宝くじが当たるレベルの願いはなぜ叶わないのか|引き寄せの法則の正しい使い方
「3億円当たったら人生が変わる」
「いきなり大金が入ってくればすべて解決する」
引き寄せの法則を試している人の中には、こうした宝くじレベルの願いを抱いている人が少なくありません。
でも、どれだけ強く願っても、いつまでも何も起きない。アファメーションを唱えても、ノートに書いても、現実は変わらない。
「願いが大きすぎるから贅沢なのかな」
「もっと謙虚にならないと叶わないのかな」
そんなふうに自分を責めたくなりますが、原因はそこではありません。
宝くじレベルの願いが叶わないのは、欲が深いからではありません。脳が「あり得ない」と判断した瞬間に、信号を止めてしまうからです。
どうも、クロガミです。
フリーランスに挑戦して借金200万円を抱えた時期、私も「いきなり大金が入ってくれば全部解決する」という願い方をしていました。何年も変わりませんでした。
そこから、出戻り不可能と言われた会社への復職、欲しかった金額をちょうど臨時収入で受け取る、3年間憧れていた人へのDMから今のコンサル関係まで、3つの「すごすぎる」と言われそうな出来事を引き寄せられるようになったのは、願いの大きさを変えたからではありません。
願いの「サイズの測り方」を変えたからです。
「宝くじが当たるレベルの願い」が叶わない本当の理由
宝くじレベルの願いが叶わない理由は、ひとつしかありません。
その願いを、脳がそもそも「現実」として処理していないのです。
引き寄せの法則では、強く願えば願うほど叶うと言われがちですが、実際はそうではありません。
脳には、RAS(網様体賦活系)という、重要な情報だけを意識に上げるフィルターがあります。
RASは「これは自分にとって起こりうることだ」と判断した情報だけを拾い上げます。
逆に「これはどう考えても起こらない」と判断した情報は、意識に届く前に切り捨てられてしまうのです。
脳は「あり得ない願い」を素通りさせる
「宝くじが当たって人生が変わる」という願いを、脳がどう処理するか考えてみてください。
当選確率は数百万分の一です。脳の奥では「これはほぼ起こらない」という判断が下されています。
すると、RASは「これは重要な信号ではない」と処理してしまいます。
どれだけ強く願っても、脳が「現実的にあり得る」と認識していない限り、チャンスや情報を拾うアンテナそのものが立たないのです。
これが、宝くじレベルの願いがいつまでも叶わない一番の理由です。
宝くじ当選者がすぐにお金を失う理由と、願いが叶わない理由は同じ
ここで、よく知られたもう一つの現象を紹介します。
宝くじに当選した人の多くが、数年以内にそのお金を使い果たしてしまうという話です。
これは運や金銭感覚の問題だけではありません。
本人の「自分はこれだけの金額を持つにふさわしい人間だ」という内側の感覚(セルフイメージ)が、当選金額に追いついていないことが大きな原因だと言われています。
外側の現実だけが急に変わり、内側がそれに見合っていない状態は、長く続かないのです。
これは、願いが叶わない人の構造とまったく同じです。
願いだけを大きくして、内側の感覚やRASの基準がそのままだと、たとえ一時的に何かが叶っても、定着しません。外側を変える前に、内側の基準を整える必要があるのです。
「リアリティ基準」という考え方|3ヶ月以内に起こりえるか
ここで私が大事にしているのが、「リアリティ基準」という考え方です。
これは、願いを立てるときに「この願いは、3ヶ月以内に起こりえる現実か」を基準にする、という考え方です。
「3億円が当たる」は、3ヶ月以内に起こりえる現実として脳が処理しにくい願いです。
一方で「3ヶ月以内に、今より5万円多く稼ぐ手段を見つける」は、脳が「これは現実的にありえる」と処理できる願いです。
リアリティ基準を満たした願いは、RASのフィルターを通過しやすくなります。
脳が「これは起こりうることだ」と判断した瞬間から、今まで素通りしていたチャンスや情報が、急に目に入るようになっていくのです。
「願いを小さくする」のではない、という誤解
ここで一つ、誤解してほしくないことがあります。
リアリティ基準は、願いを小さく、控えめにするための考え方ではありません。
最終的に手に入れたいゴールが「3億円相当の自由」だったとしても、それをそのまま願うのではなく、「3ヶ月以内に起こりうる、ゴールに向かう一歩」に分解して願う。
これがリアリティ基準の使い方です。
ゴール自体を諦める必要はまったくありません。ただ、脳が処理できるサイズに分解して渡してあげる。それだけで、同じゴールに向かう速度が大きく変わります。
大きな願いを「叶うサイズ」に分解する
実際にやることはシンプルです。今抱いている大きな願いを、「3ヶ月以内に起こりうるか」という基準で、一段階小さいサイズに分解してみてください。
「いきなり大金が入ってくる」ではなく「3ヶ月以内に、新しい収入の入口を一つ見つける」。
「運命の人にいきなり出会う」ではなく「3ヶ月以内に、今までと違う行動を一つ起こす」。
私自身、3年間ただ憧れ続けていた人に突然DMを送れたのも、最初から「直接学ばせてもらう関係になる」という大きすぎる願いを持っていたわけではありませんでした。
「3ヶ月以内に、一度だけ連絡を取ってみる」という、脳が処理できるサイズの願いから始めたから、動けたのです。
まとめ:宝くじレベルの願いより、リアリティ基準を
宝くじが当たるレベルの願いは、欲張りだから叶わないわけではありません。脳がそれを「現実」として処理できていないだけです。
宝くじレベルの願いを叶えたいなら、まず3ヶ月以内に起こりうるサイズまで分解すること。
これが、引き寄せの法則の正しい使い方です。
大きなゴールを諦める必要はありません。脳が処理できるサイズに分けて渡してあげる。
その積み重ねの先に、最初に願っていた大きな現実が待っています。引き寄せの法則全体の4ステップについては、こちらにまとめています。
