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[JP] Ep.4 ファッションを読む―フリルブラウスの着方―

*This is the Japanese version.
You can read the English version here

◆何を着て、どう組み合わせ、どんな印象をつくるか―ファッションを題材にした、私の創作エッセイ・シリーズに登場するコーディネートやアイテムを、着こなしの面から語ります。また、実例として私自身のコーディネート写真も掲載します◆

今回は、シリーズ ▷ Ep.4 体か、顔か ◁ より、「フリルブラウス」について綴ります。

ヒルダです。

 ▷ Ep.4 体か、顔かでは、「自分の印象」を巡って何が正しいのか、その本質を見つめるエピソードを描きました。

本記事では、そこに登場した「フリルブラウス」について語りたいと思います。


1. フリルブラウスについて

フリルブラウスと聞いて、みなさんはどんな印象を抱くでしょうか?まずは、フリルブラウスがどういったものかをお伝えします。

Q1. どんなアイテム?
曲線的な装飾「フリル」があしらわれたブラウスです。現代では「かわいいアイテム」として見られていますが、フリル自体は、ヨーロッパで性別や年齢を超えて用いられた、歴史的な装飾です。このアイテムには、曲線が生む「甘さ」と、歴史に由来する「クラシカルさ」という異なる印象が同居しています。

Q2. どんなコーディネートをつくれる?
フリルブラウスは、子ども服でも見かけることから、「イノセントな雰囲気」を連想させます。そのため、「フェミニン」、「ガーリー」、「キュート」なテイストとよく合います。一方、ラフな要素を取り入れると、抜け感のある「カジュアル」な印象にも仕上げられます。そして、クラシカルさを活かせば、ビジネスシーンにも馴染みます。多面的なアイテムなので、どんな印象を引き出したいか、考えてみましょう。

Q3. このアイテムの良さは?
立体感のある装飾によって、コーディネートが華やぎます。アクセサリーをつけなくても地味になりません。存在感があるぶん、見せ方を工夫すると印象の違いがはっきり表れます。さまざまな表情を見せてくれるところが、フリルブラウスの魅力です。


2. フリルブラウスを着るときのポイントと実例

多様な表情を持つ、フリルブラウス。着こなしのポイントをお伝えしながら、実際のコーディネートをご紹介します。

〈ポイント〉
立体的な装飾があるぶん、上半身のボリュームが強く見えたり、甘さが子どもっぽさにつながってしまうこともあります。フリルブラウスを着るときは、「ファッションにおける縦ライン」の効果を知り、取り入れることが重要です

①ファッションにおける縦ラインとは
コーディネートの中に「縦方向の視覚的な流れをつくる」ことです。人の視線は、縦に連続する配色や柄、装飾、服の形(シルエット)などに沿って動く傾向があります。
・この視線の動きを活用できると、横幅よりも縦の長さが目立ちやすくなる
縦方向の直線的な要素は、幼さよりも「成熟した印象」を与える

②縦ラインのつくり方
配色や柄、装飾、服の形(シルエット)などを活用し、以下のいずれか、または両方を取り入れて、縦ラインをつくりましょう。
・上下に連続する(トップスとボトムスをまたぐ)特徴を取り入れる
・下側(ボトムス位置)に目を引く特徴をつくる


◆LOOK1:スカーフでクラシックに彩る、フェミニン・スタイル 

・ブラウスと同系色のストライプ柄スカーフをウエストに巻くことで、縦ラインを創出。タイトなロングスカートが、そのラインをさらに強調。
・コーディネートのカラーを、アイボリー ~ ベージュ ~ ブラウンに統一することで、大人っぽいクラシックな印象に。

◆LOOK2:淡グリーンを効かせた、きれいめカジュアル・スタイル

・ブラウスをウエスト・アウトにすることで視線を流し、センターライン入りのフレアパンツで縦ラインを創出。パンツのカラーは下側へのアクセント。
・ホワイト×淡グリーンにブラウンのバッグを足して、抜け感のある、きれいめカジュアルに。

~メモ~
今は、2026年7月。夏真っ盛りになってきましたね!今回のLOOKは、この暑さになる前に撮り終えていたのですが、暑過ぎる季節に、どこで撮影するか、改めて悩んでます…。私の場合、1LOOK分の撮影開始から終わりまで、最低でも30分くらいは時間を取っていまして。炎天下だと、この30分がしんどい(苦笑)!日焼けと汗が気になりすぎる!!ということで、屋内メインにするか悩んでいます。。。


3. フリルブラウスを通して贈るエピソード

さて。フリルブラウスをクローゼットの中にお持ちの方も、そうじゃない方も―「あなた」はこのアイテムをどう考え、何を思いましたか?

フリルブラウスは、確かにかわいいアイテムです。でも、それは数ある印象のうちの1つに過ぎません。どんなものにも見えている面と、そうではない面があると、私は思っています。それがファッションを面白くさせ、ときに難しくもさせます。

表の印象と、その奥にある印象。

これは、私たち自身にも言えることではないでしょうか。

自分が思う自分は、どんな印象なのか。なぜ、それを自分だと思うようになったのか。答えは、遠い記憶の底に沈んでいるのかもしれません。

ただ言えるのは、人は1つの印象で語れるほど、シンプルな存在ではないということ。

「あなた」が思う、あなた自身の印象はどうでしょう?その印象は、どうして生まれたのでしょう―あなたの奥にいる「あなた」へ、ここに改めて、作品を贈ります。

体と顔―私が思う、私。 誰かが思う、私。
その印象は正しいのか。
少しの官能を添えた、エピソード。

Ep.4 体か、顔か

*本作品は大人向けの内容です*


「ファッションを読む」では、今後もさまざまなコーディネートやアイテムを取り上げます。
今後の記事予定

過去、そして今日、これから―あなたには、どんなストーリーがあるでしょう。

その装いが、あなたを輝かせますように。

“From My Closet To You” シリーズについて
シリーズ作品一覧(1話完結型)
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作者について

―私のクローゼットから、
あなたへ小さな贈り物を―

― Hilda Tutu ―

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