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Wiim Pro Plusを正直に検証する:設定のちょっとしたコツも

賛否両論のWiim pro Plus。どちらかと言うと賛の方が多い気もするが、案件の場合も結構あるから油断ならない。

結論から言うと、「まあ、いいんじゃないか、素のままじゃ全然駄目だけど」というところだ。

こちらの環境は
スピーカー:Polk es20
アンプ:Teac-AI-303(DAC内蔵)
接続方式:同軸デジタル(モガミのケーブル使用)
サブスク:Qobuz

1.導入の手間

あらかじめ予習しておけば、実にスムーズにいく。基本的にアプリの言うがままで良い。簡単ではあるが部屋の音響特性を拾ってくれる機能まで付いていて頼もしい。

しかし、いくつか落とし穴がある。

まず、「Googleキャスト」はオンにすること。
これをしないと、Qobuzコネクトが使えなかった。
Wiim HomeアプリはQobuzユーザーには全く優しくない。レーベル検索などが全くできない。よって、Qobuzコネクトを使って操作しなければ話にならない。
Wiim Homeアプリは設定専用アプリである。(後記:なんども出荷時設定にもどし、「新たなデバイスを追加」を繰り返すうちにGoogleキャストを使わないQobuzコネクトができた。QobuzコネクトでないとQobuz本来の音は出ないとのこと。Googleキャストでは発音のルートが全く違うらしい。よって、Googleキャストはオフが推奨。)

左上の下向き三角をタップ
設定画面は右側の歯車をタップで
設定画面、Googleキャストに入る

また、「オーディオ設定」では「固定音量出力」をオンに。これはデフォルトでオフになっており、そのままだとフニャフニャの酷い音しか鳴らない。

設定画面のオーディオ設定に入る
1番上の固定音量出力をオンに

ちなみに、再起動するときは気を付けた方がほうがいいかもしれない。原因は分からないが、再起動を掛けたらアプリがデバイスを見つけられなくなり大いに焦った。あんまり見つけられなかったから、もう一度再起動して探知できなかった理由を探す、なんてことは怖くてできない。
このデバイスは出力信号がなければ自動的にスリープする仕様にもなっているし、電源は触らなくてもOKだ。

2.音質

素のままだと、かなり平坦な音。

これらの音源を使ってチェックしてみたが、音域ごとのメリハリがなく、ボーカルの口元も曖昧。定位も甘い。
ルーム補正はなんだったんだ、と思いながらWiim Homeアプリを眺めていると、EQがかなり充実していることに気づいた。
しかも、グライコとパライコの二つが付いている。両方とも10バンド。パライコはQ値も設定できる必要充分なもの。

試しにグライコをいじってみたら効き方がかなりエグい。おお。これならなんとかなるんじゃないか。

そして、普通の音源用に作ったイコライジングがこれだ。かなり極端だが、これでちょうどよかった。

とにかく空気感、高音域が弱かったのでそこを重点的に。500Hzあたりはモッサリしてたのでカット。低域は控えめなカーブに見えるかもしれないが、これでも充分ズシンとくる。デスクトップなどの小型スピーカーの再生も念頭において、ここまで上限を伸ばしてるんだろう。
ちなみに、結構あげてもクリッピングなどしなかった。優秀。

最近はクラシックもよく聴くので、それは別で作った。残響音の大きい録音をよく聴くので、そのバランスがとれるようにこちらはパライコで設定して、すぐに切り替えられるように設定した。

周波数はいじってないので、グライコでも再現できそうではあるが、Q値をいじれるのでより精密なイコライジングが可能。これで、大分「聴ける音」に変化した。

よく「電源を変えてWiimの音質アップ」という記事を見る。確かに電源は相当ショボそうである。変えたくなる気持ちは分かる。
しかし、それはこの機材が本格的なものであれば、の話だと思う。
そこにまあまあな値段の電源を投資するのは本末転倒なのでは。なら、最初からもっと良いものを導入すべきだ。

なので、EQが結構使えるのだから、そこで追い込めるだけ追い込んでそれで納得できないなら、「そういうもの」とわりきってもいいのかな、と思う。

しっかり聴きたいときは、ノイズ対策をしたPCオーディオのほうがはるかに音がいいし、そちらで聴く。

まあ、立ち位置としてはそんな感じのものだ。手軽な。そこがいいのだ。
つまり、冒頭のように、結論としては、「まあ、いいんじゃないか」ということになる。

あと、アンプの上にこれ載せてる写真をよく見るけど、あれは絶対やめた方がいいと思うんだけど、それはぼくだけだろうか。おせっかいだろうか。

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