バブルサッカーの楽しみ方
はじめに
身体の上半分を大きな透明のバブルで包み、両手で内側のハンドルを握る。
目の前にはサッカーボールがあるのに、いつものようには足元が見えません。走り出した人同士がぶつかると、片方がふわりと押し戻され、そのまま丸く転がっていきます。真剣にボールを追っているはずなのに、思いどおりに動けない姿に、プレーしている人からも周りからも笑い声がこぼれます。
バブルサッカーは、上半身へ空気の入ったバブルボールを装着して行う、ノルウェー生まれのニュースポーツです。基本にはサッカーやフットサルの要素がありますが、細かなドリブルや強いシュートだけで勝敗が決まるわけではありません。
「サッカーの経験がないと楽しめないのではないか」
「ぶつかって転がるのは、少し怖そう」
「個人で大きなバブルを買う必要があるのだろうか」
初めてなら、用具と会場、進行役が用意された体験会や貸切イベントへ参加する方法が安心です。バブルは主催者から借りることが一般的で、参加者が用意するものは動きやすい服、会場に合う靴、飲み物などに限られます。
大きなバブルに守られているように見えても、どの方向からでも思いきりぶつかってよい競技ではありません。正しい装着方法、接触できる方向、転倒後の立ち上がり方を最初に教わり、短いゲームと休憩を交互に入れながら楽しみます。
ボールを上手に扱うことより、予想外の動きを仲間と笑い合うことから始められる。バブルサッカーは、運動経験の違う人が同じコートへ入りやすい、少し不思議なチームスポーツです。
バブルサッカーの基本情報
主な楽しみ方 バブルボールを装着し、短い試合やバブル相撲などを仲間と楽しむ
基本的な試合形式 4人対4人または5人対5人
1試合の時間 5分ハーフの計10分、または7分程度の短いゲーム
体験全体の時間 説明、準備運動、着脱、休憩を含めて約90分〜2時間
初めて参加する場合の総所要時間 移動や着替えを含めて約2時間半〜3時間半
必要な人数 ゲームをするなら8〜10人前後、交代要員を含めるなら10〜16人ほど
主な活動場所 体育館、人工芝のフットサルコート、整備された天然芝、専用イベント会場
始めやすさ 用具付きの体験会なら参加しやすいが、開催場所と人数を確保する必要がある
天候の影響 屋内では少なく、屋外では雨、強風、雷、暑さによる中止や変更がある
初回に必要なもの 動きやすい服、会場指定の運動靴、飲み物、タオル、着替え
入力データでは週1回前後のクラブ活動を想定していますが、バブルサッカーだけを毎週行う一般参加型のクラブは、通常のサッカーやフットサルほど多くありません。実際には、単発の体験会、社内や学校のレクリエーション、友人同士の貸切、ニュースポーツ系サークルの一種として行われることが多くなります。
継続したい場合は、同じ主催者のイベントへ定期的に参加する、スポーツサークルで年に数回企画する、フットサルの活動へバブルサッカーの日を加えるといった形が現実的です。地域によっては毎週の開催先が見つからないため、最初から週1回にこだわらず、月1回や季節ごとから探します。
バブルサッカーにかかる費用
バブルサッカーでは、参加者がバブルボールを購入する必要はほとんどありません。個人用のウェアと靴だけを用意し、バブル、ゴール、ボール、ビブス、空気を入れるブロワーなどは主催者の物を使います。
入力データにある2万円の初期費用は、一般参加者にとっては高めです。運動できる服と室内用シューズをすでに持っているなら、初回は参加費と交通費だけでも体験できます。
個人で体験する場合
スポーツ施設の利用料金にバブルサッカーが含まれている場合や、地域イベントで短時間体験できる場合があります。個人向けの体験会が開かれるときは、1回数千円ほどから探せますが、開催数や料金は地域と時期によって大きく変わります。
体験参加費 無料の地域イベント〜1人3,000円前後が一つの目安
施設利用料 ほかのスポーツや遊具と共通の時間制料金になる場合がある
交通費 開催地までの距離によって変わる
ウェアと靴 手持ち品を使えば追加費用なし
