オリジナル漫画「scope」原作-32
【飛山篇】VS臓器売買組織(黄)第2話
自転車を停め、院内に入って行く、飛山。受付に叔母が立っている。
叔母 「 あらっ 翔ちゃん、 おかえりなさい。 」
飛山 「 ただいま。中、入っていい? 」
叔母 「 えぇ、今は休憩中だから、きっと大丈夫よ。 」
慣れた様子で診察室へと入って行く、飛山。すると、院長である叔父が、入院中の動物たちを優しく触診していた。
飛山 「 ただいま。 」
叔父 「 おぉ、翔かー! 今日はどうしたんだ? 相変わらず忙しいそうだな、せっかくだから、ゆっくりしていけ。 」
飛山 「 あぁ ありがとう。ちょっと“奥”診ていいかな? 」< シュルッ > 白衣に手を通す。
叔父 「 構わんが、治療するヒントでも得たのか? 突然変異ってのは何なんだろうな? 本人は何の罪も無いのに、気の毒だよ、全く。 」
飛山 「 そうだね、何の罪もない者が、得体の知れぬ暴利のために苦しむのはナンセンスだよ。少しでも治せれば良いんだけど… 」
診察室の奥にある鉄扉を開け、中へと入って行く飛山。 医療用では無さそうな、厚手のゴム手袋をはめている。 < グゥルルル > 力弱くも威嚇する鳴き声が聞こえて来る。拘束状態の動物が1匹、診察台の上に横たわっていた。 “黒猫” …のようだが、アゲハ蝶のようなキレイな黒い羽が生えている!?全身に、見るからに痛々しい大けがを負っている。飼い主に虐待でもされたのだろうか?
飛山 「 すまんな、ちょっとだけ血液を採取させてくれ。」
横たわりながらも、鋭くレモンイエロー色の目で飛山を睨みつけている。
注射器を首の根本に刺そうとした瞬間、しっぽを鞭のようにしならせ、打ち付けてくる。< バチン! ズズッ > さらに、しっぽの先から毒針が飛び出して来た。
< バズ バズ バズッ >
厚手のゴム手袋をした手のひらにて、全ての攻撃を軽く受け流す、飛山。すっと優しく掴んだしっぽから、採血に成功する。
飛山 「 悪かったな、また来るよ。 」
しっぽを押さえたまま、もう一方の手袋を脱ぎ捨て、素手で黒猫の頭を優しく撫でている。
採取した血液を隣の部屋に持ち込み、真剣な表情で顕微鏡を覗き込む飛山。 確認するや否や、瞬時に襲い掛かって来る違和感に、驚きと怒りの感情が共同作業で顔面を成形し、険しい表情を創り上げた。
飛山 「 完全にいじってるな。しかも、かなり複雑な事を、物凄い“雑”に処理してやがる。母体となる生物の事など1㎜も気にしない…か 」
この異形の黒猫は、狂った富裕層向けに闇企業が造り上げたペットである、その卑劣な違法遺伝子操作によって。 決して表に出て良い生物では無いため、本来内々で殺処分されるところ、この黒猫は虐待を受けた身体ながら、辛うじて逃げて来たようだ。それをたまたま見つけ、叔父の院長が保護したのだった。
自身の私利私欲のために、何の躊躇も無く生命を売り物にする闇の組織。 軽いノリで遺伝子操作されたペットや、臓器売買のために殺害された人間たち。まるで人体模型のように無残に臓器を取り除かれ、偽装工作によって両親を殺害された飛山は、人一倍命に対する執着心が強い。 ゆえに動物や弱者を無下に扱う輩を忌み嫌い、言語道断で許す気がない。
以前は定期的に食卓を囲んでいた飛山と叔父・叔母夫妻であったが、昨今の飛山のあまりに多忙な日々によって、今回久しぶりの食事となった。ささっと買い物から帰って来ると、嬉しそうに、いつもより豪華な料理を振る舞う、叔母。
叔父 「 これは、いつもより随分と豪勢だなぁ 翔、お前全部食えよ? わっはは 」
飛山 「 あはは、スゲー量だな。。ありがとう、叔母さん。 」
