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携帯ゲームの楽しみ方

はじめに

電源を入れると、手のひらの中に小さな世界が立ち上がる。

画面の中では、止まっていた物語が前回の続きから動き出します。あと一つだけ謎を解く。町の様子を少し見回す。一度だけ対戦する。短い時間でも区切りを作りやすく、遊び終えたら本体を閉じたり、スリープにしたりして、そのまま次へ残せます。

「携帯ゲーム機は、子ども向けのものではないか」

「新しい本体を買わなければ楽しめないのではないか」

「画面が小さく、長く遊ぶと疲れそう」

そんな印象を持つ人もいるかもしれません。けれど、携帯ゲームには、数分で区切れるパズルやカードゲームから、何十時間もかけて進める物語、町づくり、アクション、対戦、協力ゲームまで、幅広い作品があります。

ここでいう携帯ゲームとは、スマートフォンのアプリではなく、主に携帯型ゲーム機や、携帯モードを備えた家庭用ゲーム機で遊ぶゲームを指します。機種によってはテレビへつないで遊ぶこともでき、家では大きな画面、少しだけ進めたいときは手元の画面という使い分けもできます。

最初から高価な周辺機器をそろえる必要はありません。

自分が遊びたい作品を一つ見つけ、その作品に対応する本体を選ぶ。すでに家にゲーム機があるなら、無料体験版や手頃な作品を一つ試す。その小さな入口からでも、携帯ゲームの楽しさは十分に始まります。


携帯ゲームの基本情報

主な楽しみ方 携帯型ゲーム機を手に持ち、自宅で物語、育成、探索、対戦、パズルなどを楽しむ

おすすめの頻度 週1回ほどから

1回のプレイ時間 約1時間〜2時間30分

短時間で楽しむ場合 約20〜30分から

準備にかかる時間 普段は数分。初回は設定や更新を含めて30分以上

主な実施場所 自宅の机、ソファ、リビングなど

楽しむ人数 一人が中心。作品によって二人以上の対戦や協力もできる

天候の影響 ほとんど受けない

携帯ゲームの大きな特徴は、本体、画面、操作部分が一つにまとまっていることです。テレビやモニターを用意しなくても、充電された本体とゲームソフトがあれば、その場で遊び始められます。

自宅で楽しむ場合も、置き場所を固定する必要はありません。静かに物語を読みたい日は机で、家族と同じ部屋で過ごしたい日はリビングで、少しだけ日課を進めたい日はソファでというように、暮らしに合わせて場所を移せます。

一方、画面の小ささや本体の重さは、機種によって感じ方が異なります。店頭で実物を持てる場合は、画面の文字、ボタンの位置、重さ、握りやすさまで確認しておくと、価格や性能表だけでは分からない相性が見えてきます。

携帯ゲームにかかる費用

横持ちデータでは初期費用が一律36,000円となっていますが、実際の費用は、すでに対応するゲーム機を持っているか、新しく購入するかによって大きく変わります。

また、携帯ゲームに交通費、材料費、レンタル費、防じん用品などを通常の費用として含める必要はありません。基本となるのは、本体、ゲームソフト、必要に応じた保存用メモリーやオンラインサービスです。

手持ちの本体で始める場合

すでに自宅に携帯型ゲーム機があり、遊びたい作品に対応しているなら、初期費用はゲームソフトの代金だけで済みます。

無料体験版や無料作品から始める場合 0円から

小規模なダウンロード作品 数百円〜3,000円前後

一般的な買い切り作品 3,000円〜9,000円前後

大型作品や特別版 8,000円〜12,000円前後

無料で始められる作品でも、追加人物、衣装、物語、ゲーム内通貨などが有料の場合があります。「基本無料」と「追加費用が一切かからない」は同じではないため、購入画面や課金の仕組みを確認しておきます。

