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オリジナル漫画「scope」原作-4

第4話「 気流弾”Jet”」


「立ち入り禁止」の大橋工事現場にて、対峙する2名のクセあり男たち。目下に蠢く巨大渦潮が、さらに危険度を増す。

とっさに、工事用具入れの裏に身を隠す、条。

条 「 気持ち悪いし、やかましい拳銃だな。< ブラックパンサー961を構える > 牙(Fang)! バンバン!」

< ガキン! ガキン! ガキン!! >
羽ばたき迫る銀バエ弾と、条が放った黒豹の牙が生えた弾丸< ファング >が激しくぶつかり、相殺し合う。互いに一歩も引かぬ、激しい銃撃戦が繰り広げられる。

< ガキン! ガキン! ガキン!! ガキン! ガキン! ガキン!! >

ジレイジ 「 中々やるなぁ。これでどうだ! リンチ! パパパパパパパンっ!! 」

連射し、群集化された銀バエ弾が、条に向けて一斉に襲い掛かる。

BOOOON! BOOOON!! BOOOOON!!!

条 「 チッ! 避け切れねぇ 」

物陰に隠れ、弾丸から背を向けパーカーで身体を守る。ダダダダダっ 完全には守り切れず、数発が被弾し、流血する条。

ジレイジ 「 アハハハ!効いてるようだなー まだまだぁ! リンチ! パパパパパパパンっ!!

再度迫り来る、群集化された銀バエ弾。額から流血している条。

条 「 爪(Claw)! バンバン! 」

黒豹の爪が生えた弾丸<クロウ>が銀バエの群衆を追い払う。しかし。多勢に無勢で、数発程度放ったクロウでは、銀バエの群衆を全弾撃ち落とすのは難しく、数発をまたくらってしまう。< ぐはっ >

ジレイジ 「 しぶてぇヤツだな。 ジワジワと痛ぶるのも悪くねぇが、オレは忙しいんだよ。これでお前も終わりだ。 へへへ 」 “スキャナーマガジン”を親指で操作し、特殊弾丸を選択する 【 排気弾(exhaust)】

拳銃から禍々しいオーラが発せられている。

ジレイジ 「 へへ 汚染ガスをまとった弾丸だ。 とことん汚れろ!鬱羽<ウツハ>! パンっ!」羽ばたく銀バエ弾が汚染ガスを纏って飛んでくる。

とっさに避ける条。外れた弾丸は、橋の床面に被弾した。当たった部分が焼けただれている。 ジュワ~

条 「 !? こりゃマズイな。にしても、きったねぇ。。が、このまま防戦しててもジリ貧でしかねぇな。 <工事用具入れをおもむろに見つめる> ……よしっ。 “スキャナーマガジン”にて特殊弾丸を選択する【 黒影弾(シャドウ)】」

ジレイジ 「 どうしたー? すっかりビビッて出て来れねぇんか~ アハハハ!異臭と共に、跡形もなく葬ってやるよ」

条 「 くらいやがれ! 影走り! バズーン! 」

<下方向に放たれた弾丸が、途中から黒豹形の影に形を変え、ジレイジの足元に向かって地面の中を潜って進む>ジレイジの足元まで来ると、しっぽを出して横回転する黒豹。<グルグルグルんっ>ジレイジの足首にしっぽが巻き付……

< !? >

野性の勘で、異変を察したジレイジは、とっさにジャンプをする。 < グルグルグルんっ > 虚しくも、ジレイジの片足のみに巻き付く しっぽ。

ジレイジ 「 何か仕掛けて来やがったようだが、残念だったなぁー! ハッハハ 」

【影走り】によって両足を捕縛し、ジレイジの動きを封じた上で奇襲を仕掛ける作戦だったが、まさかの失敗に終わった。と同時に、この状況を知らずに、人影が飛び込んで来る!? 拳銃を向けて、待ち構えているジレイジ。まさに狙い撃ちだ。