単発のイベントでは、参加費にバブル、会場、進行スタッフ、保険などが含まれているかを確認します。料金が安くても、人数が集まらなければ中止になる企画や、会場費を当日に分担する企画もあります。
仲間で貸し切る場合
友人、職場、学校、サークルなどで企画する場合は、バブルボール一式のレンタル料、配送料、会場費を参加人数で分けます。
事業者の料金例では、バブルと備品だけのレンタルが1日6万円台、会場を含む貸切プランが3時間で20万円前後となる場合があります。インストラクター、簡易ゴール、専用コート、遠方への配送を加えると費用は増えます。
用具一式のレンタル 約5万5,000〜7万円前後から
往復の配送費 地域により別途必要
体育館・コート代 数千円〜数万円
インストラクターや運営スタッフ 必要に応じて追加
参加者1人あたり 人数と内容により約3,000〜1万円以上
10人で用具と会場を分ける場合と、30人以上で交代しながら遊ぶ場合では、1人分の負担が大きく違います。見積もりでは、本体料金だけでなく、配送、設営、撤収、会場、スタッフ、破損時の補償まで確認します。
継続する場合の個人用品
動きやすいウェア 手持ち品、または上下で約3,000〜1万円
室内用運動靴 約4,000〜1万2,000円
屋外用シューズ 約5,000〜1万5,000円
タオル・着替え・ボトル 手持ち品を利用可能
膝当ては主催者が用意する場合がありますが、すべての会場で同じではありません。個人で購入する前に、指定品があるか、貸し出しに含まれるかを確認します。
年間40回参加できる定期活動があり、1回1,000〜3,000円ほどを負担するなら、年間では4万〜12万円ほどになります。ただし、週1回の活動先は限られ、実際には年数回のイベント参加となる人も少なくありません。
バブルサッカーをおすすめする3つの理由
1.サッカー経験の差が、そのまま結果になりにくい
通常のサッカーでは、ボールを止める、運ぶ、蹴るという技術の差がプレーへ表れます。バブルサッカーでも足元の技術は役立ちますが、大きなバブルを身に着けると視界と動ける範囲が変わり、経験者も普段どおりには動けません。
きれいにドリブルを始めても、横からバブル同士が当たれば進む方向が変わります。シュートを打とうとして空振りしたり、味方同士で近づきすぎて動けなくなったりすることもあります。
上手な人が一人でボールを運び続けるより、近くの味方へ早めに渡し、ぶつかったあとを別の人が拾うほうがうまくいく場面があります。運動経験の違う人が集まっても、全員が予想外の動きに巻き込まれるところに、この競技らしい親しみやすさがあります。
2.転がることまで、ゲームの一部になる
普通の球技では、転倒はできるだけ避けたい出来事です。バブルサッカーでは、正しい用具の着用とルールの中で、押し戻されたり丸く転がったりする動きも楽しさに含まれます。
一度転がると、すぐに立ち上がれないことがあります。目の前で試合が続いているのに、バブルの中で身体の向きを変えようとしている姿は、本人にとっても見ている人にとってもおかしな光景です。
ただし、激しく倒れること自体を競うわけではありません。安全な接触方向と強さを守ったうえで、思いどおりにならない動きを一緒に楽しみます。
3.短い試合の中に、分かりやすい作戦が生まれる
バブルサッカーでは視界が狭くなり、急な方向転換もしにくいため、全員でボールへ集まると動けなくなります。前で相手の進路を止める人、少し離れてこぼれ球を待つ人、ゴールの近くに残る人など、簡単な役割分担が役立ちます。
「ボールを追わずに相手を引きつける」「転がった味方の後ろでボールを拾う」といった短い作戦なら、初対面の人ともすぐに試せます。失敗しても一試合が短いため、次のゲームで配置や合図を変えられます。
競技として勝敗を目指すこともできますが、全員が一度はボールへ触れる、初心者同士で得点を狙うなど、その場に合う目標を作りやすいことも魅力です。
初めての体験先を探す
バブルサッカーは、ボール一つで公園へ集まって始める競技ではありません。人数分のバブル、空気を入れる機材、安全なコート、進行役が必要です。