本体から新しく用意する場合

携帯ゲーム機の本体価格は、機能によって幅があります。

携帯専用の入門機 約30,000円前後

テレビ接続にも対応する機種 約40,000〜60,000円前後

高性能な携帯型ゲーミングPC 十万円を超えることもある

現在の例では、携帯専用のNintendo Switch Liteは希望小売価格29,980円、携帯モードとテレビでのプレイに対応するNintendo Switch 2の日本語・国内専用本体は59,980円です。

ただし、値段が高い機種ほど自分に合うとは限りません。テレビへ映す予定がなく、対応作品を一人で遊ぶことが中心なら、携帯専用機でも十分です。反対に、家族や友人と一つの画面を囲みたい場合や、大きな画面でも遊びたい場合は、テレビ接続に対応する機種が向いています。

携帯型ゲーミングPCは、パソコン向けに購入したゲームを持ち運べることが魅力です。一方、すべてのPCゲームが携帯機で同じように動くとは限らず、文字の大きさ、操作方法、互換性、バッテリー持続時間などを作品ごとに確認する必要があります。

周辺用品の費用

本体を守るケース 1,500円〜4,000円前後

画面保護フィルム 500円〜2,000円前後

保存容量を増やすメモリーカード 3,000円〜15,000円前後

イヤホンやヘッドホン 手持ち品を使えば0円。新しく用意する場合は2,000円前後から

卓上スタンドやグリップ 1,000円〜5,000円前後

ケースや保護フィルムは、外へ持ち出すことが多い場合に役立ちます。保存用メモリーは、ダウンロード版を何本も購入してから不足を感じた時点で追加しても遅くありません。

専用グリップや高価なイヤホンも必須ではありません。実際に遊び、本体が握りにくい、音を静かに聞きたいと感じてから用意します。

オンラインサービスの費用

オンライン対戦、協力プレイ、クラウド上へのセーブデータ保存などを利用する場合、有料サービスへの加入が必要になる機種があります。

現在のNintendo Switch Online個人プランは、1か月400円、3か月1,000円、12か月3,000円です。オンラインで遊ばない作品や、加入を必要としない無料作品もあるため、携帯ゲームを始めるだけで必ず契約するものではありません。

自動継続を設定した場合は、使わない月にも更新されることがあります。遊びたい作品が決まってから、必要な期間だけ契約する方法もあります。

年間費用の目安

本体をすでに持っている場合、年間費用は約10,000円〜60,000円ほどが一つの目安です。

年に数本の買い切り作品を遊ぶだけなら、費用は低く抑えられます。オンラインサービス、追加コンテンツ、限定版、ゲーム内購入を利用するほど年間費用は増えていきます。

ゲーム機本体を新しく購入する年は、ここへ本体代が加わります。一度買った本体を数年間使うことを考え、毎年必要な費用と、数年に一度の買い替えを分けて考えると整理しやすくなります。

費用を抑える方法

まず遊びたい作品を決め、その作品に必要な機種を選ぶ。

家族が持っている本体やソフトを確認する。

無料体験版で、画面の見やすさや操作感を試す。

中古ソフトを利用する場合は、付属コードや追加内容の有無を確認する。

ダウンロード版は、すぐ遊ぶ作品だけ購入する。

追加コンテンツは、本編をある程度遊んでから考える。

オンラインサービスは、実際に使う期間だけ加入する。

携帯ゲームは、小さな本体の中へ多くの作品を保存できるため、買った本数が目に見えにくくなることがあります。安い作品を何本も買うより、「次に遊ぶ一本」を決めてから購入する方が、費用だけでなく遊ぶ時間も整えやすくなります。

携帯ゲームをおすすめする3つの理由

1.暮らしの小さな空き時間へ、続きの世界を置ける

携帯ゲームは、遊ぶためにテレビの前へ集まり、機器をつなぎ直す必要がありません。本体を手に取り、前回の続きから始められます。

夕食までの30分に、町の畑へ水をやる。

休日の朝に、一つだけ謎を解く。

寝る前ではなく、午後の静かな時間に物語を一章読む。

まとまった休日を待たなくても、短い時間を一つの遊びへ変えられます。数分で終わる日課を楽しむ作品もあれば、少しずつ物語を積み重ねる作品もあり、自分の生活に合う区切りを選べます。