ジレイジ 「 ニヤっ 終わりだぁ【 無法者の群衆_アウトローズミーティング!】ドドドド!」< 汚染ガスを纏った、銀バエ弾の群衆が、渦を巻いて襲って来る >

無数の銀バエ弾が、飛び込んで来た人影を捉える。 アウトローズミーティングによって、無数の轟音と悪臭が充満している。徐々に汚染ガスが晴れて来る。無残にも、うつ伏せ状態で倒れている条… パーカーコートは焼けただれ、ピクリとも動かない。敵の最期を確認しようと近づいてくるジレイジ。


ジレイジ 「 おーい ちゃぁんとくたばったか? へへヘ  ……………ん?」


< !? >

条一狼では  …………………  ない!?

それは、パーカーコートを着せられた工事用のシャベルであった。

瞬間! ジレイジの背後の海から、白鳥の舞いのポーズで勢い良く飛び出してくる条。ザパぁ―――――――ン!!! 飛び出した勢いで、ジレイジにパンチを食わらせ倒す。そのまま馬乗り状態になる。

条 「 ぜぇ ぜぇ ぜぇ~ 甘かったな。舐め過ぎだ、オレを。」

ジレイジ 「 くっ だがどうやって、渦潮の激流を泳いで来たってんだ。。?? 」



【 —- 回想 —- 】


< 工事用具入れを見つめ何やら考えている、条。しばし考えた後、何か名案が思い付いたような表情になる。>おもむろに、工事用具入れの中からシャベルを取り出して、自分が着ていたパーカーコートを着せている。

条 「 よし、上等だ。 今日からお前が大噛条一狼だ。 」

【影走り】を放った後で、パーカーコートを着せた工事用のシャベルを、ジレイジがいる方向に力いっぱい投げ付ける。 と同時に、 “スキャナーマガジン”を親指で操作し、特殊弾丸 【気流弾(Jet)】に切り替えて、海に飛び込んだ。< Jetにて「爪」を放ち、海の中を猛スピードで進む >

そして、橋の下をくぐり、反対側のジレイジサイドの海から、ザパッと現れた。 …っていう訳だ。


橋下をくぐり、反対側の海から飛び出して来た条が、ジレイジにパンチを食わらせ、そのまま馬乗り状態になっている。

条 「 はぁ はぁ どうだよ?今の気分は。欺かれた人の気持ちが少しでも分かったか! 」< 見下ろすジレイジの顔に海水が滴り落ちる >

ジレイジ 「 へっ 知るかよ。いつでも騙される方が悪ぃんだ… クソっ! 」< 馬乗り状態でロックされ、身動きが取れないジレイジ >

条 「 ひとつだけ質問だ。 助かりたいなら答えろ。 」

ジレイジ   「 ……………………。 」

条 「 …ダイアナは元気か? 」

ジレイジ 「 ダイアナ?  何のことだ? 」

条 「 <このリアクションは、本当に知らないようだな> …そうか、じゃ終わりだな。 」

ジレイジ 「 おい!答えただろ? 本当に知らねぇんだよ。雇われ用心棒だって言っただろ? 早く助けろ! 」

条 「 ……… わかった。 」

条が気を緩めた一瞬の隙に、拳銃を取ろうとするジレイジ。< ガッ >ジレイジの手首を抑えつける。

条 「 オレを舐め過ぎだ、つったろ? 闇の住人なんぞ誰が信用するか。キサマは絶対に許さん。」

ジレイジ 「 ……… じょ、冗談だよ へへ 」

条 「 せめてもの慈悲だ。恐怖も痛みも一切感じさせず、一瞬で逝かせてやるよ。超至近距離からの 噛(Bite)だ。 」

< 重いトリガーに力を込め、中間地点まで引いてキープする。パワーがチャージされて行く。 ※拳銃のあらゆる隙間から、激しく蒸気が噴出してくるイメージ > プシュワワワワワワ!!!!

ジレイジ 「 …… まっ 待てっ! やめろぉぉぉおおおおーーー!! 」

条 「 【容赦無い噛み劇_瞬豹<シュンピョウ>!】」

容赦無い噛み劇_瞬豹を放つ、条

ドガァー!!!!


