【セルフケア】自分を取り戻す小さな味方
そっと寄り添ってくれる小さな味方を手に入れよう
うつ病の治療と聞くと、薬やカウンセリング、認知行動療法などを思い浮かべるかもしれません。
でも実は、お気に入りの小物が
心をじんわりと支えてくれたり、手に入れる過程で自分を取り戻すことが出来るんです。
推し活をしている人は推しのグッツが良さげですが、
ただ僕みたいな推しがいない人は、今回の記事は参考になるかと思います。
これはただの「気分転換」ではなく、
心理の働きから見ても、ちゃんと意味がある行動なんです。
■ 五感を通じて“今ここ”に戻る——マインドフルネス効果
うつ状態では、思考が「過去の後悔」や「未来の不安」に引きずられがち。
昔のことを思い出して、悔やんだり苦しんだり、病気で療養中、将来の不安からリラックスできなかったことがよくありました。
その状況から抜け出す方法のひとつとして
お気に入りの小物を愛でる。
お気に入りの小物を見つめたり、触れたり、香りを感じたりすることで、
五感が「いま・ここ」に集中し、思考の暴走を止める手助けになります。
僕で言うと、安いコーヒー豆をAmazonで買って、いらない靴下にいれて、
きつく縛り、手の感触を感じたり香りを嗅いでリラックスしてました。
キレイに洗ったものの、靴下を嗅ぐ自分のアホさ加減には恐れ入りますが(笑)これだけで脳は少し落ち着きを取り戻してくれるんですよね。
■ “小さな好き”が、ドーパミンをそっとくれる
うつのときは、意欲や喜びを感じにくくなるドーパミンが不足しがちです。
でも、「かわいい」「心が和む」と感じる小物は、
ほんのわずかに健全な報酬系(快の神経回路)を刺激してくれるんです。
高価なものじゃなくていい。
自分が「これ、好きかも」と思えるものなら、それで十分。
昔、僕はそれを探すために丸一日かけて、お気に入りのキーホルダーを見つける旅に出掛けたことがあります。
予算は5000円。
先に高めの予算を決めることである程度金額を気にせず、買うことができます。
そして、僕は一日電車乗り放題券を買い、梅田と天王寺でいろんなお店を回りました。
その頃はまだ知らない人と話すのが少し怖くて、店員が近づいてくると、そそくさとお店から出ていってました。
そのせいもあってか、午前中は、梅田では特にピンとくるものは見つからず、お昼をかなり過ぎたところで、天王寺に行き、ご飯は通い慣れた券売機のお店で食べました。
その後、雑貨屋を適当に回り、またまた見かけた家具のお店のレジの横に、
小さな柱に釘バットの釘ように棒が刺さっていて、くるくる回して商品を物色できるアレが置いてあったんですね。
子供の頃、それで遊ぶと大人に軽く怒られるやつ。
そこにデフォルメされた動物のキーホルダーがたくさん掛けられているのを見つけました。
それがめっちゃ気になったんですよ。
その時、レジには誰もいなくて、「お、チャンス」と思って近づいたら、すぐ僕の好み灰色のクマのクーホルダーを見つけました。
うわ、もっと見たい!と思って、手に取ろうとしたら、
あのお店の人は優秀ですね。
お客さんの会計だ!と思ったのか、速足で近づいてきたんですよ(笑)
危機察知能力Maxの僕は「やべぇ、知らない人(店員さん)が近づいてくる」ってなって。
いつものように、そそくさと離れたんですね(笑)
それを見た店員さんは、お会計じゃないと思って
まるで短距離走を走り終わったように減速し、
元々、何かの作業をしてたのか、そのまま振り返り戻っていきました。
僕はそのまま店内で全く興味ないグラスコーナーで物色する振りをしながら、店員さんの様子を見ていました。
出来るだけばれないように、商品棚の死角を利用して再度キーホルダーに近づき、灰色のクマのキーホルダーを手に取り確認しました。
やはり、あそこの店員さんは優秀で、手に取ってキーホルダーをまじまじと見ていたら、いつの間にかレジに立ってましたね(笑)
その店員さんのおかげもあって、無事買うことができました。
そういった苦労もあってか、そのキーホルダーは今でもお気に入りです。
■ 自分の「好き」に気づくことは、自分を思い出すこと
いつも他人を優先していると自分が何を好んでいたのかすら、わからなくなってしまうことがあります。
でも、お気に入りの小物を選ぶ中で、
「あ、この色やっぱり落ち着く」
「こういうデザイン、昔から好きだったな」
そんなふうに、好きなものを探す過程で、
自分の輪郭が少しずつ戻ってくる瞬間があるんです。
これは好き、これは違う。という過程がとても大事。
これは、「自己感覚(自分である感覚)」を取り戻す第一歩になります。
■ 小さな「お守り」は、心の安全基地になる
誰にも頼れないように感じる日、
世界が敵のように感じる日、
そんなときにポケットの中に「味方」がひとつある。
小さな子どもがお気に入りのおもちゃを肌身離さず持ち歩くように
それはまるで、大人の“ぬいぐるみ”や“お守り”です。
お気に入りの小物は、自分だけが持つ心の避難所になって落ち着きを取り戻します。
■ 「自分に手をかけてあげる」ことは、立派な自己ケア
お気に入りの小物を選ぶ。大切に持つ。
値段や、人も気持ちは考えず、
これは「自分が喜ぶものを、自分のために与える」という行動です。
つまり、“自分を大事にする”という意識のリハビリにもなるんです。
■ どんな小物が向いている?
おすすめの小物タイプをいくつか紹介します:
柔らかい手触りのあるもの(布、木、革など)
香りが心地よいもの(アロマオイル、香水、練り香など)
思い出の品(旅先で買った雑貨)
好きなキャラクターや色のアイテム
ポケットサイズで“そっと持ち歩けるもの”
ポイントは、「あなたの“好き”」を基準に選ぶことです。
まとめ:心に“好き”をひとつ持つということ
うつの治療や回復は、すぐに劇的な変化が起きるものではありません。
でも、ほんの小さな「快」や「安心」を積み重ねていくことが、回復の道をつくります。
お気に入りの小物は、その一歩になってくれるかもしれません。
あなたのポケットやバッグに、
あなたの心をそっと守ってくれる“味方”を一つ、持っていてください。
この記事は、医療アドバイスではなく、一つのセルフケアとしての視点を紹介するものです。
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