認知症の方が「階段」や「段差」で動けない理由、知っていますか?
ごはんを目の前にしても箸が止まる。
車から降りようとしても、足が出せずに固まってしまう。
そんな“ちょっとした違和感”を、「年のせいかな?」と流していませんか?
実はそれ、認知症の「視空間認知障害」という症状かもしれません。
距離感や段差の深さ、物の位置がつかみにくくなる“見え方の変化”が関係しています。
この変化に気づかないまま接してしまうと、「なんで動かないの?」「わざと?」と本人を責めてしまうことがあります。
それだけでなく、無理に動かせば転倒やケガといった大きな事故につながる危険もあるのです。
“見えていても理解できない世界”があると知ることは、本人を守ることにもつながります。

この記事では、認知症の“距離感トラブル”の原因と、家族ができる対応の工夫をわかりやすくお伝えします。
同じように悩む方のためにも、ぜひコメントで情報を共有してくださいね😊
🔷それ、本人のせいじゃないかもしれません

「どうして取らないの?」「見えてるのに動かないのはなぜ?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
介護をしていると、目の前の“ちょっとした行動の違和感”に戸惑う場面がたくさんあります。
でも、その“違和感”、実は本人の意志や性格ではなく、認知症による脳の機能変化が原因かもしれません。
認知症の方は、「見えている」のに「距離感をつかめない」「段差の深さがわからない」など、空間の情報処理が難しくなることがあります。
これは「視空間認知障害」という、認知症によく見られる症状のひとつ。
本人に悪気は一切なく、“世界の見え方”そのものが変わってしまっているんです。
もしこのことを知らずにいると、「わざとやってるの?」「怠けてる?」といった誤解が生まれ、介護する側もされる側もつらくなってしまう可能性があります。
だからこそ、まずは「これは症状かもしれない」という視点を持つことが、介護のストレスを減らす第一歩になります😊
🔷たとえばこんな場面、思い当たりませんか?
視空間認知障害があると、日常のごく普通の行動が難しく感じられることがあります。
以下は、実際に介護の現場や家庭でよく見られる場面です。

🍴 ごはんがうまく食べられない
お箸やスプーンを持っていても、うまく口まで運べない
お皿の中の食べ物に手が届かない、どこにあるかつかめない
飲み物のコップを何度も探してしまう
→ 目で見えていても、距離や位置を正確に把握できないために起こります。


🚗 車の乗り降りが怖くなる
車から降りるとき、足を出そうとして固まる
段差があると“崖”のように見えて、足を踏み出せない
シートの高さをうまく認識できず、転びそうになる
→ 段差の深さや高さの感覚が変わってしまっているのかもしれません。

🚪 家の中でもつまずきやすくなる
床のちょっとした段差に何度もひっかかる
絨毯の端や、床と色の違うマットを避けて歩こうとする
平らな場所でも、妙に慎重に歩いたり止まったりする
→ 本人には“床が盛り上がって見える”など、私たちとは違う世界が見えていることがあります。

こうした行動は、周りから見ると「なぜ?」と思うものばかり。
でも、本人にとっては“見え方が変わってしまった世界”の中で、精一杯対応している結果なんです。
💡 こうしたサインに気づけるかどうかで、ケアの質も、家族の心の負担も大きく変わってきます。
🔷距離感がつかめなくなる理由〜視空間認知障害とは?〜
認知症になると、「見えているのに動けない」「届かない」などの行動が見られることがあります。
その背景にあるのが、“視空間認知障害”という症状です。
ただし、すべての認知症の方に起きるわけではなく、個人差があります。


🧠視空間認知とは?
人は、目に入ってきた情報を「距離」「位置」「奥行き」といった空間の中で理解しています。
たとえば…
スプーンまでの距離を測って手を伸ばす
段差の高さを見て、足をどう出すか判断する
物が右にあるか左にあるかを把握して体を動かす
これらはすべて「視空間認知」という脳の処理機能によって成り立っています。

📉視空間認知障害が起こるとどうなる?
視空間認知障害があると…
奥行きや段差の深さがわからない
物の位置を正しく把握できない
自分と物との距離感がつかめない
といった状態になり、“見えているけど理解できていない”というズレが生まれます。
見たものを「意味ある情報」として処理できなくなることで、日常動作が難しくなるのです。

🧩アルツハイマー型とレビー小体型、それぞれの特徴
この症状は、特に次のような認知症タイプで目立ちやすくなります。

✔ アルツハイマー型認知症の場合
病気が進行することで、頭頂葉や後頭葉の働きが低下
「段差の判断ミス」「物に手が届かない」などが見られやすい
徐々に空間の感覚が鈍くなり、慎重・ぎこちない動きが増える

✔ レビー小体型認知症の場合
初期から視空間認知障害が出ることがあり、幻視も併発しやすい(例:「誰もいないのに人がいるように見える」「実際にはない物が見える」など)
「床が歪んで見える」「物が浮いているように見える」など、視覚の違和感が強い
方向感覚のズレや歩行時の不安定さも起きやすい

つまり、「なんか動きが変だな」と感じるその行動には、脳の病気ごとの特性が関わっていることがあるんです。
🔷家族ができる、ちょっとした工夫と声かけ
視空間認知障害は“治す”ことが難しい症状ですが、環境を整えたり声かけを工夫することで、安心感を与えたり、動きやすさをサポートすることはできます。

ここでは、家の中や介護の場面で実践しやすい工夫を紹介します💡

🍴 食事のとき
食器の色をテーブルとコントラストがあるものにする(白い皿+濃いテーブルクロスなど)
コップやスプーンの位置をゆっくり言葉で説明する(「コップは右手の少し前にあるよ」など)
テーブルの上をシンプルに保つ(余計な物があると混乱のもと)
✅「どこにあるのかわからない」という状況をなくすのがポイントです。

🚗 車の乗り降り
「段差があるよ」と事前に声をかける(本人が心の準備をしやすくなる)
足元を指差して「ここに足を置いてね」と具体的な誘導を行う
必要に応じて手を添えて安心感を与える(驚かせないように、やさしく)
✅ 怖がっているときは無理に動かさず、まず“見え方のズレ”を前提に接することが大切です。

🚶 家の中を安全にする工夫
色の違うテープやマットで段差を目立たせる
フローリングと同色のマットは避ける(境界がわかりにくい)
転倒リスクのある段差・敷物はなるべく減らす
✅ 本人の「視覚でとらえる力」が落ちている前提で、環境を“わかりやすく”してあげましょう。

ちょっとした工夫でも、本人の不安や混乱を減らし、介護する側のストレスも軽くなることがあります。
「どうしてこうなるの?」ではなく、「どうしたら動きやすくなるかな?」と視点を変えることが大きな助けになります😊
🔷無理をしないで、情報交換しながら支えていこう
認知症による“視空間認知障害”は、本人も家族も気づきにくいけれど、日常の行動に大きく影響する症状です。
ごはんが食べづらい
車から降りられない
段差やマットが怖い
こうした行動には、「見えているのに、わからない」という見え方の変化があるかもしれません。
💡それを「怠けてる」「わざと」と受け取ってしまうと、本人も家族もつらくなってしまいます。
でも、症状の仕組みを知り、ちょっとした工夫を取り入れることで、お互いにやさしくなれる関係が築けるはずです。
今日の内容、少しでも「うちもそうかも」と思った方は、ぜひコメントで情報をシェアしてください😊
同じように悩んでいるご家族の力になりますし、あなたの経験が“誰かの安心”になるかもしれません。
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一緒に、無理しすぎない介護を目指していきましょう!
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