結婚相談所の開業は儲からない?収入と費用のリアル
「結婚相談所は儲からない」と聞いて、迷っている人へ
「結婚相談所 開業 儲からない」——そう検索して、このページにたどり着いた人もいるかもしれません。
これから始めようという人には、いちばん気になる話ですよね。
そこでこの記事では、収入と費用の中身を、できるだけ正直に並べます。
そのうえで、「儲からない」と言われるのはなぜか?
どういう人が伸びて、どういう人が伸び悩むのかまで踏み込んで、IBJに加盟した場合を例にお伝えします。
「儲からない」と言われるのは、なぜだろう
先に、ネガティブな評判の正体を見ておきます。理由は主に3つです。
① 会員さんは、待っていても集まらない:
集客に力を入れないと売上が立ちません。IBJも公式の開業ブログで、「行き詰まってしまう方の多くが、集客がうまくいかないことを理由に挙げている」と説明しています。つまずく人がいちばん多いのはここです。
② すぐに大きくは稼げない:
月会費や成婚料が積み上がる"ストック型"なので、立ち上がりには時間がかかります。最初の数ヶ月の薄さだけを見て「儲からない」と感じてしまう人もいます。
③ 続けられるかどうかで差が出る:
加盟しただけで自動的に儲かる仕事ではありません。集客と会員フォローを地道に続けられた人が、成果につなげています。
どれも「置いておけば儲かるはず」という前提が外れたときに起きること。では実際の数字はどうなのか、順番に見ていきます。
収入は「積み上がるお金」と「まとまったお金」でできている
結婚相談所の収入は、主に5つの入り口からできています。下は、IBJ本部がガイドラインとして示している価格例です。実際の価格は、各オーナーが本部と相談しながら自由に設定できます。
入会金:3万円ほど(入会のとき)
活動サポート費:7万円ほど(入会のとき)
月会費:1万円ほど(在籍している間、毎月)
お見合い料:1回ごと(無料〜5,000円程度。設定するかどうかもオーナー次第)
成婚料:20万円ほど(ご成婚での卒業のとき。いわば成功報酬)
※いずれも税抜の価格例です。
大事なのは、毎月の月会費という「積み上がるお金」と、成婚料という「まとまったお金」が組み合わさっていること。
言いかえると、始めてすぐは薄く、会員さんが増えるほど土台がじわじわ厚くなる構造です。
「1年目からドンと稼ぐ」ではなく「積み上げていく」仕事だと知っておくと、期待値のズレを避けられます。

出ていくお金は、思ったよりシンプル
入ってくるお金だけでなく、出ていくお金もそろえておくと判断しやすくなります。
まず、加盟時に一度だけかかる費用。IBJの場合、加盟金は個人で200万円、法人で400万円(いずれも税抜)です。
この個人と法人の違いは、「どちらのプランで加盟するか」という入口の違いです。あとから法人化したときに、差額をあらためて取られるようなものではありません。
はじめは個人で小さく始めて、事業が育ってから法人化する、という進め方もできます。
なお、この加盟金には立ち上げ研修の費用も含まれていて、保証金は不要。分割払いにすれば、自己資金11万円ほどからでもスタートできます。
毎月かかるのは、本部へのシンプルな費用だけです。
IBJネットワーク月会費:1万5,000円(+婚活カウンセラー1名あたり3,800円)
新規会員の登録費:1名あたり2,000円
会員活動費:1名あたり750円
売上に対するロイヤリティは0円。増えた売上が手元に残りやすいのは、この仕事の大きな特徴です。
そして見落としがちなのが、税金と保険料。
会社員時代は給与から天引きされていて意識しにくいですが、独立後は自分で納めます。とくに住民税や保険料は前年の収入をもとに計算されるため、開業1年目は手元の資金に余裕を持たせておくと安心です。
結局、何人集まれば黒字になるのか
「儲かる・儲からない」を分けるのは、突きつめると損益分岐です。
自宅を拠点にする場合、毎月かならず出ていく固定費は、本部へのネットワーク月会費くらい。オーナー一人なら、1万5,000円に婚活カウンセラー1名分の3,800円を足した、月およそ1万9,000円です。
月会費を1万円に設定するなら、IBJは会員2名で毎月の収支が黒字ラインに乗る、としています(目安)。
さらに、加盟金という初期投資も、個人開業なら会員5〜6名で回収できるのが目安。本業として成り立つ目安は、会員30名超です。
つまり、大きく損をしにくい一方で、大きく伸ばすには会員さんを増やし続ける必要がある、というのが実際のところです。
では、どのくらい伸ばせるのか
IBJが公式に示しているモデルケースで見てみます。
副業・週末スタイルで会員20名 → 年間売上600万円ほど、粗利は約550万円(粗利率93%)
本業として会員50名 → 年間売上1,380万円ほど、粗利は約1,307万円(粗利率95%)
仕入れも在庫もないサービス業なので、売上が伸びるほど手元に残る割合が高くなるのが特徴です。
ただし、これはあくまでモデルケース。運営の仕方・会員数・地域・集客状況によって変わり、特定の金額を保証するものではありません。
「儲かる人」と「伸び悩む人」を分けるもの
ここまでの数字をまとめると、この仕事のお金の性格が見えてきます。
固定費が小さいので、大きく損はしにくい
ロイヤリティ0円なので、増えた売上が手元に残りやすい
ただし収入は積み上げ型なので、伸ばすには会員さんを集め続ける必要がある
だから、伸びる人と伸び悩む人を分けるのは、才能でも運でもありません。
会員さんを集める手を止めないこと。そして、無理のないペースで長く続けること。
この2つがものを言います。
参考までに、IBJが公表している事業継続率は約97%。固定費が軽いぶん「赤字で続けられなくなる」事態が起きにくい構造だと読み取れます。
裏を返せば、集客と継続に手を打てれば、儲けの土台は着実に育てられます。集客のはじめの一歩と、実際の働き方は、それぞれこちらで具体的にお伝えしています。
まとめ:「儲からない」の正体は、期待値のズレ
「結婚相談所は儲からない」という言葉の多くは、「自動では儲からない」という意味だと考えると、しっくりきます。
固定費が軽く、ロイヤリティもかからない。だから大きく損はしにくい。
その代わり、会員さんを迎え、活動を支え続けることで、収入がじわじわ積み上がっていく仕事です。
自宅で小さく、リスクを抑えて始められる。そのうえで、続けた人に土台が残る。
数字で中身をつかんでおけば、「儲かる・儲からない」の話に振り回されずに、自分の場合はどうかを冷静に考えられます。
お金の面から見ると、結婚相談所は小さく始めて、大きく育てていくのに向いている仕事です。
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出典・データ詳細
本記事の料金・費用・収益モデル・事業継続率などの数値は、IBJ開業サイトの公表情報にもとづきます(価格例・モデルケースを含み、金額・数値は変動する場合があります。最新は公式でご確認ください)。
主な出典:IBJ開業サイト https://www.ibjapan.com/kaisetu/ (「収益・売上構造」「開業資金」「IBJネットワーク」の各ページ)
本記事は、IBJ開業サイトで公開している情報やデータをもとに、Note読者向けに再編集したものです。
