見出し画像

視力3.0を実現へ向けて ~秘策!迷光対策~

 2025年は「視力3.0を実現する」をテーマに研究しています。今回は視力3.0を実現する上での秘策を投稿します。それは、迷光対策です。

迷光とは

 視力を測る上で、無視できない要因がもう一つあり、それは「迷光」です。迷光とはカメラなどの光学機器で用いられる言葉で、 本来想定される光路外に発生する光のことを迷光と呼びます。

 例えば、カメラのレンズから撮像素子までは、筒状になっていますが、レンズに入ってくる光は全てが予定通りに進むわけではないんです。例えば筒の壁にも光が当たります。それが反射して撮像素子に当たれば、被写体から発されたのではないはずの光が検出されてしまうのです。これは写真にする時にノイズになり、鮮明な画像ができなくなります。

カメラの内部に生じる迷光のイメージ。
撮像素子にカメラ内で反射した光が当たる様子をChatGPTに作っていただきました。

 それを防ぐために、カメラのレンズから撮像素子までの筒の側面には、光を吸収する黒い材料が塗ってあるんです。黒ければ黒いほど光を吸収し、余計なノイズが防げます。

 以前紹介した暗黒物質「vantablack」は、99.965%という凄まじい光吸収率でしたが、ハイエンドな宇宙用途の望遠鏡の内壁に塗ってある、とのことでした。

 人間の目もカメラと同じ構造ですから、いくつかの種類の迷光が生じうるわけです。それを、眼内迷光と言います。

眼内迷光とは

 さて人の目に起きる眼内迷光は、どのようなものがあるでしょうか?人間の眼球内の内側は「脈絡膜」という黒い物質で内部が覆われており、光を吸収してくれますが、生体物質ですから、黒さに限度があります。資料によると眼底の反射率は4~5%とのこと。眼球内に入射してきた光は、眼底で反射してノイズになりうることがわかります。

 それ以上に影響が大きそうなのは、角膜や水晶体、硝子体に光を散乱するような濁りがある場合です。眼内に入射した光が濁りに当たって散乱し、強いノイズ源になります。この場合、視力測定でもコントラスト比が悪くなり、指標が見にくくなるでしょう。

 なお、白内障は濁りが非常に強くなる疾患です。目に入ってくる光の大半が散乱してしまっては、視力測定どころではないですね。

 高齢者になると、光がまぶしいという理由でサングラスをすることが増えてきますが、これは加齢により眼内に少しづつ濁りが生じてきているので、眼内で光が散乱しやすいのですね。私も真夏やランニング中など、眩しい時は必ずサングラスをしています。

迷光対策の例

 迷光対策は、実は当たり前に使われています。例えば野球選手が目の下に塗っている黒いものがありますが、アイブラックといって、太陽光やスタジアム照明のまぶしさから目を守るために利用されています。目の下の頬の上あたりから反射してくる光を防いでいるんです。まぶしくてボールが見えないのは困りますからね。

 また、視力を良くするピンホール眼鏡というものも知られています。大幅に視点を絞り、それ以外の光を遮断することで、余計な光を入れない効果があります。こちらは100均などに普通に売られていますね。

 帽子のつばも同じく、太陽光が直接目に入るのを防いでくれますし、前述のサングラスもまぶしさを低減させます。

 オマケですが、集英社のマンガ、「ハンター×ハンター」で、ネテロ会長がネフェルピトーを観察するとき、手のひらを筒状にして片目で見ていますね。これは、目の周りから入ってくる散乱のもとになる無駄な光を手で防ぎ、よく見えるように観察している、というわけです。

引用として正しいのかだいぶ謎ですが。

迷光対策アイテムを考案

 さてそんなわけで、視力3.0を実現するには迷光対策が非常に重要です。何せ、人間の視力を最大限発揮するには屋外の強い光のもとで視力表を見る必要があるのです。以前の投稿で、私が視力2.5の計測結果を出したのも、屋外でした。

 照度10万ルクスの屋外では、あらゆる方向から光が入ってきます。だからといってサングラスをしては、指標からの光の信号を抑えてしまう、そしてヒントになったのはカメラの迷光防止策と、ネテロ会長です。

 現在視力3.0表を作成していますが、この黒色物質を購入した光陽オリエントジャパン社では、光学機器用の迷光防止シートを販売しています。これを筒のように丸めて、視力表を見ればいいのです!早速直営サイトで買ってみました。アマゾンでも売っています。

 早速届いたので、ほかの黒い紙と比較してみたところ、一目瞭然でした。下の写真の一番左が100均の色画用紙(黒)、真ん中が100均の黒色折り紙、一番右が光陽オリエントジャパン社のファインシャットSPです。

左;100均の色画用紙(黒)、中央;100均の黒色折り紙、右;ファインシャットSP

 画用紙や折り紙は、もはや灰色ですね。もちろん光の加減によるわけですが、この光の加減(すなわち反射光)が、視力計測では大事なのです。

 色画用紙を丸めたものでは、周囲から目に入る光は防げますが、筒の中を反射して目に入ってくる光が強くて、迷光防止としては不十分です。やはり、迷光防止用に作られたファインシャットSPが一番優れていますね。

迷光対策の効果

 私の視力は屋外では2.5ですが、この迷光対策の筒に、ファインシャットを用いたらどのくらい視力がが良くなるのでしょうか?早速届いたので、試してみました。

3m簡易視力表で4.5mから撮影(コンビニエンスストアで印刷したもの)

 曇りの日の12時だったので、おそらく1万ルクスぐらいだったのですが、なんと簡易視力表3mのランドルト環指標2.0が、4.5mから見えてしまいました。視力3.0の実現です!なんかあっさり見えてしまいましたね。

 まだ最高に黒い塗料最高に白い紙、どちらも使ってないので、晴天の屋外環境10万ルクス、開発中の新型視力表を使えば、もっと見えるかも?人間の視力の限界は、視細胞のサイズから4.76程度といわれています(標準眼科学 医学書院)。どこまで見えるか挑戦してみたいと思います。

終わりに

 迷光対策、明らかな効果がありました。現在私に入手できる最高の黒である真・黒色無双、最高の白い紙であるルミネッセンス、で作ったランドルト環は部材を注文しています。到着したら完成するまであと少し!結果に乞うご期待!

 この研究が面白い、という方、どうぞフォローやスキをしてくださると嬉しいです。屋外裸眼視力3.0で見つけた生物たちが飛び出します。アタリもありますよ。

いいなと思ったら応援しよう!