叔母 「 事前に言ってくれれば、もっと用意出来たのに。 ところで、仕事の方は落ち着か無いのかい? ちゃんと食べてるか心配だよ。 」
飛山 「 敢えて仕事を詰め込んでる、みたいなとこあるかな。 暇って怖くない? あまりに暇だと、脳が腐って行く感覚に陥るんだよね。 」
叔父 「 分からなくも無いが、詰め込み過ぎもどうかと思うけどな。 私の場合は、忙しい=患者が増えるって事だから、何とも言えんよ。。 」
飛山 「 確かに。 難しい職業だよね? 医者って。でも、誇りに思える仕事だとオレは思うよ。 」
叔父 「 そう言って貰えると嬉しいな。 …だが、お前の父親ほど誇らしい人間はいないと思うな。 」
叔母 「 そうね、義兄さんカッコ良かったなぁ 」
叔父 「 こらっ! 私の方がカッコ良いだろ? わっはは 」
飛山 「 そうか、オレほとんど覚えて無いんだよね、両親の事。でも叔父さんや叔母さんが言うからには、さぞスゴい人だったんだろうね。 」
叔父 「 何だ、感傷に浸りに来たのか!お前らしくも無い。 いかに兄さんが優秀だったとしても …お前は別格だからな。胸を張れよ! 」
飛山 「 …分かってるよ、両親がオレの身体に何か施しったってことはさ。 」
叔母 「 何言ってんのよ~ フィクション作家でもやってるの?全く。 冗談言って無いで、食べて食べて! 」
叔父 「 ………………全くだ。わっはは。。 」
飛山 「 だね、ははは。 叔父さんさ、後で話があるんだけど、良いかな? 」
叔父 「 お、おう 構わんぞー …金なら貸さんがな! わっはは 」
久々の家族団らんの食事を終え、心も体も満たされた飛山。しばしの他愛のない談笑を終えると、改めて叔父を診察室へと呼び出した。
< ガチャっ >
飛山 「 …家族のぬくもりって不思議だよね。何℃なんだろ? まぁ 家族では無いオレが言うのもなんだけどさ。 」
叔父 「 バカ言え、お前は家族だよ。忙しい中、来てくれてありがとうな。あんなに楽しそうにしている母さんを見るのも久しぶりだよ。 」
飛山 「 いやいや、感謝を言うのはこっちだよ、全く。 …で、何を聞かれるか大体分かってるんでしょ? 」
叔父 「 ……お、おう。お前の身体の事だろ? 」
飛山 「 あぁ。 あくまでも、親戚としてでは無く、獣医としての見解を聞きたくてさ。 」
叔父 「 獣医としての見解かぁ。言っておくが、私が分かるレベルなど、たかが知れてるぞ? 」
飛山 「 構わないよ。本当は遺伝子工学の専門家とかに聞くべきなんだろうけど、どうも学者の上層部ってのは、信用ならなくてね。 」
叔父 「 そうか、本当にお前の両親が何をしていたか知っていれば、もっと有意義な話が出来ただろうに。 国家の秘密機関に所属していたお前の両親は、親族だろうが家族だろうが一切の情報の漏えいを固く禁じられていたのでな。 分かってくれ。 」
飛山 「 Labの事? 敢えて詮索はしてないけど、まぁ一般人には到底辿り着けない領域だろうね。 」
叔父 「 そうか、お前なら或いは… 未知過ぎる領域へのコンタクト。 …やはり単独での行動は控えるべきだな、変な事言ってスマン。 」
飛山 「 まぁ いいよ、当面は黒幕じゃなくて、実行犯の闇組織に集中するからさ。 で、オレの身体なんだけど何か分かる? 」
叔父 「 …分かった事は2つ。1つは、お前の身体には、複数のレジェンド級の遺伝子が存在しているという事。 」
飛山 「 何だか、そんな感じはしていたよ。 …今のところプラスの作用しか無いように思うけど、それがマイナスに働いた時、どうなるのか… 」
