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サッカーの楽しみ方

広いグラウンドに立つと、ゴールは思っていたより遠くに見えます。

目の前へ来たボールを止めようとしても、少し先へ転がってしまう。
味方へ渡したつもりのパスが弱くなり、途中で相手に取られてしまう。
何度かボールに触れていると、ふと足もとへ収まる瞬間があります。

顔を上げると、少し離れたところで味方が待っている。
そこへ短いパスを出し、もう一度受けられる場所へ動いてみる。
一本のパスでも、自分が試合の流れに入れたことが分かります。

ボールを持っていない時間に周囲を見て、味方と距離を取り、相手の動きに合わせて立つ場所を変える。走る、止まる、考える、声をかけるという小さな動きが重なり、ひとつのプレーが生まれます。

大人になってから始める場合、いきなり11人制のチームを探す必要はありません。

初心者向けのサッカー教室や体験会では、基礎練習のあとに少人数のミニゲームを行うことが多く、経験がなくてもボールへ触れやすくなっています。月に1〜2回から参加できる教室もあり、体力や生活に合わせて続けられます。

今回は、大人向けの初心者教室や交流型のサークルへ月2回ほど参加する場合を中心に、費用、始め方、道具、安全面、続けるうちに変わっていく楽しさを紹介します。



サッカーの基本情報

参加方法 初心者向け教室やサークルへ参加
楽しみ方 基礎練習やミニゲーム
おすすめの頻度 月2回から週1回程度
1回の活動時間 約90〜120分
移動や着替えを含む総所要時間 約150〜200分
主な活動場所 サッカーグラウンド、多目的運動場、屋内練習場
必要な人数 正式な試合は1チーム11人だが、体験会や練習では少人数でも楽しめる
運動量 短いダッシュ、方向転換、歩行、ジョギングを繰り返すため高め
始めやすさ 必要な道具は比較的少ないが、グラウンドと参加できる集まりが必要
天候の影響 屋外では雨、猛暑、雷、強風などによる中止や変更がある

サッカーの正式な試合は、ゴールキーパーを含む11人対11人で行われます。

けれど、趣味として始める段階から、広いコートで90分間の試合をするわけではありません。大人向けの初心者教室では、ボールを止める、近くの人へ渡す、身体の向きを変えるといった練習から始まり、最後に4人対4人や5人対5人程度のミニゲームを行うこともあります。

人数が少ないほど、初心者にもボールが回ってきます。

技術が足りないから端にいるのではなく、自分が動かなければパスの道が生まれない。簡単なプレーでもチームへ影響することが分かると、サッカーは急に身近なスポーツになります。

一方で、サッカーは自宅だけで完結する趣味ではありません。

ひとりでボールを蹴る練習はできますが、パスの距離、味方との連係、相手がいる状況での判断は、誰かとプレーして初めて身につきます。無理なく通える場所に、初心者を受け入れている教室やサークルがあるかどうかが、続けやすさを大きく左右します。


サッカーにかかる費用

初めての体験参加では、すべての道具を購入する必要はありません。

運動着を持っていて、ボールや練習用具を主催者から借りられる場合は、参加費だけで試せます。シューズについても、普段の運動靴で参加できる体験会があります。

体験時の費用 無料〜2,500円程度
継続する場合の初期費用 約15,000〜25,000円
1回あたりの参加費 約1,500〜3,000円
月2回、年間24回続ける場合 約50,000〜75,000円
週1回のスクールへ通う場合 年間100,000円を超えることもある

初期費用の中心になるのは、シューズ、すね当て、サッカーソックスです。

シューズ 約8,000〜15,000円
すね当て 約1,000〜3,000円
サッカーソックス 約1,000〜2,000円
練習着 手持ちのものを使う場合は0円
個人用のボール 約3,000〜6,000円

