監督はつらいよ(パシフィック編)
【無料で全文お読みいただけます】
さて、「セントラル編」をやった以上、「パシフィック編」をやらないわけにはいきませんね。
このオフでの監督交代は、東北楽天の大久保監督が梨田監督に交代する1件だけにとどまったパ・リーグですが、さて過去にはどんな交代劇があったんでしょうか。
前回同様に、開闢以来のパ・リーグ監督交代史を可視化してみました。

私はちょっと意外な感じを受けましたが、セ・リーグよりもパ・リーグのほうが監督は長持ちするようです。なんかしょっちゅう交代劇があったような気がしてましたが。
ご覧のとおり、監督交代の回数自体がセよりも少ないし、セの監督さんたちよりも長期政権が多いのです。パ・リーグで監督交代がもっとも多いオリオンズ→マリンズでも、セの阪神や中日、ヤクルトよりも回数自体は少ないんですから。
ホークスの王さんは14シーズン連続の長期政権を築きましたが、その上には同じホークスで日本最長記録の鶴岡さんの23シーズン連続がそびえ立っています。ブレーブス(現・オリックス)でも西本さんが11シーズン連続、あとをうけた上田さんが2期合計15シーズン、さらに他球団でも10年近くの長期政権がけっこうゴロゴロ。
そのうえ各球団を渡り歩いた人も多く、西本さんは近鉄でも連続8シーズン、上田さんもファイターズで5シーズンをつとめていますね。
ちょっと私の印象とは違う気がしましたが、パ・リーグのほうが監督さんを大切にするんですかね。
なので、同時に多くの監督交代があった年は、セ・リーグよりも少ないです。前回と同様にさかのぼってみてみましょう(球団名は当時のもの)
じつは昨2015年は西武、ソフトバンク、楽天の3球団で監督交代がありました。
その前はというと、2010年(ロッテ、オリックス、楽天)、2004年(西武、日ハム、オリックス)、1993年(ダイエー、日ハム、近鉄)、1984年(ロッテ、日ハム、近鉄)、1982年(西武、ロッテ、近鉄)、1974年(日ハム、阪急、近鉄)、1960年(西鉄、大毎、阪急)の計8回。
4球団での交代は、1950年のリーグ創設時を除くと、1995年(西武、ダイエー、ロッテ、日ハム)の1回しかありませんね。
そうか、私が「パの監督交代が多い」と感じていたのは、80年代にけっこう監督交代が多かったせいかな。
それと、球団経営にからんでか、けっこう短期政権が連続するチームがいくつかあり、60年代のオリオンズ(現マリンズ)、70年代のフライヤーズ(現ファイターズ)あたりが毎年ゴタゴタしていた印象が強いせいかも。最近では色々あってバファローズとなった前後からのオリックスが短期政権続き。かつて西本→上田→仰木と安定政権を続けていたのが、夢のようだ(笑)
かように、監督さんは大事に長く使われるパ・リーグですが、球団そのものは監督さんとは違って長持ちしてません。
セ・リーグでは、リーグ創設時の6球団は、一部親会社が変わったくらい(大洋→横浜と国鉄→産経→ヤクルト)で、本拠地(フランチャイズ)は基本的に変わっていませんが、パのほうはというと、オリジナル6で、親会社や、本拠地や、チーム名などが変化なく現在まで続いている球団は……ないんだね。
結果的にこの球団変遷はいい方向に出ているようで、セにくらべるとパのほうが日本全国に本拠地が散らばり、全国的になっているのも、歴史の皮肉でしょうか。
【本文はこれで全部です。もしもお気に召しましたらご寄進下さい(笑)】
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