2.操作した感触が、手の中へ直接返ってくる

携帯ゲームでは、画面とボタンを同時に手へ持ちます。

スティックを少し倒すと人物がゆっくり歩き、ボタンを押すと道具を使う。本体が振動し、音が手元から聞こえることで、画面の中の出来事が近く感じられます。

スマートフォンのタッチ操作とは違い、ボタンの位置や押した感触を指で覚えられることも特徴です。画面を見続けなくても、よく使う操作へ自然に指が移るようになると、物語や景色へ意識を向けやすくなります。

複雑な操作が苦手な場合は、ターン制のゲームやノベルゲーム、パズルなど、考える時間を取れる作品から始められます。素早さだけでなく、選択や観察を楽しめる作品も豊富です。

3.一人の時間から、持ち寄る遊びへ広げられる

一人で静かに進められることは、携帯ゲームの大きな魅力です。その一方で、本体を持ち寄り、近くにいる人と対戦や協力を楽しめる作品もあります。

別々の本体で同じ世界へ入る。

一台をテーブルへ置き、画面を一緒に見る。

同じ部屋で相談しながら、役割を分ける。

オンラインで離れた友人と合流する。

一人で進めていた作品について話すだけでも、会話が生まれます。いつも複数人で遊ぶ必要はなく、普段は一人、予定が合った日だけ誰かと遊ぶという距離感を作れることも続けやすさにつながります。

携帯ゲーム機は、遊ぶ場所と作品から選ぶ

本体を選ぶときは、細かな性能を比べる前に、どこで、誰と、どの作品を遊びたいかを考えます。

手元の画面だけで遊びたい

一人で遊ぶことが中心で、テレビへ映す予定がない場合は、携帯専用機が候補になります。

本体が比較的小さく、軽い機種は、長く持ったときの負担を抑えやすくなります。ただし、テレビへ映せない機種や、対応しない遊び方があるため、購入前に確認します。

Nintendo Switch Liteの場合は、携帯モードに対応するNintendo Switchソフトを遊べますが、テレビへの映像出力には対応していません。また、別売りコントローラーの機能を前提にした一部の遊び方では、追加の機器が必要になることがあります。

家ではテレビ、手元でも遊びたい

テレビ接続と携帯モードの両方に対応する機種なら、その日の過ごし方によって画面を変えられます。

文字や景色を大きく見たいときはテレビ。

少しだけ進めたいときは手元。

二人で遊ぶときは画面を共有する。

一人で遊ぶときは本体を持つ。

この使い分けができる分、携帯専用機より本体価格は高くなりやすく、本体も少し大きくなります。

PC向けの作品を持ち歩きたい

携帯型ゲーミングPCは、パソコン向けのゲーム配信サービスと結びつき、すでに購入した作品を携帯環境で遊べることがあります。

ただし、画面が小さいと文字を読みにくい作品や、キーボードとマウスを前提にした作品もあります。購入前には、対応状況、推奨操作、文字の大きさ、オンライン機能を確認します。

性能だけでなく、本体重量と発熱も大切です。高性能な機種ほど必ず軽いわけではなく、寝転んだ状態や腕を浮かせた状態で長く持つと負担になりやすいことがあります。

最初の一本は、過ごしたい時間で選ぶ

携帯ゲームには多くの作品があるため、人気順だけでは自分に合う一本を選びにくいことがあります。

最初は、どのような時間を過ごしたいかを考えます。

物語をゆっくり楽しみたい

RPG、アドベンチャー、ノベルゲームなどが候補になります。

一回の区切りがどこにあるか、途中で保存できるか、文章量はどれくらいかを確認します。操作の難しさより、登場人物や世界へ入っていくことを楽しみたい人に向いています。

少しずつ育てたい

農場、町、店、人物などを育てるシミュレーションゲームがあります。

毎日少しずつ進められる作品も多く、携帯ゲームとの相性がよい遊び方です。ただし、期間限定の出来事や毎日の課題が負担になる場合は、好きなときだけ進められる作品を選びます。

