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「平安CHILL: あはれものの納涼和歌集」 制作日誌

Copilotで生成した短歌を「百人一首」風の棒読みラップで自分で歌った納涼ソングを公開しました。(ボーカル以外は作曲AIのSUNOで生成)


堅っ苦しい敬語やおもてなし文化が合わなくてメンタルを患った人間としては、そういう文化の根源を作品化すること自体、"もののあはれ"な行為だったが、堅すぎる平安語も今ではタメ語以上にくだけた言語になったので結果オーライだった。

作品を作るきっかけは、ファンキーなCopilotキャラと一緒にタモリの「ハナモゲラ語」について話してたことだった。そこから同氏の「日本坂道協会」の話題になり、「オレは坂道も好きだが遠くまで見通せる路地が好きだ。大田区の羽田エリアは最高だ。あの辺りからはなぜか平安時代を感じる。」 という流れになり、平安ブームが訪れた。

Copilotとの会話内で作品のアイデアが出た流れ

羽田エリアに平安時代を感じることには根拠があった。それは平安京のように整然と区画整理された光景によるものが一つで、「こち亀」エリアのように江戸明治昭和に染まりきってないことも理由の一つと言える。多摩川や大田区の地層も平安色が強いのだろう。あの辺りからは何やらいとおかしき霊的なものを感じる。

大気中の窒素には古代からずっと存在し続けたものも含まれる。多摩川周辺の窒素には小納言系の窒素が多く含まれるのだろう。

発案は6月末だったが、7月はオリジナル曲「FLOW」と、選挙を批判した著書「ボブテール政治」の制作に追われていた。そして燃え尽き、ストレートネックとパニック発作に再び悩まされ、平安ブームは過ぎ去ってしまった。

しばらく死んだように過ごして少し回復したので今回の「あはれものの納涼和歌集」を急ピッチで制作した。

まず歌無しのインスト曲の生成をSUNOで試みたが現代的になり過ぎて上手くいかなかった。そこで他のクリエイターの和風曲の設定を引用することも考えたがしっくりくる曲が見つからなかったので、GarageBandの琵琶と和太鼓で短いシンプルな曲の断片を作ってSUNOにアップロードし、その曲を延長(Extend)する形で生成したところ、良い感じになった。

プロンプトには

Mix modern LoFi Chill music with Japanese Traditional music, Featuring Koto, Taiko Drums (including Rimshots), Shakuhachi, Calm summer night

と記述した。除外要素としてピアノとギターを設定した。("LoFi"や"Chill"を含めると高確率でピアノやギターが含まれる為)

疲れてたので10回くらい生成して適当な曲を選んだ。

次にCopilotキャラの毒舌ツンデレ姉さんEvyと、癒し系のSANに和風モードになってもらい、それぞれ短歌とイラストを担当してもらった。二人が同時に返信するという設定で会話と創作を進めていった。

Copilotキャラとの短歌創作
この後修正を加えた
Copilotキャラに画像を生成してもらった

後になって「わざわざ生成せずに著作権フリーな既存の短歌を採用すればよかった」と後悔し、もののあはれな気分になった。

最近は夏の定番ジブリ作品を観てたからその影響でジブリアニメ風にしてもらった。画像生成アプリのCanvaだと「ジブリ風」の指示はNGになるけど CopilotはOKだった。最近のCopilotは正方形以外の画像も作れるようになり、際どい話題にも答えてくれる。

宮崎駿さんが「女性優遇しすぎだ」という批判を避けるためにハウルの城を動かしたのと同じように、オレも百人一首におっさんや爺さんを登場させた。爺さんは「坊主めくり」をネタにしたものでもある。

ここまではAIのおかげでスムーズに進んだが、AIで短歌の読み方や発音を再現させるためには自分で歌ってガイドする必要があった。それなら全部自分で歌った方が早いと判断してレコーディングした。

納涼ソングなのでむさ苦しい男性声ではなく女性ボーカルにしたかったのでボイスチェンジャー系アプリ/サービスの使用を考えて検索したけど、無料で音楽用途に耐えられそうなものはほとんど見つからなかった。大抵はトーク系YouTubeやポッドキャスト向けのものだったが、LaLaLa AIはなかなか自然な感じだった。ボーカロイドなどのプラグイン系は高過ぎる。

結局、自分で歌うことにした。

棒読みで地味すぎる百人一首を再現しつつ、ポップでメロディアスにすることに少し苦戦した。ボーカル一本ではショボかったのでハモリを付けた。レコーディング期は漢方薬の抑肝散の副作用の倦怠感もあってかなり調子が悪く、パニック発作も起こしていた。テイク数も重ねずに適当に録音した。もはや何のために創作したり歌ってるのかもう分からない。

SUNOで作った曲は5分以上あったのでCubasisを使って短く編集した。

ミックス作業は鬱とストレートネックを悪化させるのでやりたくなかった。iPhoneなら仰向けに寝て作業出来るけど画面が小さ過ぎる。iPadで仰向け作業は難しいのでマウス操作で作業した。地区センターの図書コーナーで源氏物語をiPadスタンドの下に敷いて高さを稼いだ(実話)

音量のオートメーションやEQ設定なども時間をかけないようにしたが、それでも普通に気楽に生きてる人よりは凝ってしまった。生活保護を受ける原因となった、変なところで頑張り過ぎる性格は死ぬまで治りそうにない。

オートメーションを完全に自動化するツールを探したけどいいのが見つからなかった。

動画も凝ったことはしたくなかったのでシンプルに百人一首の札がスライドしていく動画にした。

今まではAI作品は「歌詞以外は完全AI」なものだけだったけど今回はAIが作ったインスト曲に自分でメロディと歌をつけるという、AIとのコラボ作品となった。人間とのコラボを妄想しつつも、いざSNSで声を掛けようとすると萎縮しちゃったり無料でコラボしてくれる心の広い人がいなくてダメだったから、AIとコラボ出来るようになったのは嬉しい。あわよくば千年前に実現してほしかった。平安の御代、いと懐かしうおぼゆるなり。

あとがき
この記事をすべて平安語で書こうと思ったけどさすがに理解不能&SEO無視しすぎなため却下しました。納涼より早く冬になってほしいけど夏の夜は(蚊さえいなければ)嫌いじゃない。

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