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【じーじは見た!】前編:部活動改革の広報資料を見てみた!

Z世代応援団、未来世代応援のじーじです!

つい先日も部活遠征バス事故に関連した投稿をしたばかりですが、今回、【じーじは見た!】シリーズでも部活を取り上げます。

これまでから学校部活動の地域移行について何度も取り上げてきましたが、この問題の本質を何だと思いますか?

広報資料より抜粋①

ご覧のとおり2033年には、2023年に比べて中学生は2割減ることが既に分かっている未来(12年前に遡って子供を産み直すことができないので決定済みの未来)だということです。

つまり本質は、人口減少への適応をどうするのかという問題なのです。
それにどこまで本気で取り組んできたのかが、部活の地域移行の本質です。

今回は「部活動改革ポータルサイト」の広報資料の中からいくつかデータを拾って問題の深刻さを一緒に確認していきましょう。


1️⃣ 部活動を取り巻く現状

まずは、運動部活動に加入している中学生数の推移を見てみましょう。
こんな状態で第二、第三の大谷翔平や松山英樹、錦織圭は出てくるのでしょうか?
下表で特筆すべきは、Vリーグ効果とオリンピック効果(バトミントンとレスリングは増加)といったところでしょうか。

広報資料より抜粋②

人気スポーツのハズのサッカーや野球の部活をする中学生が極端に減っているのに驚かれたと思います。しかし、これはプレーするこども達が、学校の部活ではなく、民間のクラブチームで練習する機会が増えていることが原因の一つなんじゃないかな?知らんけど。

それに中学生の野球は軟式野球が主流で、硬球ではなく軟球を使った日本独自の野球スタイルなので、プロを目指しているような生徒は、クラブチームで硬球を使った練習をするようになっていると思います。知らんけど。

もはや中学校単独で練習できるほど生徒が集まらない状況もデータから見えています。だから合同チームの数が増加の一途です。
【中学校における合同部活動実施チーム数の推移】👇

広報資料より抜粋③

上記のような背景の中で学校の部活は改革を迫られてきたのです。
つまり、その背景にあるのは、
1)少子化の進展
学校に通う生徒数自体が減っている中で、一つの学校単位では、チームスポーツなどを十分に実施できなくなりました。
2)先生の働き方改革
指導する先生の善意の無償奉仕に頼った部活の運営体制が維持できなくなりました。

そこで、部活改革が進んでいるのです。
(1)少子化に対応した新たな部活の形を創る

●少子化が進む中でも、将来にわたり生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して 親しむ機会を確保するために、地域のスポーツ・文化資源を最大限活用し、 地域全体で支える仕組みの構築が必要
●これにより、生徒の活動機会の維持にとどまらず、多種多様な体験指導等を通じた活動の質向上の実現や、良質な 、地域社会の維持・活性化等につながることも期待

広報資料より引用①

(2)中学校教師の時間外在校等時間を削減する
  R4の58時間/月 ⇒ 目標(R11):約 30時間/月

2️⃣ 部活動改革の全体像

部活動改革の決め手になる「部活の主体」の例として次の3つが挙げられています。
①地方公共団体(市区町村等)②スポーツ・文化芸術団体(総合型地域スポーツ クラブ、体育・スポーツ協会、競技団体等)、③民間事業者です。

広報資料より抜粋④

都市部には民間のクラブチームが多数あったとしても、地方となると困った問題になりますよね。また、これまでの学校での部活と違い、送迎はどうするのか(今回の部活遠征事故報道で、ますます個人の善意による送迎が頼みにくくなりました)、先生の無償の奉仕とは違って指導者の報酬はどうするのか、そういったことを考えると補助金頼りの運営体制が必要です。

補助金出しても残るのが、地域間格差の問題や保護者の経済的負担の問題です。結構深刻そうでしょ。

3️⃣ 部活動改革の経緯・取組

令和5年度から地域移行に向けた実証事業(モデル事業)に予算をつけてきました。

令和5年度予算 11億円
令和6年度予算 27億円
令和7年度予算 45億円
広報資料より抜粋⑤

R8年度からは、これまでの地域移行から「地域展開」と呼び名が変わり、更に予算規模が上がりました。令和7年度補正予算と合わせて139億円の予算が計上されています。

広報資料より抜粋⑥
広報資料より抜粋⑦

運動部活動だけでなく、文化部活動も地域の文化クラブへの移行も始まっています。相当な予算を準備しないことには、今までのような部活動は維持できないでしょう。特に弱小自治体にとっては大きな負担です。

広報資料より抜粋⑧

移行の過程で課題も見えています。
1)地域クラブ活動を担う運営団体・実施主体の体制整備
2)指導者の質の保障・量の確保
3)活動場所の確保
4)活動場所への移動手段の確保
5)大会やコンクール運営の在り方・・・学校対抗の全国大会は縮小か?
6)生徒・保護者等の関係者の理解促進
7)生徒の安全確保のための体制整備
8)障害のある生徒の活動機会の確保

後編では、今後の取組みの方向性や進捗状況を確認していきましょう。

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