短い時間で一回遊びたい

パズル、カード、レース、音楽ゲーム、短い対戦などが候補になります。

一問や一試合が20分ほどで終わる作品なら、終える時刻を決めやすくなります。反対に、勝敗が決まるまで途中で抜けにくいオンラインゲームでは、開始前に必要な時間を確認します。

手を動かして上達したい

アクション、格闘、リズムゲームなどでは、同じ場面を繰り返しながら操作を覚えます。

最初は難易度を下げたり、練習用のモードを使ったりして構いません。高い難度を選ぶことより、自分の操作が画面へどう返るかを落ち着いて確かめられることが大切です。

誰かと一緒に遊びたい

協力や対戦が目的なら、必要な人数だけでなく、必要な本体とソフトの数も確認します。

一台だけで複数人が遊べるのか。

一人一台の本体が必要なのか。

全員が同じソフトを持つ必要があるのか。

ローカル通信に対応しているのか。

オンラインサービスへの加入が必要なのか。

同じゲーム名でも、機種や版が違うと一緒に遊べないことがあります。友人と始める場合は、購入前に本体、ソフトの版、接続方法を合わせます。

パッケージ版とダウンロード版の違い

携帯ゲームのソフトには、ゲームカードなどを本体へ差し込むパッケージ版と、本体へデータを保存するダウンロード版があります。

パッケージ版が向いている人

手元に箱を残したい。

遊び終えたソフトを整理したい。

本体の保存容量を抑えたい。

家族でカードを受け渡して遊びたい。

購入前に、中古販売や貸し借りが許可される範囲、追加コードの有無を確認します。小さなゲームカードは紛失しやすいため、持ち歩く場合は専用ケースへ入れます。

ダウンロード版が向いている人

ゲームカードを差し替えずに遊びたい。

複数の作品を本体へまとめたい。

発売後すぐにダウンロードして始めたい。

小さなカードを持ち歩きたくない。

ダウンロード版は、保存容量を使います。大型作品を複数入れる場合は、必要容量と対応するメモリーカードを確認します。

本体が壊れたときや買い替えたときに再ダウンロードできるか、セーブデータをどのように移すかも確認しておくと安心です。ゲーム本体の再ダウンロードと、遊んだ記録の復元は別の仕組みである場合があります。

最初に用意したいもの

最初に必要なもの

遊びたい作品に対応する携帯ゲーム機

ゲームソフト

本体に対応する充電器

必要に応じたアカウント

初回更新やダウンロードに使うインターネット環境

新品の本体では、対応する充電器が付属しているかを確認します。中古品では、充電器、コントローラー、外箱などの付属品が欠けている場合があります。

持ち出すなら用意したいもの

本体を固定できるケース

画面を守る保護フィルム

ゲームカードを収納する小さなケース

イヤホン

必要な場合だけモバイルバッテリー

かばんの中へ本体をそのまま入れると、鍵や金属製品が画面へ当たったり、スティックが押されたままになったりすることがあります。薄い袋ではなく、本体の形を保てるケースへ入れると安心です。

長時間遊ぶなら役立つもの

卓上スタンド

外付けコントローラー

肘や背中を支えられる椅子

本体の重さを手だけで支え続けない置き場所

携帯型だからといって、ずっと手へ持ち続ける必要はありません。机へ置き、画面を少し高くして外付けコントローラーを使うと、首や手首の負担を変えられます。

最初は買わなくてよいもの

高額な収納バッグ

複数の予備コントローラー

大容量の保存メモリー

専用の大型充電スタンド

何本ものゲームソフト

限定デザインの周辺機器

最初の作品を遊んだあとで、持ち運びたい、保存容量が足りない、二人で遊びたいという具体的な目的が生まれてから追加します。

初めての一日は、続きから始められるところまで

1.本体とアカウントを設定する

言語、地域、日時、通信環境を設定し、必要なアカウントを作ります。

パスワードはほかのサービスと使い回さず、二段階認証を利用できる場合は設定します。表示名には、本名、誕生日、住んでいる場所、学校や勤務先など、個人を特定できる情報を入れません。