ボールは、最初から購入しなくてもかまいません。教室やチームのものを使える場合が多く、自宅で自主練習をしたくなってから用意しても間に合います。

費用を抑えるうえで、特に注意したいのがシューズです。
サッカー用シューズには、土、天然芝、人工芝など、使う場所に合わせた種類があります。施設によっては使用できる靴底が決められているため、体験前に好みだけで購入すると、練習場所で使えないことがあります。

まずは参加先へ、運動靴で体験できるか、どの種類のシューズが向いているかを確認します。継続する場所が決まってから、そのグラウンドに合う一足を選ぶほうが無駄になりません。

年間費用には、参加費のほか、ソックスやウェアの買い替え、飲み物、保険料などが加わります。

参加費が安くても、郊外のグラウンドまで毎回車で移動すると、燃料代や駐車場代が負担になります。教室を比較するときは、1回の料金だけでなく、家からの距離、開始時刻、更衣室の有無まで含めて考えると続けやすくなります。


サッカーをおすすめする3つの理由

1.一本のパスだけでも、仲間とつながれる

初心者が最初に感じやすい不安は、「上手な人の中で何もできないのではないか」ということです。

サッカーにはドリブルやシュートの華やかな場面がありますが、それだけが試合への関わり方ではありません。近くにいる味方へ短くボールを渡す、パスを出したあとに少し横へ動く、相手とゴールの間に立つという動きも、チームを助けます。

自分が出したパスを味方が受け、別の人へつなぐ。

そのボールがすぐに戻ってこなくても、自分の一本が攻撃の始まりになっています。個人の成功がその場で終わらず、仲間の次の動きへ続いていくところに、サッカーならではの楽しさがあります。

足の内側を使って、数メートル先へ転がす。受ける人が動かなくても届く場所を狙う。小さな成功を重ねるうちに、ボールを持つことへの緊張が少しずつ薄れていきます。


2.ボールを持っていない時間までおもしろくなる

サッカーでは、ひとりがボールに触れている時間はそれほど長くありません。

そのため、慣れないうちは「ボールが来ない時間」を待ち時間のように感じることがあります。けれど、少しずつ周囲が見えるようになると、その時間こそサッカーを考える時間だと分かってきます。

味方が前を向いたら、パスを受けられる場所へ動く。
相手が中央へ入ろうとしたら、その道を狭くする。味方がボールを奪われそうなら、戻って助ける。ボールから離れた場所でも、次に起こることを予想しながら立つ位置を選べます。

派手な技ができなくても、よい場所へ先に動くことでプレーへ関われます。

何となく走り回っていた時間が、「ここに立てば味方が楽になる」と考える時間へ変わる。その変化は、サッカーを続けるうえで大きな手応えになります。


3.観戦するときの景色まで変わる

自分でサッカーを始めると、これまで見過ごしていた動きへ目が向くようになります。ボールを持つ選手だけでなく、その後ろで支える選手、相手を引きつけるために走る選手、味方が戻る時間をつくる選手が見えてきます。簡単そうに見えたパスにも、受ける前の確認や身体の向きが必要だったことに気づきます。

狭い場所で顔を上げ、離れた味方を見つける。そんな一つひとつの技術が分かると、試合を見る時間にも新しいおもしろさが加わります。

プレーと観戦を行き来できることは、サッカーを趣味にする大きな魅力です。体力的にプレーを休む時期があっても、試合を見ながら学べます。観戦で気になった動きを次の練習で試し、練習で感じた疑問を次の試合で確かめるという楽しみ方もできます。


初めてなら、大人向けの体験会を探す

サッカーを始めたいと思っても、知人のチームへいきなり入ることに不安を感じる人は少なくありません。

経験者が多いチームでは、練習の進み方や試合中の判断をある程度知っていることが前提になる場合もあります。初めてなら、「初心者向け」「未経験者歓迎」「大人のサッカー教室」「エンジョイ」などと明記された体験会から探すほうが安心です。