叔父 「 どのように施されたのかは不明だが、類稀なる遺伝子の宝庫状態だ。クラスメイトが全員売れっ子芸能人どころの騒ぎでは無いぞ。 」
飛山 「 ふーん。それで2つ目は? 」
叔父 「 2つ目は、専門外なので明言出来んが… お前は時空を超える事が可能な特異体質… のようだ。 」
飛山 「 何だ、それ?? 1つ目とは違って、中々考えにくい事象だと思うけど。 」
叔父 「 これは、完全に両親からの遺伝による賜物だな。 両親が得ていた特異体質を継承しているようだ。 この両親の体質が、生まれつきの物なのか、後天的に発生した物なのかまでは分からん。 」
飛山 「 後天的ってのが、ちょっと引っかかるね。途中から覚醒したのか、それとも無理やり発生させられたのか。 」
叔父 「 その辺りは不明だな。しかしお前には、翔と言う主人格をリーダーとして、お前専任の選りすぐりの優秀なコンシェルジュ=遺伝子たちが、がっちりとスクラムを組んで、24時間/365日、全面サポートしてくれていると思え。 」
飛山 「 まぁ 正確には、オレ自身が優秀過ぎて、周りのコンシェルジュ達が慕って くっ付いて来てるって事でしょ? ニヤっ 」
叔父 「 …そうかもしれんな、わっはは。 これだけ選りすぐりの遺伝子が、ケンカもせずに融合している事が奇跡だからな。 」
飛山 「 あと、時空を超えるってのは、ちょっと良く分からないけど、自分の身体だし、色々試してみるよ。 ありがとう。 」
叔父 「 核心を突いたことが何も分からず、スマンかったな。だが、くれぐれも無茶はするなよ。 何かあったら、すぐまた相談しに来い。」
飛山 「 あぁ。 」
翌朝、停めていた自転車に乗って颯爽と帰って行く、飛山。 見送りに来た叔父・叔母が、笑顔で手を振っている。
叔母 「 何だか寂しそうな背中してるわねぇ。ちょっと料理が足りなかったかしら? 」
叔父 「 イヤっ 料理は十分過ぎたと思うよ… あいつは芯が強く、誰よりも賢いヤツだ。何の心配もいらんさ。また遊びに来いよー! 」
( 浮島近くの繁華街、立ち食い焼きピラフ屋にて2人の人影が並んでいる。 )
< ジュー シャワッ シャワッ >
厨房にて、調理スタッフが大量のピラフを炒めている。 次々と注文が入り、慌ただしい様子だ。
< あいよっ 激辛2丁! >
条 「 ………………………………。 」
目を伏せ、スプーンを持つ手が止まっている。
寺野 「 ………………………………。」
メガネを曇らせ、もぐもぐピラフを食べている。 独特なスプーンの持ち方だ。
条 「 …うん、辛ぇっ! ってなんで待ち合わせが立ち食いスタイルの店なんだよ! 打合せもろくに出来ねぇだろが!! 」
寺野 「 え?え? まぁ、はい。 一度食べてみたかったんですよー 」
瞬斗からの依頼があった人探し案件に関して、助っ人として呼んだ相手が寺野であった。いまだ彼の戦闘ポテンシャルについて把握が出来ていない条は、今後繰り広げられるであろう、深い闇との戦いに相応しいかどうかを見極めたいところがあった。相変わらず地下鉄を乗り継ぐと言う公共の交通機関を使って待ち合わせ場所に現れた寺野。そして、打合せ場所として指定した飲食店が、まさかの立ち食いスタイルの店であった。しかしこれが寺野の通常運転である。
条 「 立ち食い …しかも焼きピラフって! なかなかのチョイス力だなぁ! おっさん!! 」
寺野 「 え? お口に合いませんでしたか? でも、これはチャーハンですね、もはや。ナハハ 」
気にしない様子で、もぐもぐと美味そうに食べている。
条 「 んで、もう特殊拳銃には慣れたのか? 」