2.本体とソフトを更新する

購入直後の本体やゲームには、更新データが用意されている場合があります。

遊び始める直前に大型更新が始まると、予定していた時間を使ってしまうことがあります。最初の日は少し余裕を持ち、充電しながら更新を終えておきます。

3.明るさ、文字、音を調整する

初期設定のままでは、画面が明るすぎたり、文字が小さく感じたりすることがあります。

画面の明るさ。

字幕や文字の大きさ。

音量。

振動の強さ。

カメラの動き。

難易度。

変更できる項目を確認します。文字を読むために顔を近づけるより、拡大機能や表示設定を使います。

4.チュートリアルを一つ終える

最初からすべての操作を覚える必要はありません。

移動する。

決定する。

戻る。

メニューを開く。

保存する。

まずはこの基本を確認します。使いにくいボタンがある場合は、キー設定や補助機能を変更できるか調べます。

5.保存して、もう一度起動する

最初の日は、物語を長く進めるより、正しく終了し、次に続きから始められるかを確認します。

自動保存だけなのか、手動保存もできるのか。スリープ中にもゲームが続くのか。ソフトを終了するとどこへ戻るのか。

一度閉じて再開できれば、次からは迷わず遊び始められます。

保存容量とセーブデータを整理する

携帯ゲームでは、本体の中にゲーム本体、更新データ、追加コンテンツ、画面写真などが増えていきます。

容量が足りなくなったら、最初に現在の使用量を確認します。遊んでいない作品を整理しても、購入履歴から再ダウンロードできる場合があります。ただし、削除する内容にセーブデータが含まれるかは、機種ごとに確認が必要です。

セーブデータのバックアップ方法も作品によって異なります。

本体内だけに保存する作品。

オンラインサービスを通じて預けられる作品。

ゲーム独自のアカウントへ保存する作品。

バックアップに対応しない作品。

長く遊んだ作品ほど、仕組みを早めに確認しておきます。別の本体へ移す予定がなくても、故障や紛失が起きてから調べるより安心です。

画面写真や動画を残す場合も、定期的に整理します。特別な場面だけを残すようにすると、あとから見返したときに、遊んできた時間の流れが分かりやすくなります。

持ち運ぶときに気をつけたいこと

歩きながら遊ばない

携帯できることと、移動しながら操作してよいことは同じではありません。

歩道、駅、階段、道路の近くでは、本体をしまってから移動します。画面を見ながら歩くと、人や物へぶつかるだけでなく、本体を落とす原因にもなります。

公共の場所では音と周囲を見る

電車、待合室、宿泊施設などで遊ぶ場合は、スピーカーの音を小さくするか、イヤホンを使います。

イヤホンの音量を上げすぎると、案内放送や周囲の音へ気づきにくくなります。乗り過ごしや忘れ物を防ぐためにも、遊び始める前に降りる時刻を確認します。

オンライン通話では、自分の声も周囲へ聞こえます。公共の場所では音声通話を控えるか、必要な場面だけ小さな声で使います。

高温と水分を避ける

携帯ゲーム機には充電池が使われています。

直射日光の当たる場所。

夏の車内。

暖房器具の近く。

布団や毛布で排気口がふさがる場所。

水滴が付く場所。

こうした環境に置き続けないようにします。充電中やゲーム中に本体が温かくなることはありますが、異常な熱、におい、変形、膨らみがある場合は使用を止め、メーカーのサポートへ相談します。