最初は、次のような場所から探します。
・バブルサッカーを扱うニュースポーツ事業者
・スポーツ複合施設やアミューズメント施設
・フットサルコートの企画イベント
・自治体や地域スポーツ団体の体験会
・大学、会社、地域サークルのレクリエーション
・イベント予約サービスに掲載された貸切プラン
同じ「バブルサッカー」でも、短時間だけ自由に遊ぶ施設と、ルール説明を受けて試合を行う体験会では内容が違います。初めてなら、スタッフが装着と接触の方法を説明し、ゲーム中も審判や進行を担当してくれる企画を選びます。
申し込み前には、次の点を確認します。
・一人でも申し込めるか、団体貸切のみか
・最低催行人数は何人か
・対象年齢、身長、体重などの利用条件
・けがや持病に関する参加条件
・バブルと膝当てを借りられるか
・眼鏡を着けたまま参加できるか
・室内用と屋外用のどちらの靴が必要か
・参加費に会場と保険が含まれるか
・屋外開催時の雨天中止基準
・更衣室、ロッカー、シャワーの有無
・写真や動画を撮影するか
・キャンセル料がいつから発生するか
対象条件は事業者によって統一されていません。身長130センチ以上としている施設もあれば、大人用バブルを身長150センチ以上、体重90キロ以下としている事業者もあります。子ども用バブルを備える企画もあるため、別の会場の条件をそのまま当てはめず、参加する企画の案内を確認します。
バブルボールの仕組みと装着
バブルボールは、中央に人が入る空間があり、肩へ掛けるベルトと手で握るハンドルが付いています。脚は外へ出るため、装着したまま走ったりボールを蹴ったりできます。
装着するときは、スタッフの指示に従い、上下と前後を確かめます。一般的には両肩へベルトを掛け、左右のハンドルを握り、脇を締めて身体を安定させます。
ベルトが片方だけ外れていたり、ハンドルから手を離したまま接触したりすると、バブルの中で身体がずれやすくなります。ゲーム前には、スタッフと一緒に次の点を確認します。
・バブルの上下が合っている
・両肩へベルトが掛かっている
・ハンドルを無理なく握れる
・頭がバブルの外へ出すぎていない
・空気が十分に入り、表面に大きな損傷がない
・足元と靴ひもに引っかかりがない
・指定された膝当てが正しく着いている
初回は、装着した状態で歩く、止まる、向きを変える、軽く転がる、立ち上がるという動きを練習します。転倒後の起き方はバブルの大きさと身体の位置で変わるため、見よう見まねで勢いを付けず、スタッフの方法を優先します。
初回に用意する服装と持ち物
動きやすい上着
肩へベルトが掛かるため、タンクトップや肩が大きく開いた服より、半袖または長袖の運動着が向いています。汗を吸った綿の厚い服は重くなるため、乾きやすい素材を選びます。
フード、硬いファスナー、大きな装飾がある服は、バブルの内側やベルトへ引っかかることがあります。主催者から服装の指定がある場合は、そちらを優先します。
ポケットの少ない運動用パンツ
鍵、スマートフォン、硬貨などをポケットへ入れたままプレーしません。転がったときに身体へ当たり、バブルを傷つける可能性もあります。
長すぎるひもや金属の飾りが付いていない、膝を曲げやすい運動用パンツが向いています。
会場に合う運動靴
体育館では室内用シューズ、人工芝では施設が認める運動靴を使います。金属製のスパイクや鋭い突起のある靴は、バブルや床を傷めるため使えないことがあります。
初回は自分で判断してサッカー用スパイクを購入せず、会場へ靴底の条件を確認します。靴ひもはほどけないように結び、先端が外へ長く出ないようにします。
飲み物
バブルの中は身体の熱がこもりやすく、短い試合でも思った以上に汗をかきます。休憩のたびに飲めるよう、ふたの閉まるボトルを用意します。
タオルと着替え
顔や上半身へ汗をかきやすいため、タオルと着替えを持参します。終了後に身体が冷えないよう、季節によっては薄い上着も加えます。
外しておくもの
・腕時計
・指輪
・ネックレス
・ピアスやイヤリング
・ブレスレット
・硬い髪留め