地域名と「大人 サッカー教室」を組み合わせて探す。
地域のサッカー協会やJリーグクラブの普及活動を確認する。
公共施設や人工芝グラウンドのイベント情報を見る。
社会人サークルでは、初心者の参加実績を確認する。

同じ「初心者歓迎」でも、内容は団体によって異なります。
基礎から教わるスクールもあれば、参加者を分けてすぐにゲームを始める集まりもあります。勝敗を重視するチームと、運動や交流を中心にするチームでは、必要な体力や雰囲気も変わります。

体験前には、次の点を確認しておきます。

サッカー経験がなくても参加できるか
年齢や性別に条件があるか
基礎練習とゲームの割合はどのくらいか
接触プレーやスライディングに独自の制限があるか
毎回参加する必要があるか
体験料、月会費、年会費はいくらか
保険へ加入しているか
ボールや練習用品を借りられるか
使用できるシューズの種類
更衣室、ロッカー、シャワーの有無
悪天候時の中止連絡はいつ届くか

見学できる場合は、上手な人の人数だけでなく、初心者への接し方を見てみましょう。

ミスをした人を責めず、次のプレーへ切り替えられるか。疲れた人が無理をせず休めるか。経験の違う人同士でも、強すぎる接触を避けているか。こうした雰囲気は、技術以上に続けやすさへ影響します。


最初に用意したいもの

初回の体験では、主催者から指定された持ち物を優先します。

一般的には、次のものがあれば参加できます。

動きやすいウェア 汗をかいても乾きやすいもの
シューズ 使用するグラウンドに合い、施設で認められたもの
すね当て ソックスの中へ入れ、ずれない大きさのもの
サッカーソックス すね当てを覆える長さのもの
飲み物 途中でなくならない量を用意する
タオル 汗や雨を拭けるもの
着替え シャツだけでなく、下着や靴下もあると安心
小さな袋 濡れた服や汚れたシューズを分けるために使う
雨天用の上着 待ち時間に身体を冷やさないために使う

すね当ては、公式の試合だけに必要なものではありません。

初心者同士の練習でも、ボールを蹴ろうとした足が相手のすねへ当たることがあります。ミニゲームを行う日は、主催者から必須と言われていなくても、できるだけ着用しておくと安心です。

指輪、ネックレス、イヤリング、ブレスレットなどは外します。

公式競技では装身具の着用が認められず、テープで覆うだけでも参加できません。体験会でも、自分や相手へ当たる危険があるため、練習前に外しておきましょう。

個人用のボールやユニフォームは、続けると決めてからで十分です。

チームによって使用するボールやウェアの色、背番号、練習着の決まりが異なります。先にすべてをそろえず、借りられるものと個人で必要なものを確認してから購入します。


初めての練習はどのように進む?

初心者向けの教室では、いきなり広いグラウンドで試合を始めることは多くありません。

最初は、体調と用具を確認し、軽く歩いたり走ったりしながら身体を温めます。足首、膝、股関節を少しずつ動かし、急なダッシュや方向転換に備えます。

受付、着替え、用具確認 10〜15分
ウォーミングアップ 15〜20分
ボールに慣れる練習 15〜20分
止める、蹴る練習 20〜30分
2人から数人で行う連係練習 15〜25分
ミニゲーム 20〜40分
クールダウン、片付け 10〜15分

最初の基礎になるのは、ボールを遠くへ蹴ることではなく、自分の近くへ止めることです。足の裏や内側を使い、転がってきたボールの勢いを弱めます。止めたあと、すぐに蹴ろうとせず、身体の向きを整えてから近くの味方へ渡します。

ミニゲームでは、ボールを追い続けなくてもかまいません。
味方と同じ場所へ集まらないように、少し離れて立つ。ボールを持った人から見える場所へ動く。名前を呼んだり、「右」「後ろ」と短く伝えたりする。初心者でもできることはたくさんあります。