寺野 「 えぇ。家族にもう一度会うため、たくさん練習しましたから。」
寺野家の裏庭がボコボコに破壊されている画を思い浮かべる。
条 「 …そうか、会えるといいな。( たくさん練習ってエレクトーンかよ )」
寺野 「 それで、今回は人探しですか? どこに行くんでしょう? 」
条 「 まぁ そんなところだ。実際会ってみねぇと、どんな輩かは分からん。ところで寺野のおっさんはテーマパークは好きか? 」
寺野 「 テーマパークですか? 行った事無いですけど、遊園地みたいなものですかね? それなら一度“娘役”の子と行った事が… 」
条 「 “娘役”とか言うなよ!辛気臭ぇな、ったく。 娘でいいだろ。まぁ遊園地みてぇなもんだな。しかも今回限定だが、拳銃も使えるぜ。 ニヤっ 」
寺野 「 えっ そんな危険なアポラクションあるのですか? 怖いなぁ 」
条 「 危険なのは、オープン前の今回だけだ、行くぞ!( …ア”ト”ラクションな ) 」
< バタンッ バタンッ >
条の愛車に乗り込む2人。テーマパーク建設予定の浮島を目指す。< ギュン!ボボボボボ >
【 --- 場面転換して、テーマパーク建設地 --- 夜 】
ディレクター 「 今日も来なかったのか? このままだと、オープンに間に合わんぞ… 」
スタッフ 「 あーっ! 飛山さん、いらっしゃいましたー! 」
ディレクター 「 おぉー 良かったぁ。飛山さぁん、お久しぶりですー 」
飛山 「 ごめん、ごめん。ちょっと別件が立て込んでてさ。 もう遅いし、明日からの作業を確認して今日は終わりましょう。 」
ディレクター 「 そうですね。 いやぁ良かった!これでやっと進められますよ。 ふぅ~ 」
仮説オフィスの会議室に移動し、改めて現在の進捗と今後のスケジュールに関して指揮をとる飛山プロデューサー。 楽しそうに、時々笑みを浮かべている。
ディレクター 「 では、その段取りで行きましょう!今日はお疲れ様でしたー 解散、解散ー 」
飛山 「 お疲れ様でしたー。では、ぐるっと一周見てから帰りますね。 …今夜の動作チェックはハードになりそうだ。 」メガネが光る。
胸を張るがごとく、堂々と浮島に鎮座するテーマパーク。 近々この都市のランドマークになるのは確実だ。 深夜を迎え、建設現場は、必要最低限のライトを残して一つ、また一つと明かりが消えて行く。しばらくして、暗闇に包まれたテーマパークが、オープン前の招かざる訪問者を歓迎するかのように、不気味にその裏口を開き出した。
< ブロロロロォ >
浮島から少し離れた場所に車が止まった。 高性能スコープでテーマパーク建設地を確認している。
寺野 「 うわぁ 何だかスゴイ建物ですねー。これは子供では無い私でもワクワクしちゃいます。 」
条 「 エンターテイメントってのは、夢があってイイもんだな。 まぁ今日は物騒で生々しいアトラクションしか稼働しねぇけど。 」
寺野 「 何ですか、それ? メチャクチャ楽しそうじゃないですかー ナハハ 」
条 「 おいっ どこに食いついてんだよ。。リアルなシューティングゲームになるかもしれねぇってのによ。“痛みモード”ありで、死がゲームオーバーだ。 」
寺野 「 それ、何階にあるんですかね? 色々楽しそうだなぁ 」
条 「 ……………… ソウネ、タノシソウネ。よしっ もう少し明りが消えたら乗り込むとしよう。 」
寺野 「 分かりました。あっ これ食べます? 大噛さん。 」
ウエストポーチから、ごそごそと駄菓子を取り出す、寺野。
条 「 また、イカしたチョイスするじゃねぇか。 にしても堅苦しいな、”条”でいいよ。すっぺ 美味ぇ 」
都落ちコンブを1枚ペロっと舐めるように食べた。