・ポケットの中の鍵やスマートフォン
眼鏡は、外しても安全に動ける人には外すよう案内されることがあります。裸眼では周囲が見えない場合、眼鏡バンドなどの扱いを事前に主催者へ相談します。
コンタクトレンズへ急に替える必要はありません。会場がどのように対応しているかを申し込み前に確認します。
初めて参加する日の流れ
受付と着替え
開始の15〜30分前に到着し、受付、支払い、着替えを済ませます。アクセサリーを外し、荷物をコートの外へ置きます。
けが、体調不良、過去の首・背中・膝の不調がある場合は、始まる前にスタッフへ伝えます。その日の状態によっては、接触を伴わない種目だけに参加する、見学へ変更するといった判断も必要です。
ルールと用具の説明
バブルの持ち方、着脱、接触できる方向、転倒した人への対応、審判の合図を確認します。公式団体の基本ルールには真後ろからの体当たり禁止がありますが、初心者向けの体験では、さらに接触を制限する場合があります。
説明を聞き逃したときは、周りに合わせて動く前にスタッフへ尋ねます。特に接触ルールは、その場の決まりを全員で共有することが大切です。
バブルを着けずに準備運動
足首、膝、股関節、肩をゆっくり動かし、軽く歩いたり走ったりします。バブルを着けると動きが制限されるため、身体が冷えたまま急に走り出しません。
バブルを着けて動きを確認する
歩く、止まる、横を向くという動きから始めます。次に、スタッフの指示で軽くぶつかる練習や転がる練習を行います。
最初から強く走って衝突するのではなく、相手と目が合い、互いに準備できている状態で力加減を覚えます。
短い種目で慣れる
いきなり試合を始めず、バブル相撲、リレー、ボール運びなどで道具に慣れることがあります。サッカー経験がない人も、バブルの動き方を先に知ればゲームへ入りやすくなります。
短い試合
4人対4人または5人対5人ほどに分かれ、数分の試合を行います。交代要員がいる場合は、疲れ切る前に交代します。
休憩と片付け
バブルを外したら、水分を取り、呼吸と体調を確かめます。最後は用具を指定場所へ戻し、汗を拭いて着替えます。
最初に覚えたいルール
バブルサッカーの細かなルールは主催者によって調整されます。最初はすべてを暗記せず、接触と停止に関する決まりを優先します。
公式団体の基本的な形式では、4人対4人または5人対5人で行い、試合時間は5分ハーフまたは7分程度です。開始時には両チームが自陣側へ並び、中央のボールを合図とともに取りに行く「バブルアタック」を行う形式があります。
得点後も同じように中央のボールから再開します。ボールが横の線を出た場合はキックイン、ゴール側の線を出た場合はゴールキックやコーナーキックで再開します。
特に覚えておきたい反則と注意は、次のとおりです。
・相手の真後ろから体当たりしない
・コートの外に出た人へぶつからない
・バブルボールそのものを足で蹴らない
・倒れている人へ続けて接触しない
・審判が止めたらすぐ動きを止める
・アクセサリーや硬い物を身に着けない
・用具のベルトとハンドルを正しく使う
公式ルールでは、ボールを持っていない人への接触が認められる形式もあります。ただし、初心者向けイベントでは、ボールの近くにいる人だけへ接触できる、正面や横からの軽い接触だけにするといった独自ルールが使われることがあります。
動画で見たルールより、その日の主催者と審判の説明を優先します。
バブルの中で動くコツ
足元だけを見続けない
バブルの縁によって視界が狭くなり、足元のボールだけを見ていると、近づいてくる人へ気づきにくくなります。数歩動いたら顔を上げ、左右を確認します。
細かなドリブルより、早めにボールを離す
ボールを足元へ置いたまま進むと、相手が集まりやすくなります。遠くへ強く蹴るより、近くの味方へ短く渡し、自分は少し横へ動きます。
全員で同じ場所へ集まらない
バブル同士が密集すると、ボールへ足が届かなくなります。1人か2人がボールへ近づき、ほかの人は少し離れてこぼれ球を待つほうが攻撃を続けやすくなります。
ぶつかったあとの場所を狙う