初回は、最後まで全力で動き続けることを目標にしないほうが安心です。

サッカーでは、ゆっくり動いているところから急に走り出し、止まり、方向を変えます。普段運動していない人は、息より先に、ふくらはぎや太ももが疲れることもあります。

疲れる前に一度交代し、水分を取りながら外からゲームを見る。
それも大切な参加の仕方です。少し余力を残して終えたほうが、翌日の疲れ方を確認し、次回の活動量を調整できます。


最初に知っておきたいルール

初心者向けの体験会では、すべての競技規則を覚えてから参加する必要はありません。

まずは、危険なプレーを避け、主催者や審判の合図で止まれることが大切です。そのうえで、次の基本を知っておくとミニゲームへ入りやすくなります。

フィールドの選手は、原則として腕や手でボールを扱わない。
ボールが線の外へ完全に出ると、いったんプレーが止まる。
相手を押す、つかむ、蹴る、危険な勢いでぶつかる行為は反則になる。
正式なサッカーにはオフサイドがあるが、初心者向けのミニゲームでは使わない場合もある。
主催者がスライディングを禁止している場合は、その決まりを優先する。

初心者が戸惑いやすいのは、ボールを奪うときの距離です。
足を大きく振り、相手の足ごと蹴るように取りに行くと、けがにつながります。最初は無理に奪い切ろうとせず、相手とゴールの間に立ち、進む方向を狭くするだけでも守備になります。

強く当たることより、安全な距離を保ちながら相手を遅らせる。
その考え方を持っていると、経験の違う人ともプレーしやすくなります。


足首、膝、太もものけがを防ぐ

サッカーでは、走る速さだけでなく、止まる動きと方向転換が身体へ負担をかけます。

特に、準備をせずに急なダッシュをすると、ふくらはぎや太ももの裏を痛めることがあります。ボールが見えるとすぐに追いかけたくなりますが、開始前には軽いジョギングと動きを伴うウォーミングアップを行います。

シューズの靴ひもが緩んでいないか確認する。
すね当てがずれていないか確認する。
グラウンドに穴や滑りやすい場所がないか見る。
最初から全力で走らず、身体が温まってから速さを上げる。
疲れて足が上がらなくなったら、早めに交代する。

痛みが出たときは、その場で無理に伸ばしたり走り続けたりしないようにしましょう。

足首をひねった、膝に強い衝撃を受けた、太ももへ鋭い痛みが出たという場合は、プレーを中止します。一度休んで痛みが軽くなっても、走ると再び痛む場合は、その日の練習へ戻らないほうが安心です。

過去に足首、膝、腰などを痛めたことがある人は、体験前に指導者へ伝えます。接触の少ない練習へ変更する、休憩を増やす、短い時間だけ参加するなど、状態に合わせた方法を相談できます。


頭を打ったときはプレーへ戻らない

サッカーでは、選手同士の接触、転倒、ヘディングの競り合いなどで、頭へ衝撃を受けることがあります。

強く打っていないように見えても、頭痛、めまい、吐き気、ふらつき、ぼんやりする感じ、記憶の混乱などがある場合は、脳振盪が疑われます。意識を失っていないから大丈夫とは限りません。

頭を打ったあとに少しでも異変があれば、その場でプレーから外れます。
休めば戻れそうだと自己判断せず、周囲の人へ状況を伝えます。症状がある場合や時間がたってから悪化した場合は、医療機関へ相談してください。

頭を打ったことを黙って続ける空気がないかどうかも、参加先を選ぶ際の大切な確認点です。安全を優先し、本人が続けたいと言っても休ませられる教室やチームであることが、長く楽しむための土台になります。

その他一般的な運動などの注意点は以下のリンクからご確認ください。


続けるほど変わる5段階の楽しみ方

サッカーの楽しさは、上手な人だけが味わえるものではありません。

最初はボールへ触れただけでもうれしく、慣れてくると味方との距離や試合の流れがおもしろくなります。その先には、大会へ出る以外にも、観戦、指導、審判、運営など、さまざまな関わり方があります。