< トリガーを全て引き切り、ため込んだパワーを一気に放出する >


< 放たれた瞬間、気流弾のジェット噴射と共に、牙をむき出しにした黒豹が大口を開け ターゲットの頭を噛み千切るように被弾。(=大爆発)>被弾したジレイジの顔面は、ズタボロの真っ黒こげ状態に。※フルパワーで撃つと反動で自身も大ダメージを受けてしまうので、少し手加減した様子。

条 「 はぁ はぁ …あっ 忘れものだ。 」  < 握り潰され、より歪な形になった、おっさんの金歯をはめる >


< ビューー! ゴゴゴゴォーー! >

吹きすさぶ強烈な海風と、豪快にうねり狂う巨大渦潮。

闇の用心棒、ジレイジとの戦闘に勝利した条一狼。ずぶ濡れ&ボロボロの状態で橋の上にあぐらを掻き、座り込んでいる。

条 「 ぜぇ ぜぇ ぜぇ 用心棒かぁ。。あのモヒカン、思った以上にタフだったな。 」< 倒れているジレイジを見ながら戦闘を振り返っている >

グラウンドの状態で、アルティメットハンマー=頭部への膝蹴りを何発も食らっても、ほぼノーダメージでケロッとしているジレイジを回顧。 < 冷や汗を掻く、条 >

条 「 それと… この巨大渦潮 < 海に飛び込み、気流弾/Jetにて海の中を猛スピードで進んでいる時、渦潮の中心を見て【⁉】となっている > …まぁいい、後回しだ。 やっと掴んだ闇企業(赫)の手掛かりを無駄にする分けにはいかねぇ。あの変な釣り人も気になるしな。」

幹部らが乗った車を追い掛けるための情報が欲しかったが、瞬豹を食らい、完全にノックダウン状態になっているジレイジから詳細を聞くことが出来ない。

未知との戦いとは、まだ見ぬ”恐怖”そのものとの戦いとなるため、力が入り過ぎる事がデフォルトになり、中々手加減する事が出来ない。。…何か手掛かりが無いかと、ふと周辺を見渡すと、ジレイジが所持していた、銀蠅型拳銃 「ペスト」が落ちている事に気付く。

条 「 おっ これなら足が付きそうだな、情報屋に照合させよう。…にしても… うげっ キっタねぇ 」

< 牛乳を拭いた後の雑巾を持つかのように、拳銃の先端を人差し指と親指でつまんで持つ。むろん逆の手は鼻をつまんでいる 。>

戦闘で消耗した体力と汚染ガスによる嗅覚からの爆撃により、よろよろと路面店のメインストリートへと消えて行く、条。



【 --- 場面転換して、条一狼の自宅=屋上付きの2階建ておんぼろアパート --- 】



情報屋 「 おっ 帰ってきやがったか。 」

<バタンっ> 車から降りて来る、ボロボロな姿の条。

条 「 おぉ ちょうど良かった。早速で悪いが、こいつの出所を探ってくれねぇーか? 」

< 銃先をつまみながら、銀蠅型拳銃 「ペスト」をヒョイっと投げる  >

情報屋 「 えらくやられたみてぇだな、大丈夫か? うぐっ。。汚ぇ  おまえ これって、闇の代物じゃねーか。」

条 「 ご名答だ、流石だな。 こいつは、人身売買系 闇企業(赫)が落としていった拳銃だ。 何としてもヤツらのアジトを割り出して欲しい。 」

情報屋 「 …ついにここまで来たか。 おう、任せろ。 やばそうな案件ほど、腕が鳴るってもんだ。 」

条 「 それと、闇の用心棒についても調べてくれ。すぐに出られるよう、ちょい休む。」

< 部屋に帰り、バタリと倒れ込むと同時に気絶するように爆睡する >

情報屋 「 …… 後は任せろ。ゆっくり休めよ、条。 …復讐のためだけの人生って、そりゃねぇよなぁ 豹尾よぉ。。」

< 老婆心ながら、条を心配している様子の情報屋 >

( つづく )



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