充電には、本体に付属するものや、メーカーが対応を案内している充電器を使います。端子の形が同じでも、すべての充電器が同じ条件で使えるとは限りません。

オンラインで遊ぶ前に確認したいこと

オンラインへ接続すると、遠くにいる人と協力や対戦を楽しめます。一方で、画面の向こうの相手がどのような人かは分かりません。

住所、電話番号、学校、勤務先、顔写真などを伝えない。

アカウントや認証番号を貸さない。

無料のアイテムを理由に外部サイトへ誘導されても、すぐログインしない。

知らない相手から届いたファイルやリンクを開かない。

不快な発言には、ミュート、ブロック、通報機能を使う。

相手へ言い返し続ける必要はありません。ゲームから離れたり、その日のオンラインプレイを終えたりすることも、自分を守るための選択です。

録画や配信をする場合は、ゲーム会社の配信規約を確認します。一緒に遊ぶ人の声や名前が入る場合は、事前に伝えます。

年齢区分と追加購入を見る

ゲームソフトには、内容に応じた年齢区分が表示されています。

CEROの年齢区分は、Aが全年齢対象、Bが12才以上、Cが15才以上、Dが17才以上、Zが18才以上のみを対象としています。年齢区分は難易度ではなく、暴力、恐怖、恋愛、言葉など、作品に含まれる表現の目安です。

子どもが遊ぶ場合は、年齢区分だけでなく、次の点も確認します。

オンラインで知らない人と接続するか。

音声通話を使うか。

ゲーム内購入があるか。

抽選形式の商品があるか。

ほかの人が作った文章や画像が表示されるか。

一日の利用時間をどのように決めるか。

本体の見守り機能や購入制限を使うと、家族で決めた範囲を管理しやすくなります。暗証番号は子どもが推測しにくいものにし、解除方法を安易に共有しません。

大人が自分で遊ぶ場合も、追加購入には月の上限を決めておくと安心です。期間限定や割引という表示があっても、その場で決めず、一度ゲームを閉じてから考える方法があります。

長く楽しむために、目と手と首を休める

携帯ゲームは、画面を手元へ置くため、顔が下を向きやすくなります。本体を支える手、親指、手首にも同じ動きが続きます。

一時間ほどを一つの区切りにし、10〜15分ほど画面から離れます。途中にも短く手を止め、遠くを見る、立ち上がる、肩を動かすなど、同じ姿勢を続けない時間を作ります。

本体を顔へ近づけすぎない

厚生労働省の情報機器作業の目安では、画面との距離を40cm以上確保することが示されています。携帯ゲームでは画面の小ささから距離が近くなりやすいため、文字が見づらい場合は画面を近づけるより、文字の大きさやズーム機能を調整します。

長く遊ぶ日は、卓上スタンドへ本体を置き、外付けコントローラーを使う方法もあります。画面の位置が少し上がるだけでも、首を深く曲げ続けにくくなります。

手に力を入れ続けない

難しい場面では、無意識に本体を強く握ることがあります。

指が動かしにくい。

手首が張る。

肩へ力が入る。

本体が重く感じる。

こうした変化に気づいたら、次の区切りを待たずに手を止めます。肘を机やクッションへ置き、本体の重さを腕だけで支えないようにすることも役立ちます。

終了時刻を先に決める

携帯ゲームは、いつでも始めやすい分、いつでも続けられてしまいます。

あと一日だけ進める。

次の保存場所まで行く。

負けたので、もう一試合する。

新しい道具を確認する。

小さな理由が重なり、予定より長くなることがあります。始める前に終了時刻を決め、その少し前から長い場面へ入らないようにします。

眠る直前まで続けるのではなく、終了後に充電器へ戻し、気持ちを切り替える時間を残します。

困ったときは、順番に原因を確かめる

ゲームが起動しない、通信が切れる、操作が反応しない場合も、すぐに故障とは限りません。

ゲームを保存して終了する。

本体を再起動する。

本体とソフトの更新を確認する。

保存容量の空きを見る。

コントローラーを接続し直す。

通信機器を再起動する。

公式サポートでエラー番号を調べる。

この順番で確認します。

ゲームカードを読み込まない場合は、端子へ息を吹きかけたり、液体を付けたりせず、メーカーが案内する方法を確認します。無理に分解すると、修理を受けられなくなる可能性もあります。

