他力本願

ー混雑する電車内、後ろに立っている人が急にキレて、僕のことをナイフか何かで刺してきたら
ー交差点を横断中、信号無視をした車に轢かれたら
ー何かしらの恨みを買っている相手に、ある日突然、家の前で待ち伏せされていたら


数ヶ月――いや、半年くらい前のあの日に比べれば、
メンタルはだいぶ落ち着いてきた気がする。

薬のおかげか、
フリーランスになったおかげか、
noteのおかげか。


けれど、
今日も変わらず僕は、
感覚としては、
死ねないから生きている。

自分で命を絶つだけの勇気が、
僕にはない、
たぶん。

だから、
誰かの行動に巻き込まれて、
突然、自分の存在が消えていくことを、
ふとした瞬間に想像してしまう。


生については、
兄のおかげで、
辛うじて人並みの暮らしができている。

死については、
誰かの狂気や不注意に晒されることを、
薄らと願っている。


いまの僕は、
生も、
死も、
他力本願。

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