わず「わかる!」と共感できる場面描写を入れる(必ず自分の経験からのものを入れる)
● ちょっとした疑問やツッコミから始める(他人を貶めることはしないこと)
こうした工夫をすると、「テンプレ感」が薄れて、読者の印象に残りやすくなるのです。
私の場合、これは子育て中の体験や、仕事や日常で戸惑ったエピソードが土台になっていることが多いです。
日々の生活の中で、さまざまなことに意識を向け、自分の感情や疑問に素直に向き合うことが大切だと思っています。
その積み重ねが、「私にしか書けない入り方」につながるのです。
だから、私は型をベースにしつつも、「自分の言葉」で始めることを大切にしています。
最後に必要なのは「自分の言葉」
テンプレやAIは、文章を書くうえで強力なサポートになります。
でも、それだけでは「心に残る文章」にはなりません。
読者の記憶に残るのは、やっぱりその人自身の言葉です。
私の体験や感情、実際に手を動かして考え抜いた時間。
それこそが文章に温度を与えてくれます。
AIは便利だけれど、体験を書くことはできません。
今のところ、AIはあなたの経験や気持ちを想像して書いてはくれません。
だからこそ、「私の経験」「私の感情」「私の疑問」を意識して、文章を書く作業が欠かせないのです。
最終的に文章に責任を持つのは、AIではなく書き手である私たちです。
修正や判断を繰り返しながら、「これは私の言葉だ」と胸を張れる記事にする。
それが、人の心に響く文章へと変わるのだと信じています。
まとめ|テンプレを超える文章術とは
テンプレやAIを使えば、誰でもそれらしい文章は書けます。
でも、過半数の人がAI文章を「イマイチ」と評価しているデータが示すように、型だけでは心に響かない文章になりがちです。
大切なのは、テンプレをベースにしながらも、
「私の体験」「私の感情」「私の疑問」をどう重ねるかです。
ここに人の温度が加わって、はじめて文章は読者の心に残ります。
この記事は「ChatGPTは“書く力”のブースター|初心者のための活用術」シリーズ第5話でした。
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