本体を落としたあとに画面が浮いている、充電池が膨らんでいる、異常なにおいがする場合は、充電や電源投入を繰り返さず、メーカーや修理窓口へ相談します。

続けるほど変わる五つの楽しみ方

第1段階 一つの作品を、自分の手で始める

最初は、電源を入れ、基本操作を覚え、一度保存して終えるところまで進めます。

上手に遊ぶことより、移動、決定、戻るといった操作へ慣れることが中心です。画面の中の人物が自分の指に反応し、最初の目的地へたどり着くだけでも、作品の世界へ入った実感が生まれます。

第2段階 短い時間の区切りを見つける

何度か遊ぶと、その作品がどこで区切れるか分かってきます。

一つの章。

一日分の暮らし。

一回の対戦。

一問のパズル。

一つの依頼。

生活の中へ置きやすい長さが分かれば、予定を崩さず続けられます。携帯ゲームの気軽さが、単なる長時間プレイではなく、自分に合う習慣へ変わっていきます。

第3段階 好きな作品と遊び方を知る

遊んだ作品が増えると、自分が何を面白いと感じるのかが見えてきます。

物語を選ぶことが好き。

数字や設備を整えることが好き。

短い操作を繰り返すことが好き。

地図を埋めることが好き。

誰かと協力することが好き。

好みが分かれば、売上や知名度だけではなく、自分の基準で次の一本を探せます。ゲーム機の中に、少しずつ自分らしい本棚ができていきます。

第4段階 難度、協力、別の遊び方へ広げる

同じ作品でも、難易度を変えたり、別の人物を選んだり、友人と遊んだりすると、新しい面が見えてきます。

一度使わなかった道具を試す。

別の結末を見る。

時間をかけて高難度へ挑む。

近くの人と本体を持ち寄る。

オンラインで役割を分ける。

最初に見えた物語やルールが、別の角度からつながっていきます。

第5段階 遊んだ時間を、記録や共有へつなげる

長く続けると、遊ぶことに加えて、残すことや伝えることも楽しみになります。

印象に残った画面を撮る。

遊んだ作品と日付を記録する。

友人へ、自分が好きな理由を紹介する。

初心者が困っている操作を説明する。

小さな交流会や持ち寄りの機会を作る。

大切なのは、誰より多くの作品を終えることではありません。自分に合う一台と一本を見つけ、その世界で過ごした時間を、自分なりの形で残していくことです。

あわせて楽しみたい関連する趣味

スマホゲーム

スマホゲームは、普段持ち歩くスマートフォンへアプリを入れ、タッチ操作で楽しむゲームです。専用のゲーム機を用意せず始めやすく、数分で遊べる作品も多いため、携帯型ゲーム機との違いを比べながら、自分に合う気軽さを探せます。


アクションゲーム

アクションゲームは、ボタンを押す時刻やスティックを倒す方向によって、画面の中の動きが変わるゲームです。携帯ゲーム機のボタンや振動を使い、自分の操作が直接返ってくる感触を味わいたい人に向いています。


シミュレーションゲーム

シミュレーションゲームでは、町、店、農場、人物などを少しずつ育て、選択の結果を見守ります。短い時間でも一日分や一つの作業を進められる作品が多く、手元で少しずつ続ける携帯ゲームと相性のよいジャンルです。


手のひらの中へ、続きの時間を残しておく

携帯ゲームの魅力は、どこへでも持ち出せることだけではありません。

大きな準備をせず、昨日の続きを今日へつなげられること。少しだけ遊びたい日は小さな区切りまで進み、時間のある休日には物語の奥へ入っていけること。その日の暮らしに合わせて、同じ世界との距離を変えられます。

最初から多くの作品や周辺機器をそろえなくても構いません。

気になる一本を探し、対応する本体を確認する。すでに本体があるなら、充電して体験版を一つ入れてみる。画面の明るさと文字を整え、最初の目的地まで進んだら、一度保存して終える。

次に電源を入れたとき、画面の中には、自分が止めた場所から続く時間が待っています。


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