【介護職員向け】見当識障害がある人への“やさしい支援”のコツ
「今何時?」「ここってどこ?」
認知症の家族に何度も聞かれて、ついイラッとしてしまったこと、ありませんか?
わざとじゃないってわかってるけど、毎日続くと心が削られますよね。
実はその“繰り返しの質問”、単なる物忘れではなく「見当識障害」という症状が関係しています。
この仕組みを知らないままだと、必要以上に自分を責めてしまうかもしれません。


📌知らずに否定したり戸惑い続けると、本人も支える側もどんどん不安が大きくなってしまいます。
「なんでわからないの?」「また聞かれた…」というストレスが積み重なると、信頼関係にも影響することも。
なぜ“今がわからなくなる”のか?
どう接すればお互いにしんどくならずに済むのか?
それには、ちょっとした「支え方の工夫」が大きな助けになります。

この記事では、見当識障害のメカニズムと、それに寄り添う具体的な接し方をお届けします。
あなたの介護が、少しでもラクになり、笑顔が戻るヒントになれば嬉しいです😊
皆さんの経験や工夫も、ぜひコメントで教えてください。きっと誰かの力になります💬
🔷「“今がわからない”は、本人のせいじゃない」——だから、寄り添いが力になる

認知症の方が時間や場所に迷うのは、わざとでも怠けているわけでもなく、
「見当識障害(けんとうしきしょうがい)」という症状による“認知のズレ”が原因です。
これは、“朝か夜か”“ここがどこか”といった「今の状況をつかむ力」が弱まる状態のこと。
忘れているというより、「今」を感覚として把握する力がゆっくりと薄れていくのです。
だからこそ、正そうとするのではなく「不安な気持ちに寄り添う」「一緒に確認する」ことが、何よりの支援になります🕊️
あなたの声かけ一つで、不安がやわらぎ、安心へと変わることがあるんです。
🔷「朝なのに夜と思い込む…?」——よくある“時間感覚のズレ”3つのケースと声かけ例

見当識障害が進んでくると、本人は本気で「今がいつか」「ここがどこか」がつかめなくなります。
ここでは、よくある“時間の迷子”シーンと、やさしく寄り添う声かけの工夫をご紹介します🕰️

🕓 ① 朝なのに「もう夜だから帰らないと」と言い出す
デイサービスに着いたばかりなのに、急に「遅くなっちゃった」「暗くなる前に帰らなきゃ」と不安そうに立ち上がる…。
実際は朝10時。けれど、本人の中では“夜”の感覚になってしまっているんです。

💬やさしい声かけ例
「そう思いますよね。でも今はまだ朝みたいです☀️」
「これからゆっくり過ごせますよ。一緒にお茶でも飲みませんか?」

📅 ② 何度も「今日は何日?」と聞いてくる
朝に答えたのに、昼も夕方も「今って何日?」「今日って水曜日?」と同じ質問が何度も…。
忘れたというより、“今”の感覚そのものがうまくつかめていない状態です。

💬やさしい声かけ例
「今日は○月○日ですね。一緒にカレンダー見てみましょうか📆」
「ちょうどお昼ですから、今日は水曜日のランチメニューですね🍽️」

🧥 ③ 真夏に「寒い」と言ってコートを出そうとする
30度超えの真夏日なのに、「寒いから上着がほしい」と訴え…。
これは季節感の見当識がズレてしまっているサイン。体の感覚と記憶の情報が混ざってしまっているのです。

💬やさしい声かけ例
「ちょっと涼しく感じますか?薄手のカーディガンにしてみましょうか😊」
「外は暑いですけど、室内はエアコン効いてますもんね。上着お持ちしますね」
🔷“わからない”に寄り添う5つの支援ポイント——できることから少しずつ

「今がいつか」「ここがどこか」がわからなくなると、
本人はとても心細く、不安な気持ちになっています。
そんなとき、周囲の関わり方しだいで、不安を和らげることもできるんです🕊️
ここでは、今日からできる「見当識障害のある人への支援のあり方」を5つにまとめました。

✅ ① 否定より「共感+補足」
❌「違うよ、夜じゃなくて朝!」
⭕「そう思いますよね。でも今は朝みたいですよ☀️」
本人の中では、それが“事実”として感じられていることを忘れずに。
まずは気持ちに共感し、さりげなく“今”を補足する声かけが効果的です。

✅ ② 安心を届ける「存在のメッセージ」
「ここにいますよ」「大丈夫ですよ」という言葉は、
“今がわからない”不安を和らげるお守りになります。
💬「焦らなくていいですよ。一緒にゆっくり確認しましょうね😊」

✅ ③ “一緒に確認”スタイルで信頼感アップ
「教える」より「確認する」の方が、安心につながります。
何度でも、優しく、さりげなく。
📆「今日は○月○日ですね。一緒にカレンダー見ましょうか」
📺「テレビで天気予報やってますよ。見てみませんか?」

✅ ④ 見える・感じる“今”を環境に散りばめる
視覚や聴覚から「今」を感じられると、混乱をやわらげる効果があります。
🌼 季節の花や飾りを置く
🕰️ 日付・曜日つきの大きな時計を設置
🪟 朝はカーテンを開けて日光を入れる

✅ ⑤ 支える側も「何度でも答えていい」と思える工夫を
同じ質問に疲れてしまうこと、ありますよね。
そんなときは「仕組み」で自分を守るのも大切です。
📝 メモやホワイトボードで見えるようにする
🗓️ 予定表や日課表を貼る
💬 よく聞かれる質問には、返答テンプレートを用意しておく
小さなやさしさと、自分へのいたわり。その両方があってこそ、続けられる介護になります😊
🔷なぜ“今”がわからなくなるの?——見当識障害の仕組み
「朝なのに夜と思ってしまう」「夏なのに寒いと感じる」——
それは本人の“気のせい”でも“わがまま”でもありません。
「見当識障害」という、脳の働きの変化が関係しているんです。

🧠 見当識障害とは?
「今がいつか」「ここがどこか」「誰といるのか」など、状況を把握する力が弱まる状態のこと。
認知症に多く見られ、特に初期から現れやすいのが「時間」の感覚のズレです。
時間の見当識は、脳の中でも特に“高度な情報処理”が必要なんです。

🕰️ なぜ「時間」から崩れるの?
時間を理解するには、以下のような複雑な情報を統合する必要があります。
時計を読む
カレンダーを見る
空の色や気温を感じる
過去の経験と結びつける
予定や日課を思い出す
この機能は、加齢や認知症の進行で真っ先に影響を受けやすい部分です。
だからこそ、「今が何時か」「今日は何曜日か」がわからなくなるんですね。

😟 わからない=強い不安につながる
本人にとって“今”がつかめないというのは、
「暗闇の中にいるような、手がかりのない不安な状態」。
だからこそ、周囲のちょっとした声かけや環境の工夫が、本人の安心感を大きく左右します。
🔷まとめとコメントのお願い
この記事では、認知症の方が時間や場所に迷う「見当識障害」と、
それに対する支援のヒントをご紹介しました。
✅「今がわからない」は“わすれた”ではなく、“感覚がつかめない”から
✅ 否定せず、共感+補足で安心感を届ける
✅ 一緒に確認・環境づくり・自分への工夫が大切
無理せず、できることからで大丈夫です。
その一言、その対応が、相手の心を支える力になります🕊️
「うちでもこんなことあったよ」「こうしたら落ち着いたよ」など、
あなたの経験や工夫も、ぜひコメントで教えてください💬
きっと、同じ悩みを抱える誰かの力になります✨
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