ここで紹介する5段階は、順番に進まなければならない目標ではありません。

月に一度の教室を長く楽しむ人もいれば、基礎練習を中心に続ける人もいます。自分の体力と生活に合う段階を選べます。

第1段階 ボールに触れることを楽しむ

最初は、ボールが足もとへ来るだけで緊張します。

足の内側で止める。数メートル先へ転がす。身体の近くでゆっくり運ぶ。思った場所へ届かなくても、何度か触れるうちに力加減が少しずつ分かってきます。

試合で一度ボールを止められた。近くの味方へ一本のパスを渡せた。その小さな成功が、最初の楽しさになります。

第2段階 止めて、見て、渡せるようになる

ボールに慣れると、受けたあとに少し余裕が生まれます。

ただ前へ蹴るのではなく、足もとへ止め、顔を上げ、近くの味方を探します。受ける前に周囲を一度見るだけでも、次の動きが選びやすくなります。

偶然つながったパスを、もう一度つなげたいと思えるようになる。
同じ動きを繰り返せることが、この段階の手応えです。

第3段階 ボールがない場所で試合へ関わる

基本のパスができるようになると、ボールを持っていない時間の意味が見えてきます。

味方の前を空ける。守備へ戻る。パスを出した人を後ろから支える。相手と味方の位置を見ながら、自分の立つ場所を選べるようになります。

自分へボールが来なくても、動いたことで味方の道が開くことがあります。
試合全体の中で、自分の役割を感じられるようになる段階です。

第4段階 チームの形や試合を楽しむ

継続して練習すると、仲間ごとの得意な動きが分かってきます。

速く走れる人へどのタイミングで渡すか。守備から攻撃へ変わったとき、誰が前へ出て誰が残るか。練習した形が試合の中でつながると、個人の成功とは違う達成感があります。

希望する人は、社会人チームや地域の大会へ参加する道もあります。

ただし、大会出場には登録料、ユニフォーム代、試合会場までの交通費などが加わります。競技志向へ進むか、交流中心で続けるかは、自分の生活に合わせて選べます。

第5段階 教える、支える、長く関わる

経験を重ねると、自分がプレーする以外の楽しみも見えてきます。

初参加の人へ声をかける。練習用具を準備する。試合の記録や撮影を手伝う。ルールを学び、審判や運営へ関わる方法もあります。

指導や審判を継続的に行う場合は、講習や資格取得につなげることもできます。

体力に合わせて接触の少ないサッカーへ移ったり、プレーを休む時期は観戦を楽しんだりすることもできます。年齢や生活が変わっても、距離を調整しながら関われることが、長く続けた先の魅力です。


サッカーから広がる趣味

サッカーを楽しんでいると、同じボールを使いながら少し違ったルールで遊んでみたり、足元の技術そのものを磨いてみたりと、興味がいろいろな方向へ広がっていきます。

広いピッチで11人が競うサッカーとは雰囲気の異なるものも多く、人数や場所、楽しみたいポイントに合わせて選べるのも面白いところです。休日の新しい過ごし方を探すなら、こんなサッカーから派生した趣味にも目を向けてみてください。

フットサル

もっと少ない人数で、テンポよくボールを蹴りたいときに楽しみやすいのがフットサルです。コートがコンパクトなのでボールに触れる機会が多く、パスやトラップ、細かな方向転換など、サッカーとはまた違った忙しさがあります。

屋内コートも多いため、天候をあまり気にせず続けられるのも魅力です。サッカー経験者はもちろん、久しぶりにボールを蹴りたい人の入口にも向いています。


ビーチサッカー

砂浜をピッチにして楽しむビーチサッカーは、サッカーに海辺ならではの開放感が加わった競技です。足元が沈む砂の上では普段のようにボールを運びにくく、浮き球やダイナミックなプレーが増えていきます。