相手と味方が接触すると、ボールだけがその場へ残ることがあります。衝突へ加わらず、少し後ろで待っていた人が拾えば、そのままゴールへ進めます。
勢いより角度を考える
大きな助走を付けてぶつかると、自分も姿勢を崩します。初心者のうちは、強さを競わず、相手の正面や横に入り、進む方向を変える程度にします。
転んだときと、相手が倒れたとき
転倒したときは、慌ててバブルの中でもがき続けません。まず周囲のプレーが離れたことを確認し、スタッフから教わった方法で身体の向きを整えます。
立ち上がれないときは、無理に反動を付けず、声を出して審判や近くの人へ知らせます。ほかの参加者は、倒れている人をバブルごと引き起こそうとせず、審判の合図を待ちます。
一度起き上がっても、首、背中、膝などへ痛みがある場合は、そのままゲームへ戻りません。バブルが衝撃を和らげても、転倒や接触そのものがなくなるわけではありません。
安全に楽しむために
体調に不安がある日は参加しない
飲酒後、けがをしているとき、発熱や強い疲労があるときは参加を控えます。妊娠中の人を参加不可としている事業者もあります。
首、背中、腰、膝などに以前のけががある場合は、主催者へ参加条件を確認します。治療中や運動制限がある場合は、医療の専門家の判断を優先します。
接触は正面や横から、相手が見える状態で行う
真後ろから突然ぶつかると、相手は姿勢を整えられません。倒れた人、コートの外にいる人、用具を直している人へも接触しません。
体格や運動経験に大きな差がある場合は、チームを分ける、接触を軽くする、バブル相撲ではなくボール運びを中心にするといった調整が必要です。
用具を傷つける物を持ち込まない
時計、金属アクセサリー、硬い髪留め、鍵などは、けがだけでなくバブルの穴や傷の原因になります。靴の鋭い金具や長く出た靴ひもにも注意します。
バブルへ穴や空気漏れが見つかった場合は、テープで自己修理せずスタッフへ知らせます。
会場の床を確認する
体育館、人工芝、カーペットは比較的利用しやすい一方、石の多い地面、荒れたグラウンド、アスファルトなどはバブルの破損や転倒につながります。会場を自分たちで手配する場合は、レンタル事業者へ床の種類を正確に伝えます。
平らに見える芝生でも、穴、石、ぬかるみ、散水設備などが隠れていることがあります。準備前にコート全体を歩いて確認します。
暑さと呼吸の変化を見逃さない
バブルの中では風を受けにくく、全身を使って動くため、短時間でも熱がこもります。夏の屋外や空調の弱い体育館では、試合を短くし、休憩を多めに取ります。
頭痛、吐き気、めまい、強い息苦しさ、反応の鈍さがある場合は、すぐにバブルを外して涼しい場所へ移ります。本人が「もう一試合だけ」と希望しても、体調が戻らなければ参加を終えます。
屋外では天候を確認する
強い雨、雷、突風、猛暑では中止や会場変更が必要です。大きなバブルは風の影響を受けるため、未使用時も屋外へ放置しません。
雷鳴が聞こえたときはプレーを中断し、建物など安全な場所へ避難します。参加者だけで判断せず、施設と主催者の指示に従います。
撮影は参加者の了承を取る
バブルサッカーは転がる姿がおもしろく、写真や動画を撮りたくなる競技です。顔や名前が分かる形で公開する場合は、本人と主催者の許可を確認します。
会社、学校、子どものイベントでは、撮影できる範囲やSNS掲載の決まりが設けられていることがあります。
継続できるサークルを作るなら
身近に定期開催がない場合は、既存のスポーツサークルで年に数回企画する方法があります。ただし、用具を借りればすぐに運営できるわけではありません。
主催する場合は、次の役割を決めます。
・レンタル事業者との連絡
・会場の予約と床面の確認
・参加者の条件確認
・用具の受け取りと返却
・空気入れと設営
・ルール説明
・審判と時間管理
・体調不良やけがへの対応
・休憩と水分補給の管理
・片付けと破損確認
・参加費の精算
初回から用具だけを借りて参加者だけで運営するより、インストラクターや経験のあるスタッフを依頼するほうが安心です。装着の確認、接触の強さ、試合の停止を担当する人がいると、参加者全員がプレーに集中できます。
