兄は「安全基地」であり「生命維持装置」
「毒親」かどうかは別として、
僕にとって両親は「安全基地」ではない。
いまだに親は親として僕の意識の中で厳然と存在しており、
無条件に受け容れてくれるような存在だとは思えない。
転職した会社で適応障害を発症したことも、
休職をしたことも、
退職を経てフリーランスになったことも、
何ひとつ伝えていない。
ー怒られるのではないか
ー説教をされるのではないか
ー余計な口出しをされるのではないか
ーいろいろと詮索をされるのではないか
そんな不安が拭えないからだ。
今の僕にとっての安全基地は、
兄だ。
兄には、
僕の現状を全て伝えてある。
不定期で自宅に来てもらって、
近況を報告している。
金銭的な援助も受けている。
とはいえ、
最初は兄に相談することもできなかった。
両親に対する気持ちと同じように、
ずっと躊躇していた。
しかし、
もう全てを終わらせようとしながら、
結局、彼岸に渡ることができなかったあの日、
僕のLINEを受け取って自宅に来てくれた兄に、
泣きながら全てを打ち明けた。
それ以来、
僕にとって兄は安全基地となった。
今日もこうして、
兄の存在によってかろうじて生きている。
比喩でもなんでもなく、
今の僕にとって兄は生命維持装置そのものだ。
子どもの頃、
クソ生意気なことばかり言っていた弟を、
いま兄は無条件に支えてくれている。
本当に感謝を伝えても伝えきれない。
しかし、今の僕は、
そんな兄に恩返しをすることもできない。
そして、もし兄にもしものことがあれば、
それは僕自身の鼓動も止まることを意味している。
これ以上の一方的な依存関係はない。
いいなと思ったら応援しよう!
読んでくださりありがとうございます。
もし、私の言葉のどこかに「居場所」を感じていただけたなら、チップを通して応援していただけると大きな励みになります。
頂いたチップは、創作の励みとして大切に使わせていただきます。