芝や人工芝とは走る感覚も大きく変わるため、いつものサッカーとは違った身体の使い方を味わいたい人にもぴったりです。海へ遊びに行く休日とボール遊びを組み合わせられる楽しさもあります。


バブルサッカー

大きな空気入りのバブルを上半身に装着してプレーするバブルサッカーは、競技というよりもレクリエーションとして楽しみやすいサッカーの派生スタイルです。

ボールを追いかけている途中でバブル同士がぶつかったり、転がったりすること自体が楽しさにつながります。勝敗にこだわりすぎず、友人同士やグループで思い切り笑いながら身体を動かしたい日に向いています。


リフティング

サッカーボールがひとつあれば、一人でも取り組めるのがリフティングです。足や太もも、頭などを使ってボールを地面へ落とさないようにつなぎ、まずは回数を伸ばすことから楽しめます。

広いコートやチームを必要とせず、短い時間でも練習できるのが大きな魅力です。10回、20回と記録が伸びていくため、自分自身の上達を分かりやすく感じられる趣味でもあります。


フリースタイルフットボール

リフティングからさらに技の表現へ興味が広がったら、フリースタイルフットボールという楽しみ方があります。

足の周囲へボールを回したり、身体のさまざまな場所でボールを止めたりと、サッカーボールを使いながら自由な技を組み合わせていきます。試合で相手と競うサッカーとは異なり、自分らしい技や動きを磨いていくことそのものが中心になります。


テックボール

サッカーの足技と卓球のようなラリーの面白さを組み合わせた競技がテックボールです。湾曲した専用テーブルを挟み、手や腕以外の身体を使ってボールを相手側へ返していきます。

サッカーとは競技の形が大きく異なりますが、トラップの柔らかさやボールを狙った場所へ運ぶ感覚が重要です。ボールコントロールそのものをゲームとして楽しみたい人には、興味深い派生先になります。


フットゴルフ

サッカーボールを蹴ってゴルフコースのようなホールを回るのがフットゴルフです。遠くへ思い切り蹴るだけではなく、方向や距離を考えながら少ないキック数でカップを目指します。

激しく走り続けるサッカーとは違い、コースを歩きながら一打一打を考える時間が中心です。ボールを蹴る楽しさは残しつつ、もう少しゆったりと休日を過ごしたいときにも選びやすい趣味です。


同じサッカーボールから始まっても、少人数でプレーしたり、技を磨いたり、砂浜や専用コースへ場所を移したりと、楽しみ方はかなり変わります。サッカーを入口に、自分が面白いと感じた部分を少しずつ深掘りしていくと、次の休日に試してみたい趣味も見つけやすくなります。


まずは一本のパスをつないでみる

サッカーを始めるために、最初から速く走れたり、強いシュートを蹴られたりする必要はありません。

転がってきたボールを止める。
近くの味方を見る。
届く距離へ短いパスを出す。
出したあと、もう一度受けられる場所へ動く。

その繰り返しだけでも、サッカーの流れへ入っていけます。

最初の一回は、体験会の雰囲気、グラウンドの広さ、シューズの感触、翌日の身体の疲れ方まで確かめる時間です。思うように動けなかったとしても、一本のパスがつながり、「もう一度やってみたい」と思えたなら、十分な始まりになります。

まずは、通える範囲にある大人向けの初心者教室や体験会を探してみてください。

道具をまとめて購入するのは、参加先と練習場所が決まってからで間に合います。無理なく通える頻度と、安全に休める雰囲気を確かめ、自分に合う場所から始めてみましょう。


休日のよりみち帖では、気軽に試せるものから、少しずつ時間をかけて深めていくものまで、さまざまな趣味やレジャーを紹介しています。「次の休日は何をしよう」と迷ったとき、新しい楽しみを見つける小さなきっかけになれたらうれしいです。これからも、思わず試してみたくなる趣味を一つずつ丁寧に紹介していきますので、ぜひフォローして、次の記事も覗いてみてください。

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