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中川部屋閉鎖

7月19日からひさびさに本場所が開催されるのだが、その矢先にとんでもないニュースが報じられた。

正直いって、この話題に関しては、何も言いたくないし書きたくない気持ちが強い。それほどショックな出来事だ。

私の地元・川崎市にある唯一の相撲部屋であり、その前身である春日山部屋時代から、わが川崎フロンターレとも友好関係にあった中川部屋が閉鎖に追い込まれたのだ。

師匠・中川親方の指導が不適切だったというのが理由のようだが、その内容には踏み込まない。外野からの無責任な話しかできないからだ。

ただ何となく予兆みたいなものはあった。以前から所属力士の勝敗を速報していた中川部屋の公式ツイッターが、最近は沈黙していたこと。部屋のベテラン力士だった春日国春日岫が、今年に入って相次いで引退に踏み切ったこと。毎年恒例みたいになっていた、フロンターレとのコラボが予定されていなかったらしいこと。

まあいずれも「いまから思えば」 しょせんは後付けか。

春日山部屋問題の際には、当時の所属力士の大半が引退という選択をして土俵を去った。なかにはまだ初土俵を踏んで間もない若者もいた。いわば力士たちが犠牲になった形で、非常に残念なことだった。

今回は、師匠の中川親方は降格処分となり部屋は閉鎖。所属していた9人の力士たちはバラバラになって、一門の部屋に移籍する。

相撲部屋というシステムを考えれば、これはかなりきつい事態だろう。家族がバラバラにされて親類の家に別々に引き取られるようなものだ。

とはいえ、前回のような大量引退が起きなかったのは、まだ救いだろう。

ここで、所属力士たちの移籍先を記しておこう(番付は5月場所→7月場所のもの)

 西幕下六枚目 旭蒼天 → 片男波部屋

 西幕下五十四枚目 吉井 → 時津風部屋

 東序二段四枚目 春光 → 宮城野部屋

 東序二段三十五枚目 春日龍 → 友綱部屋

 西序二段三十七枚目 大國里 → 追手風部屋

 西序二段四十八枚目 木山 → 友綱部屋

 東序二段八十五枚目 笹崎 → 時津風部屋

 東序二段百十五枚目 吉澤 → 朝日山部屋

9力士のうち、三段目の旭勇幸だけは引退することになった。今年の初場所で序二段の優勝決定戦に進出し惜しくも宇良に敗れたベテランだった。新天地での健闘を祈りたい。

ほかに、呼出の耕平は片男波部屋に、床山の床仁は荒汐部屋、同じく床春は伊勢ノ海部屋に、世話人の白法山は宮城野へ移籍する。中川親方は時津風部屋の部屋付き親方になるようだ。

来たる7月場所、旭蒼天は十両昇進がかかる場所だし、中学横綱でスピード出世のホープ吉井も幕下中位まで番付を進めている。ここからが大事なところだ。今回の移籍が、よい方向になることを祈る。

この2人を含め、元・中川部屋所属力士たちには、今後とも頑張ってもらいたい

まもなく、7月場所が始まる。

大相撲/丸いジャングル 目次

スポーツ雑記帳 目次

【2020/8/3】 いろいろ異例だった7月場所も終了したので、元・中川部屋の力士たちの成績を記しておこう。

 西幕下六枚目 旭蒼天(片男波部屋) 2勝5敗

 西幕下五十四枚目 吉井(時津風部屋) 4勝3敗

 東序二段四枚目 春光(宮城野部屋) 3勝4敗

 東序二段三十五枚目 春日龍(友綱部屋) 5勝2敗

 西序二段三十七枚目 大國里(追手風部屋) 1勝6敗

 西序二段四十八枚目 木山(友綱部屋) 2勝5敗

 東序二段八十五枚目 笹崎(時津風部屋) 2勝4敗1休

 東序二段百十五枚目 吉澤(朝日山部屋) 3勝4敗 

十両昇進チャレンジだった旭蒼天は惜しくも負け越しで出直しとなったが、ホープ吉井は初の幕下で勝ち越した。彼らを含めて、今後の9人の活躍を期待したい。

なお、引退した旭勇幸は断髪もすませて第2の人生に踏み出したそうだ。春場所で腕を痛め、そのために5月下旬には師匠と相談して引退を決めていたとのことなので、今回の部屋閉鎖とは関係なかったようだ。建設会社に就職し、今後は母校でもある向の岡工業高校相撲部の指導にもあたるとか。健闘を祈る。

これで、春日山部屋から中川部屋の歴史は幕を閉じたことになる。今後はそれぞれの場で活躍してほしいので、これ以上は古巣の記事は書きませんね。

春日山部屋消滅
https://note.com/hitkawa/n/n2f12f63f3f44

春日山部屋問題、終結
https://note.com/hitkawa/n/na8d82c0cfcb4

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