寺野 「 …そんな事言って貰えるなんて。ありがとうございます、じょ、条。 うっ すっぱ 」照れながら昆布を食べる、寺野。
しばし駄菓子を食いながら、潜入のタイミングを伺う条一郎と寺野。海に照り返された明りが一つまた一つと消えて行く。本来楽しみをギューッと詰め込んだ明るく楽しいテーマパークなのだが、オープン前の未完の状態という事もあり、不気味さが際立つ。どんなフードメニューがあるかを想像してセルフで楽しんでいる寺野の傍らで、実は瞬斗の事を心配している様子の条。次第に夜は更け、潜入のタイミングを迎えた。
【 --- 場面転換して、ダークサイド --- 】
闇サイトにてチャットをする、2人の男と見られる人影。 互いに薄暗い部屋で顔を確認する事が出来ない。一見普通のビジネスの話をしているように見えるが、常人には理解しがたい、何やら怪しい取り引きをしているようだ。
謎の人影 「 ところで、うまく行くんだろうな? その道の“プロ”として信頼しているぞ。 」
闇企業(藍) 「 えぇ ちゃんと報酬いただけるなら問題無いですよ。 ハッカーだろうが何だろうが、我々にとっては日常茶飯事ですから。 クックク 」
謎の人影 「 …念のため、3件依頼しておく。こちらの詳細は明かせんが、報酬は心配せんでくれ。 おいっ 」別の人間に振込を指示している。
闇企業(藍) 「 おーおー どこの誰だか存じませんが、太っ腹ですねぇ~ ウチはマネー至上主義なんでね、今度ともお見知りおきを。 クックク 」
プロゲーマー御用達の、近未来ロボのコックピットのようなゲーミングチェアにもたれて足を組み、送られて来た3枚の顔写真を確認している。
マンガや映画の世界で、もはや都市伝説と化している「殺人代行業」 。真面目に話せば話す程笑われそうな話だが、我々が日々日常生活を過ごす そのすぐ裏側で、それらを専門に引き受ける闇企業が、現存する。 一般人では決して辿り着けない、インターネットの深部に潜む “殺人代行系闇企業(藍)” 同業者含め、あらゆる人間からの依頼が絶えない、皮肉にも人気企業だ。依頼する側も依頼を受ける側も闇が濃く、そして深い事は言及するまでも無い。
( その頃、瞬斗は… )
得意の奇策によって時間稼ぎが出来ていた様子の瞬斗だが、それも、そろそろ限界を迎えて来ている様子。ヒットマンに追われ、とっさに公園のトイレに身を隠している、瞬斗。 今回の件に関して、闇サイトへの不正アクセスを繰り返し、情報を収集しているようだ。
瞬斗 「 はぁ はぁ はぁ …ノヤロォ しつこいな。忍者並みの機動力じゃねぇか。。てか何で命を狙われなきゃなんねぇんだよ。」< バスバスバス >
消音拳銃にて、立て続けにヒットマンが発砲して来る。 銃弾で簡単にボコボコと穴が開くトイレのドア。
瞬斗 「 うげぇ公共の施設だろうがお構いなしかよ!! このアホタレーガ!!! ……んギャぁぁあああーーーーー!!! 」< ダダダダダダッ >
公園のベンチに立て掛けてあるエアボード( 見た目はタイヤが付いていないスケボーで、磁力の反発により低空飛行が可能 )を拝借し、必死に逃げる瞬斗。複数ある逃げ道の中から、最適のルートを割り出しながら走行している。 データ分析のスピードが尋常では無く速い。
ヒットマン 「 ………………………………。 」
追跡を一旦諦めたようで、停めていた車に乗り込む。< バタン、ブロロロロォ >
謎の人影 「 < ピピッ > ターゲット見つけました。 今から向かいますぜ。 」
闇企業(藍) 「 おぉイイねぇ。 ちゃんと働いてくれよー クックク。 」
( つづく )