活動を続けるなら、毎回バブルサッカーだけを行わず、フットサル、モルック、ドッヂビーなど別のニュースポーツと組み合わせる方法もあります。用具の予約が取れない月にも集まりを続けられ、体力差に合わせて種目を変えられます。
続けるほど変わる五つの楽しみ方
第1段階 バブルを着け、転がる感覚を楽しむ
最初は得点より、正しくバブルを装着し、歩く、止まる、転がるという動きへ慣れます。思った方向へ進めず、味方とぶつかってしまうことも、その日の楽しさになります。
短いゲームへ一度参加し、無理なく終えられれば十分です。
第2段階 周囲を見ながらボールへ近づく
バブルに慣れると、足元のボールだけでなく、味方と相手の位置を見られるようになります。全員と同じ場所へ集まらず、少し離れてこぼれ球を待ちます。
一本のパスをつなぐ、ゴール前へ一度運ぶなど、小さな成功が増えていきます。
第3段階 接触する場面と、待つ場面を選ぶ
相手へぶつかることだけが守備ではありません。進路へ入り、味方が戻る時間を作る。別の人が接触したあとにボールを拾う。状況に応じて役割を変えられるようになります。
体力を使う場面も選べるため、試合の最後まで動きやすくなります。
第4段階 短い作戦とチーム分けを楽しむ
前へ出る人、後ろで待つ人、ゴールを守る人を決め、試合ごとに配置を変えます。体格や経験が違っても、それぞれが動きやすい役割を作れます。
勝敗を競う大会形式のほか、バブル相撲、リレー、王様を守るゲームなど、参加者に合わせた種目を考える楽しみも広がります。
第5段階 安全に遊べる場を支える
経験を重ねると、装着方法を案内し、初心者へ接触の強さを伝え、審判や進行を担当できるようになります。全員が笑って終えられるように、休憩、チーム分け、試合時間を調整することも大切な役割です。
大会で高い競技性を目指すだけでなく、会社や地域の交流会を企画し、初めての人が参加できる場を作ることも、バブルサッカーを長く楽しむ形になります。
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フットサル
フットサルは、比較的小さなコートで5人ずつに分かれ、短いパスと素早い攻守の切り替えを楽しむスポーツです。バブルを外した状態でボールの止め方や近い味方への渡し方を覚えると、バブルサッカーでもボールを早く離せるようになります。
サッカー
サッカーでは、広い場所を使い、味方との距離やボールのない場所での動きを楽しめます。バブルサッカーの予想外の接触とは違い、パス、ドリブル、シュートを少しずつ練習したい人に向いています。
フラッグフットボール
フラッグフットボールは、腰に付けたフラッグを取ることでプレーを止める、作戦性のあるチームスポーツです。バブルサッカーとは接触の考え方が異なりますが、短い作戦を相談し、決めた役割で動く楽しさにつながります。
転がった先から、もう一度ゲームへ戻っていく
バブルサッカーでは、思いどおりに走れないことが失敗とは限りません。
相手へ向かったつもりが、自分のほうが大きく跳ね返される。目の前へ転がってきたボールを蹴ろうとして、バブル同士が先にぶつかる。起き上がったころには、試合が反対側へ移っていることもあります。
それでも、次のプレーでは少し離れた場所に立ち、味方がこぼしたボールを拾ってみる。一本のパスがつながり、偶然のようなシュートがゴールへ入ると、チーム全員の笑い声が一段大きくなります。
最初の休日には、バブルを購入したり、自分たちだけで試合を運営したりする必要はありません。用具とスタッフがそろった体験会を探し、動きやすい服と飲み物を持って参加する。まずは正しくバブルへ入り、安全な転がり方を教わるところから始めます。
上手に蹴れなくても、きれいに走れなくてもかまいません。
大きなバブルに包まれて一度転がり、笑いながらもう一度立ち上がる。その時間そのものが、バブルサッカーの最初の楽しさです。
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